乳製品不使用!お豆腐で作るアップルシナモンケーキのレシピ|管理栄養士ママが作るヴィーガンスイーツ
前回の記事:管理栄養士ママが作るヴィーガンスイーツ|香ばしナッツと黒胡麻のオートミールクッキーレシピ
こんにちは!管理栄養士のYukineです。
日に日に寒さが増し、リンゴがおいしい季節になりました。
お店にも色々な品種のリンゴが並んで、選ぶのも楽しいですね。
ヴィーガンスイーツレシピ最終回となる今回は、旬のリンゴとお豆腐を使ったアップルシナモンケーキのレシピをご紹介します。
お豆腐でできた濃厚なフィリングに、甘酸っぱいリンゴ、そしてシナモンのあま~い香り。
レアチーズケーキのような、ヨーグルトケーキのような濃厚な味わいですが、もちろん卵も乳製品も使いません。
今回も混ぜて焼くだけの簡単レシピなので、ぜひリンゴがおいしいこの季節に試してみてください!
お豆腐のアップルシナモンケーキ
〈材料〉(15㎝丸型1台分)
・ボトム
薄力粉 30g
全粒粉 20g
クルミ 10g
白胡麻油 大さじ1.5
アガベシロップ(メープルシロップ) 大さじ1.5
シナモン 適量(多め)
塩 ふたつまみ
・フィリング
リンゴ 1/4個
木綿豆腐 1丁(約360g)
カシューナッツ 30g
薄力粉 30g
アガベシロップ(メープルシロップ) 大さじ5~
レモン果汁 大さじ5
白胡麻油 大さじ3
味噌 大さじ1
〈準備〉
・カシューナッツは一晩水に浸しておくか、お湯に30分程度浸しておく。
・豆腐は水切りする。
・型にクッキングペーパーをしくか、油を塗っておく。
〈作り方〉
1.ボウルにボトム用の薄力粉、全粒粉、刻んだクルミ、シナモン、塩を入れてよく混ぜる
2.白胡麻油、アガベシロップも加えて混ぜる。
3.型にしきつめて、180℃のオーブンで18分焼く。
4.フードプロセッサーに、リンゴと薄力粉以外のフィリングの材料を入れて、なめらかになるまで撹拌する。
味を見て、甘味が足りなければアガベシロップ(メープルシロップ)を加えて、再度撹拌する。
5.ボウルに移し、薄力粉を加えて木べらでさっくりと混ぜる。
6.半量を型に流し、スライスしたリンゴを並べ、残りのフィリングを入れる。
7.型の底を数回打ち付けて空気を抜き、180℃のオーブンで40分程度焼く。
8.粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やしてできあがり。
コクの秘密はカシューナッツと味噌
植物性素材だけとは思えないほど、濃厚な味わいの今回のケーキ。
そのコクの秘密は、カシューナッツと味噌です。
カシューナッツは、すりつぶしてカシューバターとして使われるほど、バターのような旨味と甘味があります。
またカシューナッツには、ヴィーガンの食事に不足しがちな「タンパク質」「鉄分」「亜鉛」が豊富に含まれています。
お豆腐をベースとした今回のケーキでも、カシューナッツを加えることで、お豆腐の豆っぽさを抑え、味に深みを出してくれます。
さらに、味噌を加えるとチーズのようなコクがアップ。
味噌は出来上がりの色にも影響してくるので、できれば白味噌や合わせ味噌など、あまり色が濃くないものが良いと思います。
また、油にはクセのない白胡麻油がおすすめ。
素材の味を生かした上品な味に仕上げてくれます。
お豆腐で栄養満点! お腹も満足!
お豆腐には、ヴィーガンの食事で意識して摂りたい栄養素である「カルシウム」が多く含まれています。
そのまま食べてもおいしいお豆腐ですが、他の素材とも馴染みやすく、ケーキの材料としても万能です。
今回、直径15cmの小さめの型を使用しましたが、大豆は畑のお肉と言われるだけあって、一切れでもボリューム満点。
18cm型を使用する場合は、ボトムだけ2倍量にし、フィリングは15cm型と同量で良いと思います。
あまり高さのないケーキにはなりますが、見た目にもお腹にも十分なボリュームになります。
冷蔵庫でしっかり寝かせてさらにおいしく
今回のケーキをよりおいしく食べるポイントは、冷蔵庫でしっかり寝かせること。
半日以上、できれば1日程度しっかり寝かせてください。
水分が全体になじんで、しっとりおいしいケーキになります。
日持ちは、冷蔵庫で2~3日程度。
リンゴの代わりにラム酒漬けレーズンや、黒豆などを入れてもおいしいと思います。
ボトムだけ焼いて、クッキーとしても楽しめますよ◎
クッキーにする場合は、生地を薄くのばした後、包丁でお好みのサイズに切れ込みを入れてから焼きます。
冷めたら、切れ込みに沿ってパキパキ割ると、簡単クッキーのできあがり。
レシピは甘さ控えめになっているので、お好みで調節してください。
ヴィーガンおやつで心も身体も健やかに
お豆腐もリンゴも、普段はそのまま味わうことが多い食材ですが、たまにはこうしてケーキに変身させてみるのもいいですね。
娘も、「お豆腐ケーキ! お豆腐ケーキ!」と大喜び。
ヘルシーな食材だからと、ついつい親子で食べ過ぎてしまうこともありますが……。
さて、ヴィーガンスイーツシリーズは今回で最終回となりましたが、いかがでしたか。
動物性素材や白砂糖を使わない、できるだけお家にある食材で、簡単に作れるレシピをご紹介しました。
ヴィーガンレシピは、身体への負担が少なく、幼い子供にも安心してあげられるのは、母として何より嬉しいところです。
我が家は、お昼寝起きの不機嫌な娘と、ヴィーガンレシピのパンケーキ編でも紹介した「バナナパンケーキ」を焼くのが日課になりつつあります。
焼きあがる頃には、にっこにこ!
ぜひ、ヴィーガンの食事をしている人も、そうでない人も、いつものおやつにヴィーガンレシピを取り入れてみてください。
きっと心も身体も満たされるおやつ時間になると思います。
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