高級ギリシャヨーグルトでパックをやってみた。ヨーグルトの種類と値段で差は出る?
カラダによい食品、ヨーグルト。肌に塗る手づくりヨーグルトパックに挑戦
こんにちは。寒い時期で電気毛布が手放せない日々を送っている、ライターのYOSHIKOです。
古くから、カラダによい代表的な食品のひとつとして知られる「ヨーグルト」。
私も仕事などで不規則な日々が続くと、何となく「ヨーグルトでも食べておこうかなぁ」という気になります。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸の環境を整えるほか、体内の病原菌をやつける細胞を活性化させる効果があるため、風邪予防にもよいそうです。
また、たんぱく質やカルシウムなど、私たちの身体に欠かせない栄養素も豊富。
カルシウムを十分に摂ることで脂肪燃焼効果につながると言われており、ヨーグルトを食べることでダイエットも期待できます。
ヨーグルトに含まれるプロバイオティクスには、ストレスを軽減する役目もあるとのこと。
なんだか良いことずくめですが、食べるだけでなく、ヨーグルトを直接顔に塗る「手づくりヨーグルトパック」もお肌によいそう。
今回は、自宅で手づくりヨーグルトパックに挑戦してみることにしました!
有名女優も自宅で実践。手づくりヨーグルトパックはなぜお肌にいいの?
ヨーグルトに含まれるフルーツ酸の一種「AHA」は、古い角質を剥がす効果があると言われています。
うるおいのある美肌には欠かせない保湿や毛穴ケア、含まれるビタミンB群により、肌のターンオーバーなどにも良いとのこと。
30代の人気女優、小雪さんも、エゴマを混ぜた手づくりヨーグルトパックを実践しているそうです。
色白美肌の小雪さんを見ていると、「手づくりヨーグルトパック、本当に効きそう!」と思ってしまいますね。
簡単な手づくりヨーグルトパック。目的に合わせ混ぜる材料を変えると◎
手づくりヨーグルトパックの方法を調べてみたところ、いたってシンプルでした。
基本は、市販のプレーンヨーグルトに小麦粉を少量混ぜて顔に塗って少し置き、洗い流すだけでOKとのこと。
この方法なら、ちょっとした空き時間に簡単にできるので嬉しいですね。
保湿効果のあるはちみつ、乾燥を防ぐオリーブオイルやココア、美白によいと言われる牛乳、肌をしっとりとさせる豆乳、角質の汚れを落としやすい塩、ニキビ予防によいきなこや緑茶粉末など、自分の目的に合ったものを混ぜるとよいそうです。
手づくりヨーグルトパックにチャレンジ。正直、やや半信半疑な部分も
少ない材料で簡単にできることがわかった、手づくりヨーグルトパック。
「カラダによい食品なのはわかるけれど、ヨーグルトを肌に塗って大丈夫なのかな?」
「市販のパックではないけれど、効き目はあるのかな?」
と、やや不安&疑いも…。
ですが、実際に試してみないとわかりません!
さっそく、手づくりヨーグルトパックを作ってみることにしました。
一般的なものと高級なヨーグルトでは、結果は違う?
今回は、お肌の乾燥によいココア、美白によいと言われる牛乳を、通常のプレーンヨーグルトとやや高級なギリシャヨーグルトの2種類、下記計4パターンの組み合わせで試してみることにしました。
① プレーンヨーグルト+ココア
② ギリシャヨーグルト+ココア
③ プレーンヨーグルト+牛乳
④ ギリシャヨーグルト+牛乳
今回使用したヨーグルトはこちら。どちらも、スーパーで購入しました。
プレーンヨーグルト(写真左)は、ヤオコーのプライベートブランド「Yes!YAOKO 北海道ヨーグルト プレーン(400g・約150円)。ギリシャヨーグルト(写真右)は、「ATHENA GREEK YOGURT(500g・約500円)。
ふたつの価格の違いは約3倍以上。どれくらい結果に差が出るのか、気になるところです!
① プレーンヨーグルト+ココア
日頃からお肌の乾燥が気になる私。最初に、プレーンヨーグルト+ココアを試してみました。
材料
プレーンヨーグルト 大さじ1
小麦粉 小さじ1
ココア 小さじ1
手づくりヨーグルトパックに小麦粉を混ぜる理由としては、ヨーグルトのみだと柔らかすぎるため、硬くして肌に伸ばしやすくする、という点があります。
3つの材料を混ぜると、このようになりました。
少しサラッとしていますが、プレーンヨーグルトの柔らかさが、小麦粉とココアを入れたことによって少し硬めになっています。
手のひらに乗せると、やや柔らかめのクリームのよう。香りは、ヨーグルトっぽさはほぼ残っていません。
さっそく、顔全体に塗ってみました。
まるで、チョコレートクリームを塗っているような感覚です。
(人に見られたら驚かれそうなので、夜や休日など、自宅に一人でいる時に行うことをおすすめします…)
2~3分ほど経つと、若干お肌がピリピリしてきました。
また、ココア粉末を入れているからか、塗ったヨーグルトパックが、少しずつ固まってきているのを感じます。
5分後、顔全体をぬるま湯で洗い流しました。
この時にしっかりと洗い流さないと顔にパックが残ってしまうので、注意した方が良さそうです。
清潔なタオルで顔を拭き、終了。
肌を触ってみると、パックをする前よりもさっぱり、ツルツルしているのが感じられました。
② ギリシャヨーグルト+ココア
次は、高級なギリシャヨーグルトとココアを混ぜたヨーグルトパックに挑戦します。
材料
ギリシャヨーグルト 大さじ1
小麦粉 小さじ1
ココア 小さじ1
プレーンヨーグルトは水分が多めで柔らかいのですが、ギリシャヨーグルトはしっとりとしています。
3つの材料を混ぜてみると、このようになりました。
香りは先ほど同様、ヨーグルトっぽさはほとんど残っていません。感触は硬めで、手のひらに乗せてみると、泥パックのような感じです。
お肌に塗ってみると、先ほどよりも「どっしり」とした塗り心地を感じます。
こちらも、塗ってから数分経つとややお肌がピリピリしましたが、特別気になるほどではありません。
5分後に洗い流して肌に触れてみたところ、しっとり&もっちりしたお肌になっていました。
短時間なのに、なかなかの効果です。
③プレーンヨーグルト+牛乳
お次は、プレーンヨーグルトに牛乳を混ぜたパックに挑戦です。
材料
プレーンヨーグルト 大さじ1
小麦粉 小さじ1
牛乳 小さじ1
3つの材料を混ぜてみるとこのようになりました。ややサラサラとしたクリーム、という印象です。
乳製品+乳製品の組み合わせなので、香りはややあります。苦手な人は、少し気になるかもしれません。
ヨーグルトと液体の組み合わせなので、肌にはすっとなじみました。
5分後に洗い流したところ、お肌がさっぱりとした印象。余分な汚れが落ちた感じがあり、スッキリしました。
④ギリシャヨーグルト+牛乳
最後は、ギリシャヨーグルトと牛乳の組み合わせを試してみました。
材料
ギリシャヨーグルト 大さじ1
小麦粉 小さじ1
牛乳 小さじ1
混ぜてみると、このようになりました。ややドロッとしています。
手にとってみると、美容クリームのようにやや硬めの感触です。
顔に塗ってみたところ、こちらも、もっちりと伸びやすかったです。
5分後に洗い流してみると、お肌にはしっとりハリのある感触がありました。
ただ1点残念だったのが、「ヨーグルト+牛乳の組み合わせには美白効果が期待できる」とのことだったのですが、プレーンヨーグルト、ギリシャヨーグルトともに、特に美白になった感じはありませんでした。
本気で美白を目指すのであれば、手づくりヨーグルトパック以外の方法を試した方が良さそうです。
手づくりヨーグルトパックの素朴な疑問を解決してみた
4種類の手づくりヨーグルトパックを試してみた私。
しかしそこでふと、いくつかの疑問が湧いてきたので、実際に試してみることにしました。
①小麦粉がない時は片栗粉でもいい?
手づくりヨーグルトパックを使用する時、ヨーグルトのみだと柔らかすぎて、上手に塗ることができません。
今回は小麦粉を使用しましたが、例えば小麦粉が家にない場合、他の粉で代用しても大丈夫なのでしょうか。
今回、自宅にあった片栗粉をヨーグルトと混ぜたところ、このような感じに。小麦粉とくらべて、ややサラサラとした感触がありました。
肌に塗ってみたところ、片栗粉を混ぜても使えないことはないのですが、個人的には、小麦粉の方が固まりもよく、パックに混ぜる際にはよさそうな気がします。
② 作った次の日のヨーグルトパックは使っても大丈夫?
手づくりヨーグルトパックが余ると、捨てるのは少しもったいない気がしますよね。
余った手づくりヨーグルトパックを冷蔵庫に入れ、次の日に使ってみるとどうなるか、試してみました。
冷蔵庫に一晩入れておいたヨーグルトパックはこのような感じ。見た目や触り心地、香りは、前日とほぼ変わっていません。
実際に塗ってみたところ、特に問題があったわけではありませんでしたが、しっとり感やパック後の効果は、やはり当日作ったパックの方が、強く感じられました。
手づくりヨーグルトパックは、作った当日に使い切るのがよさそうです。
③ 顔以外に手づくりヨーグルトパックを使うとどうなる?
パックというと、「顔に使用するもの」というイメージがあります。
しかし、手足や、背中、髪など、カラダのその他の部分にも効果があったら、嬉しいですよね。
試しに、手の甲、ひじ、ひざ、背中、髪の毛に、ヨーグルトパックを塗ってみました。
5分ほど経って洗い流したところ、手や足が、使用前よりもサラサラになっているのを感じました。
髪の毛はというと、シャンプー後にヨーグルトパックを全体に伸ばしたあと洗い流し、トリートメントをしたのですが、残念ながら、目立った効果は感じられませんでした。
「食品をいきなり顔に塗るのは不安」という人は、まずは手足に試してみてもよさそうです。
ヨーグルトパックを行う時の注意点は?
自宅で作った際、分量が合わないと柔らかくなりすぎたり、粉っぽくなってしまいました。結果として、「ヨーグルト3:小麦粉1:その他1」の割合が、一番塗りやすかったです。
また、ヨーグルトは乳製品。直接口に入れるわけではないものの、乳製品アレルギーの人は使用を避けましょう。
ヨーグルトには、市販に比べると強くはないもののピーリング作用があるため、やりすぎは肌に負担がかかってしまうそう。3日~1週間に1回程度の頻度で行うのが良さそうです。
これは食べる時も同じですが、期限切れのヨーグルトなどは使用しないようにすることも大切です。
予想以上に良かった手づくりヨーグルトパック。肌トラブルがなければ、試す価値アリ!
正直、最初はそれほど期待していなかった手づくりヨーグルトパック。
しかし、実際にやってみると、パック後には確かにお肌の違いを感じることができました。
個人的には、牛乳のような液体よりも、粉末のココアの方が塗りやすく、パック後のもっちり感がありました。
一般のプレーンヨーグルトと、高級なギリシャヨーグルトなどとの違いは、「しっとり感」。プレーンヨーグルトはさっぱり感、ギリシャヨーグルトはしっとり感が強めでした。
「安いヨーグルトだからダメ」「高いヨーグルトだからよい」というよりは、目的別に使い分けることをおすすめします。
ただ実際にやってみて感じたのですが、1度は、クリームのような感触の高級ヨーグルトでパックをしてみても良さそうな気がします。
また、毛穴ケアの効果は、個人的にはそれほど感じられませんでした。ヨーグルトの種類を問わずお肌のピリつきは若干あったので、お肌が弱い人や敏感肌が気になる人は、やめておいた方がよいかもしれません。
ミニカップ入りでないヨーグルトは量が多く期限も短いため、余ってしまうこともありますよね。
そんな時にも、残ったヨーグルトと自宅にある材料で、気軽に手づくりヨーグルトパックを試してみると良さそうです。
結果としては予想していたよりも良かったので、お肌をさっぱり・しっとりさせたい時、試す価値アリだと思います!
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