前回:管理栄養士ママが作るヴィーガンスイーツ|パインとあま酒のひんやり2色ゼリーは簡単で子どもが喜ぶ!


こんにちは!先日、衣類の断捨離をした管理栄養士のYukineです。

こんなときに限って、手元に残ったわずかな衣類が破れたり、スパンコールが取れたりして、名残惜しくもお別れ。

着られる服が、すっかりなくなってしまいました。

改めて、私が一生着たい服とはどんな服なのかを考えながら、買い物を楽しみたいと思います。

さて、夕暮れも日ごとに早くなり、ずいぶん秋らしくなってきましたね。

朝晩のひんやりとした空気、秋の虫の声、おいしい梨、栗ご飯、焼き芋……。

あぁ、秋って大好き!

お出かけするにも、気持ちのよい季節ですよね。

ヴィーガンスイーツレシピの第2回目は、お出かけ用おやつにもピッタリのパンケーキレシピをご紹介します。

卵、乳製品、砂糖を使わず、おうちにある材料で簡単に作れる、ふかふかパンケーキです。

2歳になる娘も、愛してやまないこのパンケーキ。

どんなに夢中で遊んでいても「パンケーキ食べる?」と聞くと、「いこ!」とキッチンへ走ります。

娘が大きくなって学校から帰ってきたら、「あ~今日もおうちには、なんにもないな~。自分で作るか。」と、自らおやつを作って食べられるようになってほしい。

そんな私の夢も込めた、我が家のパンケーキレシピです。

いくつかの粉をブレンドする作り方もありますが、今回はできるだけシンプルなレシピをご紹介します。

また、おうちにある材料で作れるように、粉別(薄力粉/強力粉/米粉)のレシピもお伝えします。

そして最後には、番外編としてバナナパンケーキの作り方もご紹介!

ぜひ、気軽に作ってみてくださいね。

基本のパンケーキ(薄力粉)

ふっくらもちもち。

定番の薄力粉を使ったパンケーキ。

<材料>(直径約7cm×8枚分)

薄力粉 130g
ベーキングパウダー 小さじ1
アガベシロップ(メープルシロップ、てんさい糖等) 大さじ2
オリーブオイル 小さじ1
豆乳150cc
塩 ひとつまみ

<作り方>

1.ボウルに薄力粉とベーキングパウダーを入れて、よく混ぜる。
 


2.別のボウルにアガベシロップ、オリーブオイル、豆乳、塩を入れて、よく混ぜる。
 


3.2の液体類に1の粉類を入れて、木べらで切るようにさっくりと混ぜる。多少ダマになっていてもOK!
 


4.フライパンにオリーブオイル(分量外)をひいて熱し、生地を入れ、表面にフツフツと気泡ができてきたらひっくり返す。
 


5.裏面も焼いて、できあがり。
 

強力粉のパンケーキ

薄力粉のパンケーキに比べて、ずっしり、もっちり食べ応えあり。

お好みで、フルーツやシロップをかけてどうぞ。

<材料>

基本のパンケーキの薄力粉を強力粉に変更。
豆乳を180ccに変更。

 

米粉のパンケーキ

しっとりもちもち、色白のパンケーキ。

九州の和菓子にある「かるかん」のような味わいです。

米粉は吸水性がよく、ダマになりにくいので、なめらかな生地になります。

小麦アレルギーや、グルテンフリーの食事をしている方にもおすすめのレシピ。

米粉ならではのもちもち感が、たまらないパンケーキです。

<材料>

基本のパンケーキの薄力粉を米粉に変更。

豆乳を200ccに変更。

 

番外編!バナナパンケーキ

我が家で一番人気のバナナパンケーキ。

バナナ1本分だけで、満たされる甘みがあって、バナナの味もするけれど、パンケーキのふわふわ感もほしい。

そして、ある程度の量もほしい。そんなよくばり母ちゃんレシピです。

まっ黒になるほどよく熟したバナナを使うと、つぶすのも簡単で、甘みも増すのでおすすめです。

お好みで、ナッツやシロップをかけてどうぞ。

<材料>(直径約7cm×6枚分)

薄力粉 75g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
熟したバナナ 1本(140g)
オリーブオイル 小さじ1/2
豆乳 65cc
塩 ひとつまみ

<作り方>

1.ボウルに薄力粉とベーキングパウダーを入れて、よく混ぜる。

2.バナナを木べらでよくつぶし、オリーブオイル、豆乳、塩を加えてよく混ぜる。

3.2に1の粉類を加え、木べらで切るようにさっくりと混ぜる。

4.基本のパンケーキと同様に焼く。
 

甘みにはハチミツ以外のものを

完全菜食主義者であるヴィーガンは、ハチミツも摂りません。

私も初めて知ったときは、「ん?ハチミツって花の蜜だけど、動物性になるんだっけ??」と思ったものですが、そもそもハチミツとは、ただ花の蜜を集めたものではなく、花蜜を蜜蜂の唾液により分解されて作られるのだそう。

そうして作られたハチミツは、本来冬の間や天候が悪い時期の、蜜蜂にとって唯一の栄養源になるものです。

そう言われると、人間が横取りしてしまっているような気になってしまいますね……。

また、蜜蜂は生産性を上げるために品種改良されており、もともとの蜂の種の多様性や存在する環境とのバランスが崩れることにより、病気や種の保存の危機にも結びついています。

こういった環境負荷や、「人間は動物を搾取せずに生きるべきである」というヴィーガンの思想に反するため、ハチミツは使いません。

ヴィーガンレシピで作るパンケーキには、メープルシロップやアガベシロップ、てんさい糖などの甘みを使うとよいと思います。

特に、アガベシロップは、血糖値が上がりにくい低GI食品でありながら、しっかりとした甘みもあるのでおすすめです。

てんさい糖で作る場合は、分量より少し多めに加えてもよいかもしれません。

パンケーキの上手な焼き方

パンケーキをふっくら色よく焼き上げるって、意外と難しかったりしますよね。

火が強すぎて焦げてしまったり、慎重になりすぎて焼き色がつかなかったり、生焼けだったり……。

ご家庭によって火力が異なるので、一概には言えませんが、パンケーキを上手に焼くポイントは3つ。

1.フライパンに油をしいて、中火でよく熱する。

2.濡れた布巾の上に、フライパンを置いてジューっと冷やし、底の温度を均一にする。

3.弱火でじっくり焼く。

表面にフツフツと気泡ができてきたら、ひっくり返すタイミングです。

この時に、良い焼き色がついているのが理想の火力です。

ひっくり返すタイミングだけれど、焼き色が足りないからと焼き続けてしまうと、水分が飛びすぎて、パサついたパンケーキになってしまいます。

ひっくり返すタイミングが来たら、焼き色はあまり気にせず、えいっ!とひっくり返してしまったほうが、ふっくらとしたパンケーキに仕上がると思います。

2回目を焼くときも、一度濡れた布巾でフライパンの底を冷やしてから焼くと、焦げにくくなります。

今回のレシピはお砂糖は使わず、甘さも控えめなので、焼き色はつきにくいと思いますが、アガベシロップを使うと、糖度が高いためか比較的きれいな焼き色がつきました。

米粉のレシピは、焼き色がつきにくく、色白のパンケーキになります。

保存は冷蔵または冷凍で

どのパンケーキも冷蔵・冷凍での保存が可能です。

当日中に食べるのであれば常温、翌日であれば冷蔵、それ以上は冷凍保存がおすすめです。

冷めてしまってもおいしいので、常温保存であれば、温めなおす必要もないと思います。

冷凍保存であれば、1ヵ月程度日持ちします。

冷凍したものは、食べる前日あたりに冷蔵庫に入れて解凍し、トースターやレンジで温めてからどうぞ。

焼きたてにはかないませんが、十分おいしくいただけます。

我が家は、基本的に作ったその日に食べきってしまいますが、冷凍庫にストックがあると、作る余裕のないときや、子どもたちだけでのおやつタイムに便利ですよね。

洗い物も楽ちん!外出先のおやつにも◎

バターを使わず、オリーブオイルも少量しか使わないので、洗い物もラクラクです。

個人的には、卵を使わなくてもよいのも、うれしいところ。卵は他のお料理にまわせるので(^^)

冷めてもおいしいので、外出先のおやつにもピッタリです。

普段、我が家はごはん党なので、外出時の娘のおやつにも、おにぎりを持っていくことが多いのですが、おにぎりは崩れてしまうと大惨事……。

自分で食べたいけど、まだまだ上手に食べられない2歳児には、もってこいのおやつなのです。

ホットケーキミックスも便利だけれど、シンプルな材料で簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。

慣れてきたらお好みの粉類をブレンドして、お気に入りのパンケーキを作ってみるのもいいですね。
 
 

次回は、ヴィーガンライフに採り入れたい食材を使った、クッキーのレシピをご紹介します。

おたのしみに!

 

Follow me!!

最新の情報をフォローする

Twitter でmottohbをフォローしよう!

https://motto-woman.com/wp/wp-content/uploads/DSC00660-1024x683.jpghttps://motto-woman.com/wp/wp-content/uploads/DSC00660-150x150.jpgyukineヴィーガン注目の記事食べるグルテンフリー,ヴィーガンスイーツ,ヴィーガンレシピ前回:管理栄養士ママが作るヴィーガンスイーツ|パインとあま酒のひんやり2色ゼリーは簡単で子どもが喜ぶ! こんにちは!先日、衣類の断捨離をした管理栄養士のYukineです。 こんなときに限って、手元に残ったわずかな衣類が破れたり、スパンコールが取れたりして、名残惜しくもお別れ。 着られる服が、すっかりなくなってしまいました。 改めて、私が一生着たい服とはどんな服なのかを考えながら、買い物を楽しみたいと思います。 さて、夕暮れも日ごとに早くなり、ずいぶん秋らしくなってきましたね。 朝晩のひんやりとした空気、秋の虫の声、おいしい梨、栗ご飯、焼き芋……。 あぁ、秋って大好き! お出かけするにも、気持ちのよい季節ですよね。 ヴィーガンスイーツレシピの第2回目は、お出かけ用おやつにもピッタリのパンケーキレシピをご紹介します。 卵、乳製品、砂糖を使わず、おうちにある材料で簡単に作れる、ふかふかパンケーキです。 2歳になる娘も、愛してやまないこのパンケーキ。 どんなに夢中で遊んでいても「パンケーキ食べる?」と聞くと、「いこ!」とキッチンへ走ります。 娘が大きくなって学校から帰ってきたら、「あ~今日もおうちには、なんにもないな~。自分で作るか。」と、自らおやつを作って食べられるようになってほしい。 そんな私の夢も込めた、我が家のパンケーキレシピです。 いくつかの粉をブレンドする作り方もありますが、今回はできるだけシンプルなレシピをご紹介します。 また、おうちにある材料で作れるように、粉別(薄力粉/強力粉/米粉)のレシピもお伝えします。 そして最後には、番外編としてバナナパンケーキの作り方もご紹介! ぜひ、気軽に作ってみてくださいね。 基本のパンケーキ(薄力粉) ふっくらもちもち。 定番の薄力粉を使ったパンケーキ。 (直径約7cm×8枚分) 薄力粉 130g ベーキングパウダー 小さじ1 アガベシロップ(メープルシロップ、てんさい糖等) 大さじ2 オリーブオイル 小さじ1 豆乳150cc 塩 ひとつまみ 1.ボウルに薄力粉とベーキングパウダーを入れて、よく混ぜる。   2.別のボウルにアガベシロップ、オリーブオイル、豆乳、塩を入れて、よく混ぜる。   3.2の液体類に1の粉類を入れて、木べらで切るようにさっくりと混ぜる。多少ダマになっていてもOK!   4.フライパンにオリーブオイル(分量外)をひいて熱し、生地を入れ、表面にフツフツと気泡ができてきたらひっくり返す。   5.裏面も焼いて、できあがり。   強力粉のパンケーキ 薄力粉のパンケーキに比べて、ずっしり、もっちり食べ応えあり。 お好みで、フルーツやシロップをかけてどうぞ。 基本のパンケーキの薄力粉を強力粉に変更。 豆乳を180ccに変更。   米粉のパンケーキ しっとりもちもち、色白のパンケーキ。 九州の和菓子にある「かるかん」のような味わいです。 米粉は吸水性がよく、ダマになりにくいので、なめらかな生地になります。 小麦アレルギーや、グルテンフリーの食事をしている方にもおすすめのレシピ。 米粉ならではのもちもち感が、たまらないパンケーキです。 基本のパンケーキの薄力粉を米粉に変更。 豆乳を200ccに変更。   番外編!バナナパンケーキ 我が家で一番人気のバナナパンケーキ。 バナナ1本分だけで、満たされる甘みがあって、バナナの味もするけれど、パンケーキのふわふわ感もほしい。 そして、ある程度の量もほしい。そんなよくばり母ちゃんレシピです。 まっ黒になるほどよく熟したバナナを使うと、つぶすのも簡単で、甘みも増すのでおすすめです。 お好みで、ナッツやシロップをかけてどうぞ。 (直径約7cm×6枚分) 薄力粉 75g ベーキングパウダー 小さじ1/2 熟したバナナ 1本(140g) オリーブオイル 小さじ1/2 豆乳 65cc 塩 ひとつまみ 1.ボウルに薄力粉とベーキングパウダーを入れて、よく混ぜる。 2.バナナを木べらでよくつぶし、オリーブオイル、豆乳、塩を加えてよく混ぜる。 3.2に1の粉類を加え、木べらで切るようにさっくりと混ぜる。 4.基本のパンケーキと同様に焼く。   甘みにはハチミツ以外のものを 完全菜食主義者であるヴィーガンは、ハチミツも摂りません。 私も初めて知ったときは、「ん?ハチミツって花の蜜だけど、動物性になるんだっけ??」と思ったものですが、そもそもハチミツとは、ただ花の蜜を集めたものではなく、花蜜を蜜蜂の唾液により分解されて作られるのだそう。 そうして作られたハチミツは、本来冬の間や天候が悪い時期の、蜜蜂にとって唯一の栄養源になるものです。 そう言われると、人間が横取りしてしまっているような気になってしまいますね......。 また、蜜蜂は生産性を上げるために品種改良されており、もともとの蜂の種の多様性や存在する環境とのバランスが崩れることにより、病気や種の保存の危機にも結びついています。 こういった環境負荷や、「人間は動物を搾取せずに生きるべきである」というヴィーガンの思想に反するため、ハチミツは使いません。 ヴィーガンレシピで作るパンケーキには、メープルシロップやアガベシロップ、てんさい糖などの甘みを使うとよいと思います。 特に、アガベシロップは、血糖値が上がりにくい低GI食品でありながら、しっかりとした甘みもあるのでおすすめです。 てんさい糖で作る場合は、分量より少し多めに加えてもよいかもしれません。 パンケーキの上手な焼き方 パンケーキをふっくら色よく焼き上げるって、意外と難しかったりしますよね。 火が強すぎて焦げてしまったり、慎重になりすぎて焼き色がつかなかったり、生焼けだったり……。 ご家庭によって火力が異なるので、一概には言えませんが、パンケーキを上手に焼くポイントは3つ。 1.フライパンに油をしいて、中火でよく熱する。 2.濡れた布巾の上に、フライパンを置いてジューっと冷やし、底の温度を均一にする。 3.弱火でじっくり焼く。 表面にフツフツと気泡ができてきたら、ひっくり返すタイミングです。 この時に、良い焼き色がついているのが理想の火力です。 ひっくり返すタイミングだけれど、焼き色が足りないからと焼き続けてしまうと、水分が飛びすぎて、パサついたパンケーキになってしまいます。 ひっくり返すタイミングが来たら、焼き色はあまり気にせず、えいっ!とひっくり返してしまったほうが、ふっくらとしたパンケーキに仕上がると思います。 2回目を焼くときも、一度濡れた布巾でフライパンの底を冷やしてから焼くと、焦げにくくなります。 今回のレシピはお砂糖は使わず、甘さも控えめなので、焼き色はつきにくいと思いますが、アガベシロップを使うと、糖度が高いためか比較的きれいな焼き色がつきました。 米粉のレシピは、焼き色がつきにくく、色白のパンケーキになります。 保存は冷蔵または冷凍で どのパンケーキも冷蔵・冷凍での保存が可能です。 当日中に食べるのであれば常温、翌日であれば冷蔵、それ以上は冷凍保存がおすすめです。 冷めてしまってもおいしいので、常温保存であれば、温めなおす必要もないと思います。 冷凍保存であれば、1ヵ月程度日持ちします。 冷凍したものは、食べる前日あたりに冷蔵庫に入れて解凍し、トースターやレンジで温めてからどうぞ。 焼きたてにはかないませんが、十分おいしくいただけます。 我が家は、基本的に作ったその日に食べきってしまいますが、冷凍庫にストックがあると、作る余裕のないときや、子どもたちだけでのおやつタイムに便利ですよね。 洗い物も楽ちん!外出先のおやつにも◎ バターを使わず、オリーブオイルも少量しか使わないので、洗い物もラクラクです。 個人的には、卵を使わなくてもよいのも、うれしいところ。卵は他のお料理にまわせるので(^^) 冷めてもおいしいので、外出先のおやつにもピッタリです。 普段、我が家はごはん党なので、外出時の娘のおやつにも、おにぎりを持っていくことが多いのですが、おにぎりは崩れてしまうと大惨事......。 自分で食べたいけど、まだまだ上手に食べられない2歳児には、もってこいのおやつなのです。 ホットケーキミックスも便利だけれど、シンプルな材料で簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。 慣れてきたらお好みの粉類をブレンドして、お気に入りのパンケーキを作ってみるのもいいですね。     次回は、ヴィーガンライフに採り入れたい食材を使った、クッキーのレシピをご紹介します。 おたのしみに!オーガニックな暮らしで健康でキレイに

公式LINEでオーガニック情報を毎週配信中!

Recommend!!こちらの記事もおすすめ