アロマオイルの使用期限はどのくらい? 使い切れなかったら掃除に活用!
みなさんこんにちは、アロマライターのayakoです。
植物の香り、楽しんでいますか?
バタバタと忙しくしていると、つい呼吸も浅くなって身体も戦闘モードになりがちです。
植物の天然の香りは、呼吸を深くして芳香成分を脳まで届けてくれるので、自律神経を整えるのにも最適ですよ。
心身のバランスが乱れやすい夏の時期や、これからの季節の変わり目に向けて、お気に入りの香りを常備しておくのがおすすめです^^
しかし、芳香浴だけで使用しているとなかなか減らないのがエッセンシャルオイル……!
今回は、エッセンンシャルオイル(精油)の使用期限と、期限までに使い切れなかったエッセンシャルオイルの使い道についてまとめてみようと思います。
目次
精油の使用期限は?
通常、柑橘系の精油は半年以内。
それ以外の香りは1年以内が使用期限と言われています。
開封前のものは、精油の瓶に使用期限が明記されているのでその期間までに使いましょう。
精油の種類にもよりますが、未開封のものはだいたい5年くらい先の期限が明記されています。
みなさん、一瓶の精油はどれくらいの期間で使い終わりますか?
用途や香りによって、その期間はかなりばらつきがあるのではないかと思います。
とくに季節にあわせた香りなどは、1シーズンで使い切れないことが多く、季節が移り変わっても残っているのではないでしょうか?(筆者はそうです^^;)
例えば、花粉症・風邪が流行する乾燥した時期のティートリーやユーカリ、湿気のある夏の虫除け時期のレモングラスやシトロネラなど……
季節にあわせた精油のほかにも、香りの好みが変わってしまって使用頻度がなかなか後回しになっている精油なども、使い切れず残ってしまいがちです。
ミニサイズの購入や開封日のメモなど、精油を使用期限内に使い切るコツ
アロマテラピーを約7年取り入れている筆者でも、一瓶使い切るのには時間がかかります。
アロマクラフトで頻繁に使用する精油は別としても、その日の気分で芳香浴に使ってみる、程度の使用頻度だと、あっという間に半年以上は経過しています。
そのため、購入した精油はなるべく使用する直前に開封をするようにしてください。
新しい香りを購入すると、おうちですぐに香りを試してみたくなりますが……
実際使用する時の開封が望ましいです!
また、あまりたくさん使う予定のない精油、初めて買う精油は一番小さいサイズから試しに購入してみてください。
小さいサイズをすぐに使い切ってしまった場合は、次からひとつ大きいサイズの瓶を購入する事をおすすめします。
ちなみに、こちらの写真は生活の木のエッセンシャルオイル瓶です。
左の小さいサイズが3ml、右の大きいサイズが10mlです。
金額としては10mlサイズのほうが割安なのですが、「試しに使ってみたい」「季節のアロマクラフトに加えたい」など普段使いしていない精油は3mlサイズでもしばらく使えるのでおすすめします。
3mlのボトルはすごく小さく見えますが、たまにしか使わないのであれば数ヶ月は持ちます。
筆者も、アロマクラフトで使用するときや普段あまり選ばない精油を使用したい時などに購入しています。
個人的にラベンダーの香りは自宅で使う事も多いですし、夏場のアロマクラフトに加える事が多かったので写真右側の10mlを買いましたが、たっぷり使ってもまだまだ残っています。
それから、開封年月日を瓶に記載しておくこともおすすめですよ。
しばらく使っていなかった精油でも、年月日を記しておけば使用期限も一目瞭然ですね!
しかしながら開封日を書こう書こうと思いつつ、開封から日数が経過してしまい「あれ、いつ頃買ったんだっけ……?」となってしまうこともアロマあるあるなのですが^^;
開封と同時にメモしておくことをおすすめします。
開封後、時間が経つとどう変化するの?
精油は揮発性のため、香りはだんだん空気中に蒸発してしまいます。
そのため、開封後時間が経過すると植物の成分が劣化していきますし、香りもだんだんと薄くなっていきます。
とくに柑橘系のオレンジやレモンなどの精油は特に揮発するのが早く香りがとびやすいため、ほかの精油よりも短い期間で使い切る事をおすすめします。
使用期限が過ぎた精油の使い道は? そもそも期限が切れたものって使っていいの?
精油の香りや効能を十分に体感するためには、もちろん使用期限内で使っていただく事が一番でしょう。
しかし使用期限が切れてしまった精油でも、一切使用禁止! とされているわけではないのです。
もちろんですが、肌に触れるような使用法は避けてください。
精油の成分が変化して皮膚刺激をもたらすなどの危険性があるので、古くなった精油をスキンケアなどのアロマクラフトに使用するのはやめましょう。
それでは、使用期限が切れてしまった古い精油は、どのように活用したらよいのでしょうか。
使い道いろいろ! 古くなった精油の活用法
先ほどの通りですが、基本的に「肌に触れない使用法」であれば問題ないとされています。
もちろん香りや効能も劣化してしまっていますが、多少は精油の効果が期待できるでしょう。
簡単! 手作りディフューザー
筆者のアロマ仲間の方に教わった方法です^^
古くなってしまった複数の香りをブレンドして、無水エタノールと混ぜ合わせ竹串などを挿したら完成です。
基材をまぜるだけでとっても簡単です!
残っている精油をまぜるだけなので、正直分量などは細かく決まっていませんが、下記に分量を計って作成した手作りディフューザーをご紹介します。
《手作りディフューザー基材》
・空き瓶
・竹串 3〜6本くらい
・無水エタノール 30ml
・精油 50〜60滴
作り方は、最初に無水エタノールをビーカーなどで計り、瓶に注ぎます。
次に精油を瓶に加えていき、最後に竹串を挿してくるくる混ぜれば完成!
竹串は100円ショップで購入できます。
簡単にできますね^^
香りがあまりしないときは、一度挿した竹串を上下逆さにしてみると精油が染み込んだ側面が上になるので香りやすくなりますよ。
空き瓶はアロマクラフト用の遮光瓶でもいいですし、もともと市販のディフューザーに使用されていた瓶などでも、なんでもOKです。
今回は無水エタノール30mlで作成してみましたが、50mlで作成するときはおおよそ80〜100滴くらいが目安です。
香りの強さなどを試しながら、精油の分量は調整してみてくださいね。ただ、不要な古い精油であれば、香りも弱くなっているので多めに混ぜても問題ないでしょう。
そしてお気づきのように、手作りディフューザーは精油を大量に使用します。
また、それぞれの香りに相性はあるものの、ブレンド禁止とされている組み合わせはないので、お持ちの精油をお好みでブレンドしてみてください。
玄関やトイレ、リビングや寝室など、香りによって置き場所も変えてみるといいかもしれませんね。
柑橘系の精油はお掃除に
柑橘系の精油やスッキリとした香りの精油はお掃除に使用するのがおすすめです。
汚れを落としやすくするだけでなく、抗菌や虫除けの効果も期待できたり、天然成分で環境にも優しいなど、アロマのお掃除は一石二鳥ですね♪
例えば簡単な方法だと下記のようなお掃除方法があります。
いくつかご紹介しますが、アロマでのお掃除方法についてはこちらの記事でも詳しく紹介しているので、興味のある方は参考にしてみてくださいね。
掃除機に
掃除機用のゴミ袋にレモングラスやユーカリなどの香りを垂らしたり、細かくちぎったティッシュに精油を染み込ませて掃除機で吸い込むことで、排気口が良い香りに!
ペパーミント、ラベンダー、レモングラスなどが特におすすめで、ダニや虫などが嫌う香りとも言われていますので、良い香りとともに虫除け対策にも。
キッチン周りに
オレンジやレモンなどの柑橘系は、よく台所用洗剤にも使用されていますよね。
汚れ落としに特におすすめなのはオレンジスイート。
無水エタノールや水道水と混ぜてシンク用のスプレーにするなどの使い方がおすすめです。
スプレーを作るまでが面倒だったら、精油とエタノールを少しずつ垂らして布巾などで拭き取ってもOKですよ!
拭き掃除に
筆者もついつい手軽なモップ式での床掃除が多くなってしまいがちですが、週末などはおうちの拭き掃除をしっかりやりたいところ!
洗面器やバケツにぬるま湯を張って、精油を2、3滴加えます。
そこで雑巾をしぼればOKです。
筆者は重曹を小さじ1程加えたりもします。
ラベンダー、ティートリー、ユーカリ、ローズマリーなど抗菌作用の期待できる精油を使用するといいでしょう。
注意点として、香りのついている精油は色移りしてしまう可能性がありますので少量をしっかり溶かして使用するか、目立たないところで試してから使用してくださいね!
無色の精油は、雑巾にそのまま垂らしても◎。
スプレーに
空間用の消臭スプレーや虫除けルームスプレーなども、多少使用期限が過ぎている精油でも混ぜてしまいます。
抗菌作用のあるレモンやオレンジ、ペパーミントやユーカリ、ティートリーなどの精油があれば混ぜてみましょう。
筆者は、夏の虫除けスプレー用に購入したシトロネラを活用し、窓際や玄関先で使用しています。
ルームスプレーも、精油をいくつかブレンドできますので、好みの精油に古い精油を少し混ぜてみてもいいですね!
さて、いかがでしたでしょうか?
実際に筆者も、引っ越しや大掃除などで手持ちの精油瓶を整理したいとき、手作りディフユーザーを作ってみたり、拭き掃除やキッチン周り、ゴミの消臭などで古い精油を使い切りました!
アロマクラフトなどを作成すると新鮮なうちに精油を使い切りたいとは思うのですが、精油は少量でも植物の成分が濃縮されているので、あまり多量には使いません。
そのためどうしても使い切れない精油もあります。
購入した精油をできれば期限内に使い切れるようなコツと、期限が切れてしまった精油の使用方法をご紹介しました。
みなさんのアロマライフが、より快適なものになりますように♡
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