→前回:薄毛、白髪の悩みを改善?アンチエイジング頭髪編《アーユルヴェーダ入門 vol.4》
蒸し暑い日が続いたと思ったら急に肌寒くなったりと、不安定な季節の変わり目を迎えていますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?
私はと言えば、先日熱が出そうな出なそうなギリギリのところを行ったり来たりしていましたが、特に熱さを感じていた目をローズウォーターで浸して、保冷剤をおでこに乗せて一日ゆっくり休んだら、翌日には回復して熱を出さずに済みました。
「このままでは危ないなぁ」と思った時に、無理をしないでその場で対処する。
これがアーユルヴェーダで言う「不調」を「病気」に進行させない一番のコツだと実感しています。
さてアーユルヴェーダ入門vol.5は、多くの女性にとって気になるテーマである『妊活』について取り上げたいと思います。
妊活って気になってはいるけれど、まだ先のことだし具体的には何もしていない…という方も多いのではないでしょうか?
そんな方にこそぜひ知っていただきたい今日のテーマ。
というのも、最も効果的な妊活とは、妊娠したい時に始めるのではなく、今は相手なんていなくても(笑)、その時が来た時に「準備万全! 元気な赤ちゃん宿せます!」という状態に今から準備しておくことであり、それが母子ともに健康で安全な妊娠・出産のための準備となるからなのです。
もちろん今まさに妊娠に向けて妊活したい! という方も、始めるのに遅すぎることは全くありませんので、今日からアーユルヴェーダ的妊活をスタートしてください!
そして妊娠のために準備するのは女性だけではありません。
妊活で欠かせないのはパートナーの健康です。
今回は、女性のためのケアだけでなく、男性のケアも含めて学んでいきましょう。
1.妊娠を望む全ての女性へ−頑張り過ぎないセルフケア
身体のケアについて
本シリーズの第一回目で、アーユルヴェーダは8部門からなる医学体系で、そのうち健康で良い子供をつくるための科「強精科」があることをご紹介しました。(参照:美容に妊活…現代女性の悩みに効果をもたらす古代インド医学とは?《アーユルヴェーダ入門Vol.1》
実のところこの強精科は、男性の生殖機能に関する専門科なのです。
というのも、本来女性は適切な年齢で心身共に健康な状態であれば、妊娠することは自然のことであると考えられていたからです。
しかしそれから長い年月が過ぎ、今の先進国では女性も男性と変わらないライフスタイルを送るようになりました。
女性の心身の作りを考えると、少々無理を強いられる生活を、私たちは送っているのかもしれません。
そんな現代女性が、健康な妊娠をするために今できることは、必要以上に自分の心身を老けさせないことです。
大切なことは、「体も心も」老けさせないこと。
では、「老化」の正体とは一体何なのでしょうか?
そして体と心を老けさせないために、何ができるのでしょうか?
アーユルヴェーダで老化とは、体内にヴァータ(空・風)の生命エネルギー(前回参照:薄毛、白髪の悩みを改善?アンチエイジング頭髪編《アーユルヴェーダ入門 vol.4》)が増えて行くことと考えます。
ヴァータは様々な原因で増えていきますが、老化を遅らせるためには、まずはその原因を取り除くことが基本です。
それからヴァータが持つ性質とは反対の性質のものを体内に取り入れたり、生活環境の中に取り入れたりすると自分の中のヴァータが緩和(バランス)されて、過度な老化を防いでくれます。
ヴァータ(空・風)が持つ性質とは…
乾燥している
冷たい
軽い
動く・運ぶ(移動)
ヴァータが関係している味とは…
渋味/ 苦味/ 辛味
老化を遅らせる・遠ざける生活のすすめ
生活で気をつけること
1.体を不要に冷やさないこと。
夏でも寒いと感じる部屋では寒さ対策を! また雨や冷たい風に当たらないように、悪天候が予想される時には雨具やタオルなどを持参して、濡れない、冷やさない準備をしておきましょう。
2.疲れ過ぎないこと。
最近極端に激しいワークアウトが女性の間でも流行していますが、筋肉を酷使して疲労が溜まるほどの運動は女性としての機能を損ない妊娠しにくくしてしまう可能性があります。
運動のし過ぎ、動き過ぎには要注意です。
運動は自分の体力の半分までに留めましょう。(うっすら汗をかくくらいが目安です。)
また移動のし過ぎもヴァータを増やす原因となるので、休日も毎回どこかに出かけていないと気が済まないという人は要注意です。
3.生理的な衝動(排尿排便、くしゃみやおならなど)を我慢しないこと。
特に排尿排便を我慢することは、身体に負担をかけ、ヴァータを増加させる大きな原因となってしまいます。
食べ物で気をつけること
1.冷たいものを避けること。
食材は冷たいサラダなど生のものでなく、温野菜や炒め物、スープなど、調理されているものを食べましょう。
冷たいものは、体内にヴァータを増やすだけでなく、健康長寿の基盤となる「消化力」を弱めてしまうため、老若男女避けるべきものです。
飲み物も、氷抜きにするなど、常温以下のものを摂ることは避けましょう。
2.乾燥しているもの、体内の乾燥を促すものの食べ過ぎに注意。
いわゆる「乾き物」と言われる食べ物の他に、シリアルや乾いたお菓子、豆類、ジャガイモ、葉物野菜なども含まれます。
また乾燥を促すものの中には、体内の油分を取り除いてしまうお酒(特にアルコール度数の高いもの)も含まれます。
お酒を飲み過ぎた後に喉が異常に乾いたという経験がある方もいるのではないでしょうか。
乾燥しているものを食べる時には、必ず良質の油(ギーやオリーブオイルなど)で調理する、シリアルなどは牛乳やココナッツミルクなど油分を含むものと食べるとヴァータの増加を和らげることができます。
※塩を含むものと牛乳を一緒に摂ることは、未消化の原因になるため、牛乳を使った食事には注意してください。
3.味は六味をバランスよく摂ることを心がけましょう。
自然な甘み(ギーや牛乳、お米、サトウキビ、酸味のない甘い果物など)はヴァータを鎮めてくれます。
食事に適量を使うようにしましょう。
心のケアについて
女性の不妊には、精神的原因が深く関係していると言われています。
皆さんの中にも男性と同じように大きなプレッシャーの下仕事をしていたり、また、結婚適齢期を過ぎてもパートナーがいないことで親や周りからプレッシャーをかけられている、なんていう人もいらっしゃるかもしれませんね。
様々なプレッシャーや、ストレスは、食事や生活習慣以上に不妊の原因になることがあります。
特に早く子供が欲しいと焦る気持ちや不安な気持ちは、益々ヴァータを増加させてしまいます。
日頃から自分の心の状態をしっかりと観察して、不安感や焦燥感、イライラなどを解消する、そしてその原因を作らない習慣を身につけておきましょう。
例えば…
楽しい、嬉しい、幸せと感じる時間を増やす
何をしている時、どこにいる時、誰といる時が心から楽しい、幸せと感じますか?
美しいもの、和むものに触れる
五感を使って心地よいと感じる機会を増やしましょう。
子供と遊ぶ、接する
子供を授かる前から子供に触れる機会を持ちましょう。
不安、緊張、イライラの元から遠ざかる
イライラの原因に自ら立ち向かっていませんか? 受け流せるものは受け流しましょう。
逃げられるのなら逃げましょう。いつも戦って、いつも勝たなくても良いのです。
パートナーの健康があってこそ!男性の不妊ケアについて
食事とハーブについて
女性と同じく、ヴァータの増加に注意することに加えて、食事の味付けに注意が必要です。
特に日本の男性は、塩分の摂り過ぎが男性不妊の原因になっている可能性が指摘されています。
アーユルヴェーダでは塩は、精力減退に影響する海塩を使わず、精力増強を助けると言われる岩塩を勧めています。
岩塩は男女ともに強精剤になるため、お料理の塩は岩塩に変えると良いでしょう。
男女共通妊活におすすめの食材とアーユルヴェーダハーブ
アーモンド・くるみ・カシューナッツ(ナッツ類は消化しにくいため適量摂ること)
牛乳(一度沸かしたものが良いです。)
ギー(精製バター)
甘い果物、ドライフルーツ(ぶどう、マンゴー、メロン、バナナ、イチヂク、デーツ)
アシュワガンダ(特に男性の強精剤として)
注:アシュワガンダは日本では医薬品指定されたため、個人では買えませんが、輸入サイトなどで入手可能です。海外では健康食品扱いです。
シャターワリー(女性、男性ともに強壮・強精剤になります。女性で月経や婦人科系の問題がある場合にも◎)
アーマラキー(若返りに良いとされる三種の果実)
パートナーのためにできること
生活習慣や食事にいくら気を配っても、不妊が解消されないこともあります。
それは私たち人間はただの肉体だけの存在ではないからです。
アーユルヴェーダは、美しく、若々しく、縁起が良い感じがして、気立てが良い女性そのものが、最高の強精剤だと教えています。
もちろん美しさや若さは、単に見た目や実年齢だけの問題ではありません。
その男性から見て女性的に魅力があって、肉体的にも精神的にも若さを持っている、接していて気分がいいなと思わせる人のことです。
もしも毎日奥さんがイライラしていたり、ネガティブ思考だったり、女性であることを忘れてまるでおじさんみたいに振舞っていたりしたら…それは彼の強精剤になるどころか、精力減退の原因になってしまうのです。
優しく心地の良い言葉をかけてあげるとか、女性らしさを忘れずに接してあげることは、二人の妊活にとってとても大切なことなのです。
本当に大切なものを選ぶということ
まだ結婚の予定もない人にとっては、妊娠はいつかできるもの、という思いがあるかもしれませんが、現実には誰でもいつでも出来るものではありません。
30歳を過ぎると特に、時間の経過とともに妊娠できる確率は減っていきます。
30代以上の妊活中の女性の声を聞くと、妊娠出来るのは当たり前のことだと思っていたけれど、そうではなかった…と一日でも早く妊活していればという声を聞くことも少なくありません。
もちろん子供は持たずに仕事を頑張るというのも自分の大切な人生の選択です。
でももし「いつかは」子供が欲しいと思っていたとするならば、周りに流されることなく自分の気持ちを大切に、今から出来る準備を始めて欲しいと思います。
一人でもできること、パートナーと一緒にできることがたくさんあります。
誰でもなく、自分の人生で本当に大切なものを選んでくださいね。
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蒸し暑い日が続いたと思ったら急に肌寒くなったりと、不安定な季節の変わり目を迎えていますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?
私はと言えば、先日熱が出そうな出なそうなギリギリのところを行ったり来たりしていましたが、特に熱さを感じていた目をローズウォーターで浸して、保冷剤をおでこに乗せて一日ゆっくり休んだら、翌日には回復して熱を出さずに済みました。
「このままでは危ないなぁ」と思った時に、無理をしないでその場で対処する。
これがアーユルヴェーダで言う「不調」を「病気」に進行させない一番のコツだと実感しています。
さてアーユルヴェーダ入門vol.5は、多くの女性にとって気になるテーマである『妊活』について取り上げたいと思います。
妊活って気になってはいるけれど、まだ先のことだし具体的には何もしていない…という方も多いのではないでしょうか?
そんな方にこそぜひ知っていただきたい今日のテーマ。
というのも、最も効果的な妊活とは、妊娠したい時に始めるのではなく、今は相手なんていなくても(笑)、その時が来た時に「準備万全! 元気な赤ちゃん宿せます!」という状態に今から準備しておくことであり、それが母子ともに健康で安全な妊娠・出産のための準備となるからなのです。
もちろん今まさに妊娠に向けて妊活したい! という方も、始めるのに遅すぎることは全くありませんので、今日からアーユルヴェーダ的妊活をスタートしてください!
そして妊娠のために準備するのは女性だけではありません。
妊活で欠かせないのはパートナーの健康です。
今回は、女性のためのケアだけでなく、男性のケアも含めて学んでいきましょう。
1.妊娠を望む全ての女性へ−頑張り過ぎないセルフケア
身体のケアについて
本シリーズの第一回目で、アーユルヴェーダは8部門からなる医学体系で、そのうち健康で良い子供をつくるための科「強精科」があることをご紹介しました。(参照:美容に妊活…現代女性の悩みに効果をもたらす古代インド医学とは?《アーユルヴェーダ入門Vol.1》
実のところこの強精科は、男性の生殖機能に関する専門科なのです。
というのも、本来女性は適切な年齢で心身共に健康な状態であれば、妊娠することは自然のことであると考えられていたからです。
しかしそれから長い年月が過ぎ、今の先進国では女性も男性と変わらないライフスタイルを送るようになりました。
女性の心身の作りを考えると、少々無理を強いられる生活を、私たちは送っているのかもしれません。
そんな現代女性が、健康な妊娠をするために今できることは、必要以上に自分の心身を老けさせないことです。
大切なことは、「体も心も」老けさせないこと。
では、「老化」の正体とは一体何なのでしょうか?
そして体と心を老けさせないために、何ができるのでしょうか?
アーユルヴェーダで老化とは、体内にヴァータ(空・風)の生命エネルギー(前回参照:薄毛、白髪の悩みを改善?アンチエイジング頭髪編《アーユルヴェーダ入門 vol.4》)が増えて行くことと考えます。
ヴァータは様々な原因で増えていきますが、老化を遅らせるためには、まずはその原因を取り除くことが基本です。
それからヴァータが持つ性質とは反対の性質のものを体内に取り入れたり、生活環境の中に取り入れたりすると自分の中のヴァータが緩和(バランス)されて、過度な老化を防いでくれます。
ヴァータ(空・風)が持つ性質とは…
乾燥している
冷たい
軽い
動く・運ぶ(移動)
ヴァータが関係している味とは…
渋味/ 苦味/ 辛味
老化を遅らせる・遠ざける生活のすすめ
生活で気をつけること
1.体を不要に冷やさないこと。
夏でも寒いと感じる部屋では寒さ対策を! また雨や冷たい風に当たらないように、悪天候が予想される時には雨具やタオルなどを持参して、濡れない、冷やさない準備をしておきましょう。
2.疲れ過ぎないこと。
最近極端に激しいワークアウトが女性の間でも流行していますが、筋肉を酷使して疲労が溜まるほどの運動は女性としての機能を損ない妊娠しにくくしてしまう可能性があります。
運動のし過ぎ、動き過ぎには要注意です。
運動は自分の体力の半分までに留めましょう。(うっすら汗をかくくらいが目安です。)
また移動のし過ぎもヴァータを増やす原因となるので、休日も毎回どこかに出かけていないと気が済まないという人は要注意です。
3.生理的な衝動(排尿排便、くしゃみやおならなど)を我慢しないこと。
特に排尿排便を我慢することは、身体に負担をかけ、ヴァータを増加させる大きな原因となってしまいます。
食べ物で気をつけること
1.冷たいものを避けること。
食材は冷たいサラダなど生のものでなく、温野菜や炒め物、スープなど、調理されているものを食べましょう。
冷たいものは、体内にヴァータを増やすだけでなく、健康長寿の基盤となる「消化力」を弱めてしまうため、老若男女避けるべきものです。
飲み物も、氷抜きにするなど、常温以下のものを摂ることは避けましょう。
2.乾燥しているもの、体内の乾燥を促すものの食べ過ぎに注意。
いわゆる「乾き物」と言われる食べ物の他に、シリアルや乾いたお菓子、豆類、ジャガイモ、葉物野菜なども含まれます。
また乾燥を促すものの中には、体内の油分を取り除いてしまうお酒(特にアルコール度数の高いもの)も含まれます。
お酒を飲み過ぎた後に喉が異常に乾いたという経験がある方もいるのではないでしょうか。
乾燥しているものを食べる時には、必ず良質の油(ギーやオリーブオイルなど)で調理する、シリアルなどは牛乳やココナッツミルクなど油分を含むものと食べるとヴァータの増加を和らげることができます。
※塩を含むものと牛乳を一緒に摂ることは、未消化の原因になるため、牛乳を使った食事には注意してください。
3.味は六味をバランスよく摂ることを心がけましょう。
自然な甘み(ギーや牛乳、お米、サトウキビ、酸味のない甘い果物など)はヴァータを鎮めてくれます。
食事に適量を使うようにしましょう。
心のケアについて
女性の不妊には、精神的原因が深く関係していると言われています。
皆さんの中にも男性と同じように大きなプレッシャーの下仕事をしていたり、また、結婚適齢期を過ぎてもパートナーがいないことで親や周りからプレッシャーをかけられている、なんていう人もいらっしゃるかもしれませんね。
様々なプレッシャーや、ストレスは、食事や生活習慣以上に不妊の原因になることがあります。
特に早く子供が欲しいと焦る気持ちや不安な気持ちは、益々ヴァータを増加させてしまいます。
日頃から自分の心の状態をしっかりと観察して、不安感や焦燥感、イライラなどを解消する、そしてその原因を作らない習慣を身につけておきましょう。
例えば…
楽しい、嬉しい、幸せと感じる時間を増やす
何をしている時、どこにいる時、誰といる時が心から楽しい、幸せと感じますか?
美しいもの、和むものに触れる
五感を使って心地よいと感じる機会を増やしましょう。
子供と遊ぶ、接する
子供を授かる前から子供に触れる機会を持ちましょう。
不安、緊張、イライラの元から遠ざかる
イライラの原因に自ら立ち向かっていませんか? 受け流せるものは受け流しましょう。
逃げられるのなら逃げましょう。いつも戦って、いつも勝たなくても良いのです。
パートナーの健康があってこそ!男性の不妊ケアについて
食事とハーブについて
女性と同じく、ヴァータの増加に注意することに加えて、食事の味付けに注意が必要です。
特に日本の男性は、塩分の摂り過ぎが男性不妊の原因になっている可能性が指摘されています。
アーユルヴェーダでは塩は、精力減退に影響する海塩を使わず、精力増強を助けると言われる岩塩を勧めています。
岩塩は男女ともに強精剤になるため、お料理の塩は岩塩に変えると良いでしょう。
男女共通妊活におすすめの食材とアーユルヴェーダハーブ
アーモンド・くるみ・カシューナッツ(ナッツ類は消化しにくいため適量摂ること)
牛乳(一度沸かしたものが良いです。)
ギー(精製バター)
甘い果物、ドライフルーツ(ぶどう、マンゴー、メロン、バナナ、イチヂク、デーツ)
アシュワガンダ(特に男性の強精剤として)
注:アシュワガンダは日本では医薬品指定されたため、個人では買えませんが、輸入サイトなどで入手可能です。海外では健康食品扱いです。
シャターワリー(女性、男性ともに強壮・強精剤になります。女性で月経や婦人科系の問題がある場合にも◎)
アーマラキー(若返りに良いとされる三種の果実)
パートナーのためにできること
生活習慣や食事にいくら気を配っても、不妊が解消されないこともあります。
それは私たち人間はただの肉体だけの存在ではないからです。
アーユルヴェーダは、美しく、若々しく、縁起が良い感じがして、気立てが良い女性そのものが、最高の強精剤だと教えています。
もちろん美しさや若さは、単に見た目や実年齢だけの問題ではありません。
その男性から見て女性的に魅力があって、肉体的にも精神的にも若さを持っている、接していて気分がいいなと思わせる人のことです。
もしも毎日奥さんがイライラしていたり、ネガティブ思考だったり、女性であることを忘れてまるでおじさんみたいに振舞っていたりしたら…それは彼の強精剤になるどころか、精力減退の原因になってしまうのです。
優しく心地の良い言葉をかけてあげるとか、女性らしさを忘れずに接してあげることは、二人の妊活にとってとても大切なことなのです。
本当に大切なものを選ぶということ
まだ結婚の予定もない人にとっては、妊娠はいつかできるもの、という思いがあるかもしれませんが、現実には誰でもいつでも出来るものではありません。
30歳を過ぎると特に、時間の経過とともに妊娠できる確率は減っていきます。
30代以上の妊活中の女性の声を聞くと、妊娠出来るのは当たり前のことだと思っていたけれど、そうではなかった…と一日でも早く妊活していればという声を聞くことも少なくありません。
もちろん子供は持たずに仕事を頑張るというのも自分の大切な人生の選択です。
でももし「いつかは」子供が欲しいと思っていたとするならば、周りに流されることなく自分の気持ちを大切に、今から出来る準備を始めて欲しいと思います。
一人でもできること、パートナーと一緒にできることがたくさんあります。
誰でもなく、自分の人生で本当に大切なものを選んでくださいね。
#アーユルヴェーダの記事をさらにチェック!!加藤 優子NPOのアーユルヴェーダスクールの運営チーム兼アーユルヴェーダ講師。個人的にアーユルヴェーダを全く知らない人にも分かりやすく、そのコンセプトに触れてもらうための初心者講座を開いたり、カフェでハーブやスパイスを感じてもらえるメニューを提供する、アーユルヴェーダ普及プロジェクト「スダルマ」を2016年スタート。その他、海外からアーユルヴェーダドクター来日時には、講座やカウンセリングの通訳も行う。
スダルマウェブサイトmotto
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