こんにちは!秋が恋しい管理栄養士のYukineです。
毎日毎日、暑いですね。
このうだるような暑さの中、先日我が家は引越しをしました。
もともと、物は少ないほうだと思ってはいましたが、いざ引越しとなり整理してみると、出るわ出るわ、いらない物や、なんだかよく分からない物。
これを機に、バッサリと捨てました。
「無くてもよいものはいらない」「必要なものを必要なだけ」「収納スペース以上に物を持たない」我が家の整理整頓3カ条を、再確認しました。
そんなこんなで、我が家にはテレビもエアコンもありません。
今どき、ドン引きされてしまうこともしばしばですが、案外快適なものです。
さて、シンプルな暮らしはモノに限ったことではなく、食べ物においても同じく。
普段わたしはお肉も魚も何でも食べますが、ベジタリアンに近い環境で育ったことや、素朴でシンプルな料理が好きなこともあって、自然とヴィーガンメニューになっていることもよくあります。
ヴィーガンメニューというと、あれもこれも使えない、どこか窮屈で味気ないイメージがあるかもしれませんが、素材を選んだり盛り付けを工夫するだけで、見た目にもお腹にも十分満足のいくものになります。
今回から4回にわたって、ヴィーガンスイーツレシピをご紹介します。
普段ヴィーガンの人や、ちょっと身体を休ませたい人、そしてお子さんに身体にやさしい手作りおやつをあげたいママに、ぜひお役立ていただけたらと思います。
ヴィーガンについての詳しい内容は、こちらから↓
話題の「ヴィーガン(ビーガン)」って?ベジタリアンとの違い、人気店を紹介!
簡単におさらいすると、ヴィーガンは動物愛護や美容と健康などの理由から、肉、魚、卵、乳製品など、動物性由来のものをいっさい使用しません。
第1回目の今回は、夏にぴったり「パインとあま酒のひんやり2色ゼリー」をご紹介します。
ジューシーな果肉入りで、パインとあま酒の甘みだけで作るさっぱりとしたゼリーです。
パインとあま酒のひんやり2色ゼリー
<材料>(6カップ分)
・パインゼリー
パイナップル 輪切り2枚
水 100cc
粉寒天 2g
パイナップルジュース 300cc
・あま酒ゼリー
水 100cc
粉寒天 2g
あま酒 270cc
<作り方>
1.パイナップルを刻んで、器の底にしく。
2.パイナップルゼリー用の水と寒天を小鍋に入れて混ぜ、底からグツグツわいてくるまで、混ぜながら中火で加熱する。
3.パイナップルジュースを少しずつ加え、3分程度加熱しながら混ぜる。
4.粗熱が取れたら、1に入れて冷蔵庫で冷やす。
5.あま酒ゼリー用の水と寒天を小鍋に入れて混ぜ、2と同様に加熱する。
6.あま酒を少しずつ加え、3分程度加熱しながら混ぜる。
7.粗熱が取れたら、4の表面が固まっていることを確認してから、そっと加えて冷蔵庫で冷やす。
8.冷やし固まったら、お好みでパイナップルやミントを飾ってできあがり。
ポイント1. ヴィーガンゼリーは寒天で簡単においしく!
ゼリーに欠かせない凝固剤。
一般的なのはゼラチン、または寒天ですよね。
ゼラチンは、牛や豚などの骨や皮に含まれているコラーゲン(たんぱく質の一種)からできているため、ヴィーガンレシピでは使用しません。
ヴィーガンでなくても、ゼラチンを溶かすときのあの独特の匂いが苦手という方は、多いのではないでしょうか。
また、ゼラチンはたんぱく質のため、たんぱく質分解酵素を含むパイナップルやキウイフルーツなどを生のまま加えると、固まらなくなってしまいます。
そこで今回使用したのは、寒天です。
寒天の原料は、テングサやオゴノリといった海藻なので、たんぱく質分解酵素を含む果物を入れても、しっかり固まります。
さらに、寒天はそのほとんどが食物繊維でできているため、便秘解消やコレステロールの減少にも役立ちます。
食物繊維には吸水力があり、水分を吸うとかさが増えるため、少量でも満腹感を得られるのもうれしいところですね。
寒天で作るゼリーは、ゼラチンで作るものに比べて固いイメージがありますが、寒天の量を調整することで、ゼラチンのようなぷるんとしたゼリーにすることもできます。
ポイント2. 牛乳の代わりにあま酒を使ってみよう!
今回、子どもも喜ぶように2色ゼリーにしようと思ったのですが、フルーツゼリーに合わせるのに、何を合わせるとよいかな~と少し悩みました。
なんとなく、ミルクゼリーのようなものを頭に浮かべていたので、牛乳の代わりになるもので考えてみました。
豆乳だと甘みが欲しくなりそうだし、ナッツミルクはわたしの住む町では手に入りにくく……。
そこで思いついたのが、あま酒でした!
あま酒で作るゼリーは、ほのかな甘みに酵素飲料ならではの、まろやかさがあります。
あま酒は、加熱すると酵素やビタミンの多くが失活してしまうので、そのまま飲むのが一番ですが、たまにはこんな使い方もありかな~と思います。
もちろん、酒粕にたっぷりのお砂糖で作られているものではなく、米糀で発酵して作られた、自然な甘みのあま酒を選んでくださいね。
りんごジュースでも◎ 甘みを追加したいときはメープルシロップで
今回は、パイナップルとあま酒の組み合わせにしましたが、パイナップルが手に入らないときは、リンゴジュースで作るのもおススメです。
甘酒だけでゼリーにする場合は、少し物足りなさが感じられると思うので、お好みでメープルシロップなどをかけるとよいと思います。
ちなみに、既製品のゼリーには、必ずといってよいほど増粘多糖類や香料、着色料などの添加物が入っています。
おうちで作れば、添加物に頼る必要はなく、素材そのものの美味しさを味わうこともでき、ひと手間かける価値はあると思います。
1種類のジュースだけで、大きなバットにまとめて作る簡単バージョンもいいですね!
ひし形などに切って器に盛るだけで、キラキラひんやりゼリーに、子どもたちも喜んでくれます。
<今回使用した主な材料>
【商品名】かんてんクック
【価格】1017円(税込)
【内容量】4g×20袋
公式サイト
【商品名】糀甘酒
【価格】3500円(税込)
【内容量】1000ml×6本入
公式サイト
作ってたのしい!食べておいしい!身体にやさしい!
うれしい3拍子がそろった、ヴィーガンスイーツレシピ。
外食や既製品の味に慣れていると、どこか物足りなく感じるかもしれません。
実際、今回のゼリーも夫にはちょっと物足りなかったようですが、普段味の濃いものはまだ口にすることのない2歳の娘は、おいしそうにバクバクと食べていました。
味覚は個人差も大きいですが、1週間~3週間程度で慣れると言われています。
少しずつでも薄味に慣れていくと、味の感度がぐーんと上がって、食べ物が持つ本来の味に敏感になります。
無理に薄味にする必要は全くないと思いますが、できることなら素材の味を存分に楽しめる舌を持ち合わせていたいな~と思います。
さて、次回は卵・砂糖・乳製品を使用しないパンケーキの作り方をご紹介します。
おたのしみに!
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毎日毎日、暑いですね。
このうだるような暑さの中、先日我が家は引越しをしました。
もともと、物は少ないほうだと思ってはいましたが、いざ引越しとなり整理してみると、出るわ出るわ、いらない物や、なんだかよく分からない物。
これを機に、バッサリと捨てました。
「無くてもよいものはいらない」「必要なものを必要なだけ」「収納スペース以上に物を持たない」我が家の整理整頓3カ条を、再確認しました。
そんなこんなで、我が家にはテレビもエアコンもありません。
今どき、ドン引きされてしまうこともしばしばですが、案外快適なものです。
さて、シンプルな暮らしはモノに限ったことではなく、食べ物においても同じく。
普段わたしはお肉も魚も何でも食べますが、ベジタリアンに近い環境で育ったことや、素朴でシンプルな料理が好きなこともあって、自然とヴィーガンメニューになっていることもよくあります。
ヴィーガンメニューというと、あれもこれも使えない、どこか窮屈で味気ないイメージがあるかもしれませんが、素材を選んだり盛り付けを工夫するだけで、見た目にもお腹にも十分満足のいくものになります。
今回から4回にわたって、ヴィーガンスイーツレシピをご紹介します。
普段ヴィーガンの人や、ちょっと身体を休ませたい人、そしてお子さんに身体にやさしい手作りおやつをあげたいママに、ぜひお役立ていただけたらと思います。
ヴィーガンについての詳しい内容は、こちらから↓
話題の「ヴィーガン(ビーガン)」って?ベジタリアンとの違い、人気店を紹介!
簡単におさらいすると、ヴィーガンは動物愛護や美容と健康などの理由から、肉、魚、卵、乳製品など、動物性由来のものをいっさい使用しません。
第1回目の今回は、夏にぴったり「パインとあま酒のひんやり2色ゼリー」をご紹介します。
ジューシーな果肉入りで、パインとあま酒の甘みだけで作るさっぱりとしたゼリーです。
パインとあま酒のひんやり2色ゼリー
(6カップ分)
・パインゼリー
パイナップル 輪切り2枚
水 100cc
粉寒天 2g
パイナップルジュース 300cc
・あま酒ゼリー
水 100cc
粉寒天 2g
あま酒 270cc
1.パイナップルを刻んで、器の底にしく。
2.パイナップルゼリー用の水と寒天を小鍋に入れて混ぜ、底からグツグツわいてくるまで、混ぜながら中火で加熱する。
3.パイナップルジュースを少しずつ加え、3分程度加熱しながら混ぜる。
4.粗熱が取れたら、1に入れて冷蔵庫で冷やす。
5.あま酒ゼリー用の水と寒天を小鍋に入れて混ぜ、2と同様に加熱する。
6.あま酒を少しずつ加え、3分程度加熱しながら混ぜる。
7.粗熱が取れたら、4の表面が固まっていることを確認してから、そっと加えて冷蔵庫で冷やす。
8.冷やし固まったら、お好みでパイナップルやミントを飾ってできあがり。
ポイント1. ヴィーガンゼリーは寒天で簡単においしく!
ゼリーに欠かせない凝固剤。
一般的なのはゼラチン、または寒天ですよね。
ゼラチンは、牛や豚などの骨や皮に含まれているコラーゲン(たんぱく質の一種)からできているため、ヴィーガンレシピでは使用しません。
ヴィーガンでなくても、ゼラチンを溶かすときのあの独特の匂いが苦手という方は、多いのではないでしょうか。
また、ゼラチンはたんぱく質のため、たんぱく質分解酵素を含むパイナップルやキウイフルーツなどを生のまま加えると、固まらなくなってしまいます。
そこで今回使用したのは、寒天です。
寒天の原料は、テングサやオゴノリといった海藻なので、たんぱく質分解酵素を含む果物を入れても、しっかり固まります。
さらに、寒天はそのほとんどが食物繊維でできているため、便秘解消やコレステロールの減少にも役立ちます。
食物繊維には吸水力があり、水分を吸うとかさが増えるため、少量でも満腹感を得られるのもうれしいところですね。
寒天で作るゼリーは、ゼラチンで作るものに比べて固いイメージがありますが、寒天の量を調整することで、ゼラチンのようなぷるんとしたゼリーにすることもできます。
ポイント2. 牛乳の代わりにあま酒を使ってみよう!
今回、子どもも喜ぶように2色ゼリーにしようと思ったのですが、フルーツゼリーに合わせるのに、何を合わせるとよいかな~と少し悩みました。
なんとなく、ミルクゼリーのようなものを頭に浮かべていたので、牛乳の代わりになるもので考えてみました。
豆乳だと甘みが欲しくなりそうだし、ナッツミルクはわたしの住む町では手に入りにくく……。
そこで思いついたのが、あま酒でした!
あま酒で作るゼリーは、ほのかな甘みに酵素飲料ならではの、まろやかさがあります。
あま酒は、加熱すると酵素やビタミンの多くが失活してしまうので、そのまま飲むのが一番ですが、たまにはこんな使い方もありかな~と思います。
もちろん、酒粕にたっぷりのお砂糖で作られているものではなく、米糀で発酵して作られた、自然な甘みのあま酒を選んでくださいね。
りんごジュースでも◎ 甘みを追加したいときはメープルシロップで
今回は、パイナップルとあま酒の組み合わせにしましたが、パイナップルが手に入らないときは、リンゴジュースで作るのもおススメです。
甘酒だけでゼリーにする場合は、少し物足りなさが感じられると思うので、お好みでメープルシロップなどをかけるとよいと思います。
ちなみに、既製品のゼリーには、必ずといってよいほど増粘多糖類や香料、着色料などの添加物が入っています。
おうちで作れば、添加物に頼る必要はなく、素材そのものの美味しさを味わうこともでき、ひと手間かける価値はあると思います。
1種類のジュースだけで、大きなバットにまとめて作る簡単バージョンもいいですね!
ひし形などに切って器に盛るだけで、キラキラひんやりゼリーに、子どもたちも喜んでくれます。
【商品名】かんてんクック
【価格】1017円(税込)
【内容量】4g×20袋
公式サイト
【商品名】糀甘酒
【価格】3500円(税込)
【内容量】1000ml×6本入
公式サイト
作ってたのしい!食べておいしい!身体にやさしい!
うれしい3拍子がそろった、ヴィーガンスイーツレシピ。
外食や既製品の味に慣れていると、どこか物足りなく感じるかもしれません。
実際、今回のゼリーも夫にはちょっと物足りなかったようですが、普段味の濃いものはまだ口にすることのない2歳の娘は、おいしそうにバクバクと食べていました。
味覚は個人差も大きいですが、1週間~3週間程度で慣れると言われています。
少しずつでも薄味に慣れていくと、味の感度がぐーんと上がって、食べ物が持つ本来の味に敏感になります。
無理に薄味にする必要は全くないと思いますが、できることなら素材の味を存分に楽しめる舌を持ち合わせていたいな~と思います。
さて、次回は卵・砂糖・乳製品を使用しないパンケーキの作り方をご紹介します。
おたのしみに!yukine1988年岐阜生まれ、千葉在住。
管理栄養士・フードスペシャリスト・サプリメント管理士。
自然食品やナチュラルエコ雑貨を扱う会社にて、オーガニック野菜の流通やレシピ開発等に携わる。
2016年出産を機に退職し、現在は育児のかたわら分子栄養学を勉強中。
趣味は、食と自然を楽しむこと。motto
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