前回:美容に妊活…現代女性の悩みに効果をもたらす古代インド医学とは?《アーユルヴェーダ入門Vol.1》

梅雨入りしてどんよりとした曇り空の日が多くなっていますが、皆さん元気にお過ごしでしょうか。

ジメジメした梅雨が終わると、いよいよ夏本番ですね。

アーユルヴェーダ入門シリーズ第2回目は、夏を目前にひかえて、多くの女性にとって一番の関心ごとのひとつである「ダイエット」について取り上げたいと思います。

まずは本当にダイエットが必要なのかどうか?

太ってしまった原因を知ること

心の浄化と栄養供給(マインドが受け取る印象と経験を見直す)

身体からマインドに働きかけるアーユルヴェーダのハーブとトリートメント

健康で美しく、幸せな女性でいるために

まずは本当にダイエットが必要なのかどうか?

第1回目では、アーユルヴェーダとは古代インドから5000年以上も続いている伝承医学であり、現代の日本でも健康や美容のためにたくさんの応用ができる、生きた医学であるとお伝えしました。

実はアーユルヴェーダの古典書には「ダイエット」に関しても、太りすぎた人を治療する方法としてしっかり記述が残っています。

突然ですがここで皆さんにお聞きしてみたいことがあります。

「あなたのお腹、太もも、胸には、脂肪がたくさんついていて、垂れていますか?」

突然あまりにも失礼な質問を投げかけてしまいましたが、ここで、「え!そんなには垂れてないよ…ちょっとお肉がつまめるだけ…」とお答えになった皆さんは、もしかするとアーユルヴェーダのダイエットは必要ないかもしれません。

少なくとも、BMIが24以下で今現在、とくに身体の重たさやだるさ、不快さがなく、消化も良好で毎日元気に過ごしているなら、食事制限等のダイエットは不要でしょう。

少しの運動を日々取り入れて、筋肉を鍛えたり、柔軟性を高めたりできれば、適度に引き締まった身体を手に入れることができるでしょう。

アーユルヴェーダでダイエットが必要となる人は、先に挙げたように垂れるほどのお肉がついてしまった状態の人と考えます。

食べ物が消化されて身体の組織が作られていく順番は、乳び(体液)、血液、筋肉……など7つの段階があると言われていますが、その4段階目が脂肪の形成です。

ダイエットの必要ない人が過剰な食事制限を行うと、脂肪が減るだけでなく、脂肪形成の後に続く骨髄や生殖組織の形成が正しく充分に進まず、それは脳の働きや妊娠、免疫力の低下に大きく影響してくることを意味します。

アーユルヴェーダは健康で美しいだけではなく、その人が幸せであるために今日まで受け継がれてきた医学です。

女性なら誰しも、一度くらいモデル体型になってどんな服でもカッコ良く着こなしてみたいものだと憧れる気持ちはよく分かるのですが、自分にとって脳の働きや健康的な妊娠、免疫力を犠牲にしてまでも手に入れたいものかどうかをまずは考えてみてほしいと思います。

原因を知ること

では今度は実際にダイエットが必要な人に質問です。

「あなたが太ってしまった原因は何ですか?」

この質問にはたくさんの答えが返ってきそうです。

食欲が止まらずに食べ過ぎているとか、大した量は食べていないのに太っていくとか、ストレスを感じると食べずにいられないとか。

もしかすると脂肪で太っているのではなく、体内の水分を排出できないでいるという人もいるかもしれません。

いずれの原因にしても、その原因を正しく知って、そこを根絶しない限り、どんなダイエットを試してみても、またリバウンドを繰り返すことになりかねません。

病気の治療もダイエットも、成功への第一歩目は「原因を知ること」です。

では原因について考えてみましょう。

太る原因を大きく3つに分類してみましたが、当てはまるものがあるでしょうか?

1.食べ過ぎている(食欲のあるなしに関わらず、無意識的に)

2. 生活活動や運動が足りない(歩かない、階段を使わない、運動の習慣がない)

3. 食事と生活習慣の乱れによって、食欲過剰の状態(多忙な毎日で不規則な生活を送っている。夜更かししがちである。お酒を飲む習慣がある。冷えやすい生活環境など。)

※これらの生活習慣は、アーユルヴェーダでは体内にある「風」を吹き荒らす元になり、消化の火をいっそう焚きつけて、止まらない食欲が湧いてくると考えます。

この3つを引き起こしている、さらに深いところに潜んでいる原因にも目を向けてみると……

●無意識に食べるから食べ過ぎる(テレビ、スマホを見ながら、考え事をしながら)

●味覚が鈍くなっているから食べ過ぎる(甘い、しょっぱい、すっぱい濃い味のものを食べ過ぎている。強い刺激を中毒的に欲するようになっている)

●ストレスで食べ過ぎる(ストレスを受ける→食べるという反射行動)

●運動は疲れる、面倒臭い、自分にはできないものだと思い込んでいる

●無意識に体を動かさない選択肢を選んでいる(エレベーター、エスカレーターは絶対に乗るものだと信じているetc)

ここまで見てみると、原因の根っこには、実はマインド=心が深く関係していることがだんだんと見えてきます。

まさに、「心ここに在らず」という状態で毎日食べ続けている(または体を動かすことを止めてしまっている)結果が太りすぎを招いています。

皆さんも経験があるように、緊張している時は食べ物が喉を通らなかったり、落ち込んでいる時に胸を張って歩けないように、マインドは身体の機能や行動に多大な影響を与えていますから、マインドが健全でない時には、行動も健全でなくなります。

太っている原因がマインドからきているならば、第一に向き合うべきは自分自身の心かもしれません。

心の浄化と栄養供給(取り入れる印象と経験を見直す)

では、健全なマインドを養うものとは何でしょうか?

それを知るために分かりやすい考え方として、マインドも身体と同じように消化力を持ち、また栄養吸収もしていると考えてみます。

マインドにとっての栄養は、次の3つです。

1.食べ物

2.五感が受け取る印象

3.近しい人たちが持つマインドの質

食べ物は、身体とマインドどちらにも栄養を与えていて、食べ物が持っている性質次第ではマインドが荒々しくなったり、怠慢になったりします。

そして日頃私たちが見たり、聴いたり、触ったりして受け取る印象・経験、とくに五感の中でも一番の働き者である視覚(80%以上の情報は視覚を通して脳に伝達される)を通して受け取るものは、マインドに大きな影響を与えています。

つまりは毎日散らかった部屋にいること、いつも上司の威圧的な顔と声にさらされていること、ちっとも心を穏やかにしてくれないネットニュースを長時間読み続けていることなどは、マインドの毒になっているということです。

また、心から付き合う人々から私たちが受ける影響は計り知れません。

その人のマインドが平和でいつも落ち着いているなら、それが私たちのマインドにとって良い栄養となって吸収され、似た性質に変わってくるというわけです。

悪い食べ物や印象、発展のない人間関係をマインドが消化できずにいる時、こんな状態の時には、正しい判断や決断はできないので、腹八分目や満腹感にも鈍くなり、食事の管理がままならなくなってしまいます。

その場しのぎのダイエット法が救世主に見えたりしてリバウンドを繰り返すのも正しい判断力がそこにないせいです。

このように正常に働かなくなってしまったマインドを元に戻すには、やはり身体のデトックスと同じような浄化法、対策が必要です。

毎日の食べ物が原因と思われる場合は、月に1日または、2週間に1日程度の「ファスティング(断食)」がマインドと身体両方のデトックスに役立ちます。

私も消化力のためと、マインドの乱れをバランスするために、定期的にファスティングを行なっていますが、始めた頃一番驚いたことは、身体の変化はもちろん、それよりもむしろマインドの変化を強く感じたことでした。

定期的に行うと、良くない食習慣がそこでリセットされるのでおすすめです。

(体質的に完全な断食が合わない人もいるので、アーユルヴェーダカウンセラーや医師に相談してください。)

そして体質に関係なく誰にでもできて、効果てきめんな浄化法といえば、「印象を断つこと」です。

これは全く何も見ない、聴かないということではなく、どんな形でも心を乱すような情報から遠ざかることです。

わざわざ悲しく悲惨な出来事や、心から楽しめない、和めないことにもう首を突っ込まなくていいのです。

病気の治療もダイエットも「原因を根絶すること」と先に書きました。

好ましくない印象が目から耳から入ってくることをできるだけ避け、その代わりに自然と触れ合う時間を増やしたり、心が休まる部屋に模様替えしたりと、自分の目や耳に良い印象を与えていると、マインドを穏やかで健全な状態に保つことができます。

(思い切って1週間旅行にでも行ってスマホなしの生活をするだけでも実感できるはずです。)

そしてそれは正しい判断力や意志力となって、太り過ぎからも自分の身を守ってくれることになります。

ニワトリが先か卵が先か。

身体とマインドの関係も同じように、アーユルヴェーダの簡単なセルフケアを取り入れることでまずは身体をキレイに浄化し栄養補給をすると、健全な身体が作られ、そこから正しい判断力や意志力を持ったマインドが作られることにもつながります。

先に挙げたマインド自身に働きかける方法と合わせて、セルフケアもできるところから毎日の生活に取り入れてみましょう。

アーユルヴェーダ的ダイエットのためのセルフケア

取り入れたい食べ物や飲み物の習慣

•非加熱のはちみつを1日大さじ1杯ほどとる(アーユルヴェーダでは有名なダイエット薬です。はちみつは加熱しないこと(体温以上の温度にあげない)※未消化の元になると考えられる)

•すすりながら飲める程度の熱々の白湯150〜200ccを就寝直前に飲む(消化促進、肥満解消と予防に)

•お米は1年以上前の古米が良い、大麦、蕎麦もおすすめ

•ムング豆、さやのある豆、バターミルク(ヨーグルトと水を同量ずつ、はちみつ、クミンパウダー、黒胡椒、岩塩を少量ずつ加えてミキサーなどで良く混ぜる)

•苦味、辛味のもの

控えるもの

・糖類、新米、乳製品
・甘いもの、塩っぱいもの、酸っぱいもの

取り入れたいハーブやスパイス

シナモン

トリカトゥ(サンスクリット語で3つの辛味という意味。生姜、黒胡椒、長胡椒を粉にして全て同量を混ぜたもの)

トリファラ(有名な3種の乾燥果実のアーユルヴェーダメディスン。便秘解消、消化不良気味の時に。インターネットなどで入手可能。)

取り入れたい習慣

絹手袋での乾布摩擦(毛の流れに逆らって行うと、体内の滞りを流してくれる。)

透明のセサミオイル(焙煎されていないもの)で頭と耳のマッサージ(異常な食欲の元となっている体内に吹き荒れる風を鎮める)

マインドフルネス(意識的)に食べること
 例)食べたもの、起こったことの日記をつける

喋らないで、テレビを見ないで食べる

食事の前にヨガの呼吸法を行う

根本的な解決のためにできることを考える

家族や恋人、仕事関係者などとの問題を置き去りにしないで向き合ってみる

充足感を感じられない人間関係を整理してみる

自分が最も役に立て、やり甲斐の感じられる仕事に転職する

自分でこれといった原因にたどり着けない時はアーユルヴェーダカウンセリングを受けてみる

健康で美しく、幸せな女性でいるために

とくに30代を過ぎたあたりから、体重が増えやすくなったり、痩せにくくなったり、筋肉が落ちて体型が変わってしまったりと、女性にとっては年をとっていくことが脅威に思えてくることもあります。

それでもうろたえることなく、自信を持って人生のその時しか味わえない季節を楽しんで欲しいと思います。

そのためにも急激なダイエットは禁物です。

これから体型管理は一生続いていくものと心得て、ぜひ「Better than Nothing」(やらないよりマシ)をモットーに、今日は昨日より10段多く階段を登ったとか、週一でNOスマホデーを作ってみたとか、出来合いのものばかり食べていたけれど週に数回は一品でもいいから自炊できるようになったとか。

些細なことでもそれを日々続けていけるようになることが、身体もマインドも健康で幸せなダイエットの成功と言えるのではないかと思います。

長い道のり、焦らずに、でも決して諦めることもなく、着実にまいりましょう。

次の記事:夏バテ・老化防止にも良い夏の過ごし方《アーユルヴェーダ入門Vol.3》

 
 
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1.食べ過ぎている(食欲のあるなしに関わらず、無意識的に) 2. 生活活動や運動が足りない(歩かない、階段を使わない、運動の習慣がない) 3. 食事と生活習慣の乱れによって、食欲過剰の状態(多忙な毎日で不規則な生活を送っている。夜更かししがちである。お酒を飲む習慣がある。冷えやすい生活環境など。) ※これらの生活習慣は、アーユルヴェーダでは体内にある「風」を吹き荒らす元になり、消化の火をいっそう焚きつけて、止まらない食欲が湧いてくると考えます。 この3つを引き起こしている、さらに深いところに潜んでいる原因にも目を向けてみると…… ●無意識に食べるから食べ過ぎる(テレビ、スマホを見ながら、考え事をしながら) ●味覚が鈍くなっているから食べ過ぎる(甘い、しょっぱい、すっぱい濃い味のものを食べ過ぎている。強い刺激を中毒的に欲するようになっている) ●ストレスで食べ過ぎる(ストレスを受ける→食べるという反射行動) ●運動は疲れる、面倒臭い、自分にはできないものだと思い込んでいる ●無意識に体を動かさない選択肢を選んでいる(エレベーター、エスカレーターは絶対に乗るものだと信じているetc) ここまで見てみると、原因の根っこには、実はマインド=心が深く関係していることがだんだんと見えてきます。 まさに、「心ここに在らず」という状態で毎日食べ続けている(または体を動かすことを止めてしまっている)結果が太りすぎを招いています。 皆さんも経験があるように、緊張している時は食べ物が喉を通らなかったり、落ち込んでいる時に胸を張って歩けないように、マインドは身体の機能や行動に多大な影響を与えていますから、マインドが健全でない時には、行動も健全でなくなります。 太っている原因がマインドからきているならば、第一に向き合うべきは自分自身の心かもしれません。 心の浄化と栄養供給(取り入れる印象と経験を見直す) では、健全なマインドを養うものとは何でしょうか? それを知るために分かりやすい考え方として、マインドも身体と同じように消化力を持ち、また栄養吸収もしていると考えてみます。 マインドにとっての栄養は、次の3つです。 1.食べ物 2.五感が受け取る印象 3.近しい人たちが持つマインドの質 食べ物は、身体とマインドどちらにも栄養を与えていて、食べ物が持っている性質次第ではマインドが荒々しくなったり、怠慢になったりします。 そして日頃私たちが見たり、聴いたり、触ったりして受け取る印象・経験、とくに五感の中でも一番の働き者である視覚(80%以上の情報は視覚を通して脳に伝達される)を通して受け取るものは、マインドに大きな影響を与えています。 つまりは毎日散らかった部屋にいること、いつも上司の威圧的な顔と声にさらされていること、ちっとも心を穏やかにしてくれないネットニュースを長時間読み続けていることなどは、マインドの毒になっているということです。 また、心から付き合う人々から私たちが受ける影響は計り知れません。 その人のマインドが平和でいつも落ち着いているなら、それが私たちのマインドにとって良い栄養となって吸収され、似た性質に変わってくるというわけです。 悪い食べ物や印象、発展のない人間関係をマインドが消化できずにいる時、こんな状態の時には、正しい判断や決断はできないので、腹八分目や満腹感にも鈍くなり、食事の管理がままならなくなってしまいます。 その場しのぎのダイエット法が救世主に見えたりしてリバウンドを繰り返すのも正しい判断力がそこにないせいです。 このように正常に働かなくなってしまったマインドを元に戻すには、やはり身体のデトックスと同じような浄化法、対策が必要です。 毎日の食べ物が原因と思われる場合は、月に1日または、2週間に1日程度の「ファスティング(断食)」がマインドと身体両方のデトックスに役立ちます。 私も消化力のためと、マインドの乱れをバランスするために、定期的にファスティングを行なっていますが、始めた頃一番驚いたことは、身体の変化はもちろん、それよりもむしろマインドの変化を強く感じたことでした。 定期的に行うと、良くない食習慣がそこでリセットされるのでおすすめです。 (体質的に完全な断食が合わない人もいるので、アーユルヴェーダカウンセラーや医師に相談してください。) そして体質に関係なく誰にでもできて、効果てきめんな浄化法といえば、「印象を断つこと」です。 これは全く何も見ない、聴かないということではなく、どんな形でも心を乱すような情報から遠ざかることです。 わざわざ悲しく悲惨な出来事や、心から楽しめない、和めないことにもう首を突っ込まなくていいのです。 病気の治療もダイエットも「原因を根絶すること」と先に書きました。 好ましくない印象が目から耳から入ってくることをできるだけ避け、その代わりに自然と触れ合う時間を増やしたり、心が休まる部屋に模様替えしたりと、自分の目や耳に良い印象を与えていると、マインドを穏やかで健全な状態に保つことができます。 (思い切って1週間旅行にでも行ってスマホなしの生活をするだけでも実感できるはずです。) そしてそれは正しい判断力や意志力となって、太り過ぎからも自分の身を守ってくれることになります。 ニワトリが先か卵が先か。 身体とマインドの関係も同じように、アーユルヴェーダの簡単なセルフケアを取り入れることでまずは身体をキレイに浄化し栄養補給をすると、健全な身体が作られ、そこから正しい判断力や意志力を持ったマインドが作られることにもつながります。 先に挙げたマインド自身に働きかける方法と合わせて、セルフケアもできるところから毎日の生活に取り入れてみましょう。 アーユルヴェーダ的ダイエットのためのセルフケア 取り入れたい食べ物や飲み物の習慣 •非加熱のはちみつを1日大さじ1杯ほどとる(アーユルヴェーダでは有名なダイエット薬です。はちみつは加熱しないこと(体温以上の温度にあげない)※未消化の元になると考えられる) •すすりながら飲める程度の熱々の白湯150〜200ccを就寝直前に飲む(消化促進、肥満解消と予防に) •お米は1年以上前の古米が良い、大麦、蕎麦もおすすめ •ムング豆、さやのある豆、バターミルク(ヨーグルトと水を同量ずつ、はちみつ、クミンパウダー、黒胡椒、岩塩を少量ずつ加えてミキサーなどで良く混ぜる) •苦味、辛味のもの 控えるもの ・糖類、新米、乳製品 ・甘いもの、塩っぱいもの、酸っぱいもの 取り入れたいハーブやスパイス シナモン トリカトゥ(サンスクリット語で3つの辛味という意味。生姜、黒胡椒、長胡椒を粉にして全て同量を混ぜたもの) トリファラ(有名な3種の乾燥果実のアーユルヴェーダメディスン。便秘解消、消化不良気味の時に。インターネットなどで入手可能。) 取り入れたい習慣 絹手袋での乾布摩擦(毛の流れに逆らって行うと、体内の滞りを流してくれる。) 透明のセサミオイル(焙煎されていないもの)で頭と耳のマッサージ(異常な食欲の元となっている体内に吹き荒れる風を鎮める) マインドフルネス(意識的)に食べること  例)食べたもの、起こったことの日記をつける 喋らないで、テレビを見ないで食べる 食事の前にヨガの呼吸法を行う 根本的な解決のためにできることを考える 家族や恋人、仕事関係者などとの問題を置き去りにしないで向き合ってみる 充足感を感じられない人間関係を整理してみる 自分が最も役に立て、やり甲斐の感じられる仕事に転職する 自分でこれといった原因にたどり着けない時はアーユルヴェーダカウンセリングを受けてみる 健康で美しく、幸せな女性でいるために とくに30代を過ぎたあたりから、体重が増えやすくなったり、痩せにくくなったり、筋肉が落ちて体型が変わってしまったりと、女性にとっては年をとっていくことが脅威に思えてくることもあります。 それでもうろたえることなく、自信を持って人生のその時しか味わえない季節を楽しんで欲しいと思います。 そのためにも急激なダイエットは禁物です。 これから体型管理は一生続いていくものと心得て、ぜひ「Better than Nothing」(やらないよりマシ)をモットーに、今日は昨日より10段多く階段を登ったとか、週一でNOスマホデーを作ってみたとか、出来合いのものばかり食べていたけれど週に数回は一品でもいいから自炊できるようになったとか。 些細なことでもそれを日々続けていけるようになることが、身体もマインドも健康で幸せなダイエットの成功と言えるのではないかと思います。 長い道のり、焦らずに、でも決して諦めることもなく、着実にまいりましょう。 次の記事:夏バテ・老化防止にも良い夏の過ごし方《アーユルヴェーダ入門Vol.3》     #アーユルヴェーダの記事をさらにチェック!!オーガニックな暮らしで健康でキレイに

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