「ヨーロッパのオーガニック事情」第2弾としてお送りする今回は、ヨーロッパのオーガニックスーパー特集。

オーガニック先進国が揃うヨーロッパはオーガニックスーパーの数も多く、それぞれオリジナルな個性を打ち出しています。

今回はオランダ・ドイツ・イギリス出身のオーガニックスーパーにフォーカスを当て、それぞれの特徴とおすすめ商品をご紹介します。

その後ヨーロッパのオーガニックスーパーに見る全体的な特徴を日本のオーガニック事情と比較しながら解説していきます。

気になるオーガニックスーパーはどんな所?

欧州のオーガニックスーパーは肉や乳製品のラインナップも豊富


ヨーロッパのオーガニックスーパーに見る特徴として、まず精肉品・乳製品のバリエーションが多いことが挙げられます。

オーガニック精肉品は生肉からハムやソーセージなどの加工品まで、様々な種類のものが揃います。

後に紹介するドイツのオーガニックスーパー・VORWERK PODEMUSの肉売り場は通常のそれに見劣りしません。

またベジタリアンソーセージやヴィーガン(100%植物性)挽き肉、チーズの代わりとしてヴィーガンの人々の間で親しまれているニュートリショナル・イースト(サトウキビとビーツの糖蜜によって発酵した酵母)など、志向に関わらず食を楽しめる環境が整っています。

乳製品に関しても同じことがいえます。

オーガニックの牛乳やチーズはもちろん、ヤギのミルクやヨーグルトもオーガニックのものが揃います。

なお日本で牛乳に代わる植物性のミルクといえば豆乳が主流ですが、ヨーロッパでは様々な種類の植物性ミルクが手に入ります。

アーモンドミルク・ヘーゼルナッツミルク・カシューナッツミルク・ココナッツミルク・ライスミルク・オーツ(オート麦)ミルクなど、オーガニックスーパーだけでなく大手スーパーでも多種類の植物性ミルクを目にすることができます。

さらにアーモンドミルク&オーツミルクまたはライスミルクなど、2種類をブレンドした商品もよく見かけます。

日本のオーガニックスーパーの商品は食料品、なかでも野菜を中心に展開されている印象がありますが、ヨーロッパのオーガニックスーパーでは洗剤や化粧品など日用品の品揃えも充実しています。

これは私の主観的な意見ですが、ヨーロッパのオーガニックスーパーにはワクワクするような楽しい雰囲気が漂っているように感じます。

「オーガニック=ストイック」というイメージはなく、オーガニックな生活を送ってみたい!と思わせるような波動の良い刺激に満ちています。


 
 

とくに人気なのはチョコレート。日本でも購入可能

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オーガニックスーパーの取り扱い商品の中でも、チョコレートは特におすすめです。

オーガニックチョコレートはノンオーガニックのものに比べて口当たりが柔らかく、しつこさのない純粋なコクが楽しめます。

私の一押しは「Vivani」「iChoc」というドイツのブランドのもの。

「Vivani」は定番のミルクチョコレートをはじめカプチーノ味・キャラメル&インカソルト味・ストロベリー&ヨーグルト味(ホワイトチョコレート)など、バラエティ豊かなフレーバーのチョコレートバーを展開しています。

そのほかホットチョコレートやチョコレートスプレッドなども販売されています。

一方「iChoc」はヴィーガンチョコレートのブランドです。

全てライスミルクを原料に作られており、人工甘味料はもちろん大豆レシチン等の乳化剤も一切不使用の方針を貫いています。

オーガニック&フェアトレードをモットーに作られたチョコレートは、チョコレートクッキー・ホワイト&バニラチョコレート・アーモンド&オレンジなど、食感も楽しいフレーバーに仕上がっています。

iChocの商品は日本でもオーガニック&ナチュラル通販ショップビオフロレスタで購入が可能です。

Vivani ウェブサイト(英語版有り):
http://www.vivani-chocolate.de/index.html
iChoc ウェブサイト(英語版有り):
http://ichoc.de/en/

 
 

やはりオーガニックの本場だけあって、値段もお手頃

日本のオーガニック製品と比較すると、ヨーロッパのオーガニック製品はやはり手に入りやすい価格で販売されています。

例えば先にご紹介したiChocのチョコレートは、日本の販売価格が594円(税込)のところ、ヨーロッパでは1.95ユーロ(約260円)と半額以下で購入することができます。

また日本でも最近見かけるようになったアーモンドミルクは、輸入食品を扱うカルディでは、125ml 138円(筑波乳業「濃いアーモンドミルク」の値がつけられています。

一方私が愛飲している先述のRUDE healthのアーモンドミルクは、オランダの大手スーパー・Albert Heijnにて1000ml 2.99ユーロ(約390円)で販売されています。

これらの価格の違いも、ヨーロッパのオーガニック商品がより充実している要因のひとつといえるでしょう。

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非オーガニックスーパーとの価格の違いは…そこまで大きくない?

日本のオーガニック製品との価格の差が分かったところで、ヨーロッパの通常のスーパーとオーガニックスーパーではどんな価格の違いがあるのでしょうか。

例としてオランダのオーガニックスーパー「Ekoplaza」と大手スーパー「Albert Heijn」の野菜の価格を見てみましょう。

Ekoplazaではオーガニックの玉ねぎ(1kg)が1.49ユーロ(約195円)、一方Albert Heijnのノンオーガニックの玉ねぎ(1kg)は0.95ユーロ(約124円)で販売されています。

そのほかラディッシュ1束の販売価格はEkoplazaで1.79ユーロ(約235円)、Albert Heijnでは0.99ユーロ(約130円)です。

物によって価格の差は多少変化しますが、ヨーロッパのオーガニックスーパーの製品は全体的に通常のスーパーより「少し値が張る」程度で、消費者の手の届く価格に設定されていることが分かります。

 
 

オーガニックの敷居が低いから若い人にも取り入れやすい

通常のスーパーとの価格差が少ないせいか、ヨーロッパのオーガニックスーパーを利用する客層は日本よりも若い層が多いように見受けられます。

大手スーパーでも当たり前のようにオーガニック製品の選択肢が存在する上に、オーガニックスーパーのアプリを活用した食料品の購入方法が普及するなど、オーガニックへのアクセスが日常化しています。

またオーガニックの食料品や洋服でも、「オーガニック」を主張し過ぎず、他の商品や店舗とさりげなく共存している点が注目に値します。

オーガニックがヨーロッパ社会全体の生活の一部となっており、若い世代にも敷居が低く取り組みやすい環境が提供されているのです。

ヨーロッパで人気なオーガニックスーパーは?

オランダのオーガニックスーパー:Ekoplaza

Ekoplazaはオランダ生まれのオーガニックスーパー。

人々の健康的でオーガニックなライフスタイルを後押しする目的で創業されました。

「健康的な食生活を送りたいなら、Ekoplazaへ」をモットーに、取扱商品は全てオーガニックにこだわっています。

Ekoplazaウェブサイト(英語版有り):https://www.ekoplaza.nl/
 

ドイツのオーガニックスーパー VORWERK PODEMUS

VORWERK PODEMUSは、ドイツで1991年に創業されたオーガニックスーパーです。

「Mehr bio, mehr glücklich! / More organic, more happy!」をモットーに、ドイツ国内に11店舗を展開しています。

スーパーマーケットに加え、ドイツ東部の都市・ドレスデンにはレストランも構えており、新鮮なオーガニック食材を使用したメニューが味わえます。

VORWERK PODEMUSウェブサイト(ドイツ語のみ):http://www.vorwerkpodemus.de/home.html
 

イギリスのオーガニックスーパー:Holland & Barrett

Holland & Barrett はイギリス生まれ、「health(健康)」をモットーに掲げているスーパーです。

16カ国に1,300以上の店舗を構え、健康食品スーパーとしてはかなり名が知られており、私が住むオランダ南部の比較的小さな街にも3店舗展開しています。

冷蔵品の取扱はありませんが、お茶・お菓子・ナッツ・サプリメントや日用品(化粧品・洗剤など)まで、様々なナチュラル&オーガニックの健康食品が揃います。

Holland and Barrettウェブサイト(英語):https://www.hollandandbarrett.com/
 
 

日本からでも購入できるおすすめ商品

Meridian Organic Crunchy Peanut Butter (Meridian オーガニッククランチー ピーナッツバター)

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Meridian Foodsはイギリス発の食料品ブランド。

ピーナッツバターやアーモンドバターなどのナッツバターをはじめ、ナッツバーやフルーツスプレッドなども販売しています。

商品ラインナップのうち大部分がオーガニック原料から作られており、パーム油・保存料は不使用。

ベジタリアンやヴィーガンにも対応の商品が揃います。

中でも特におすすめは「オーガニッククランチー ピーナッツバター」

オーガニックピーナッツを殻のままローストし、少々の塩(1%)を混ぜて食感が残るように砕いています。

このピーナッツバターはトーストに塗るのはもちろん、パッタイなどの料理に用いるのも◎。

味に深みとコクが出て美味しくいただけます。

こちらから購入できます。
オンラインショップナチュラカート

Choc Chic Organic Raw Cacao Powder(Choc Chic オーガニック ロー カカオパウダー)

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栄養豊富な食品として最近注目されている、ローカカオパウダー。

カカオをローストせず低温管理の特別な製法で作られたローカカオパウダーは、カルシウムや鉄分の含有量が高く、特にマグネシウムが多く含まれています。

さらに抗酸化作用もあり、食物繊維やプロテインも豊富と、体に嬉しい効果ばかり。

「Choc Chicオーガニック ロー カカオパウダー」はエクアドルの契約カカオ農家から届くカカオ(シングルオリジン)を用いて作られた、こだわりの製品。

ホットチョコレートやスムージーに加えるほか、通常のココアパウダーと同様お菓子づくりなどにも問題なく使用できます。

こちらから購入できます。
オンラインショップナチュラカート

Ecover Delicate Wash(エコベール デリケート ウォッシュ)

ヨーロッパのオーガニックスーパーで必ずと言っていいほど見かけるのが、先にも紹介したベルギーのブランド「Ecover(エコベール)」の商品。

オーガニックスーパーだけでなく、大手のスーパーでも当たり前のように取扱があります。

Ecoverは食器用・洗濯用・掃除用など様々な洗剤を揃えており、その芳しい香りも魅力の一つです。

私のお気に入りはおしゃれ着用洗剤「Delicate laundry liquid」

スイレン(waterlily)と蜜(honeydew)の香りが素晴らしく、洗濯のたびに香りを嗅いでしまうほどです。

エコベール デリケートウォッシュ(おしゃれ着用洗剤) 本体1000ml 1000円(税込)

エコベールウェブサイト(日本語)

関連記事:【ecover(エコベール)】洗濯マニアの夫も太鼓判♡オーガニック洗剤「ランドリーリキッド」を使ってみました
 
 

仏から来たオーガニックスーパー:ビオセボン

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ビオセボンは2008年フランス・パリ生まれのオーガニックスーパー。

ヨーロッパでは100店舗以上を展開しています。

日本には2006年12月に上陸、「Bio c’ Bon 麻布十番店」がオープンしました。

さらに2018年4月に中目黒店、5月には外苑西通り店がオープン予定です。

「日常使いの食料品や日用品」をテーマに、フランスから直輸入したワインやチーズなどをはじめ、様々な食料品・日用品(ベビー用品・化粧品など)が揃います。

また近年日本でも注目を集めているグルテンフリー商品、そして納豆や豆腐など日本特有の製品も取り扱っています。

訪れるお客とのコミュニケーションを大切にしているので、オーガニックについて分からないことも店舗で色々質問できます。

近辺に立ち寄った際はぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

ビオセボンジャパン

 
 

前述の繰り返しになりますが、ヨーロッパのオーガニックスーパーには店内に「楽しい雰囲気が漂っている」点がとりわけ魅力的です。

オーガニックを堅く捉えるのではなく、ナチュラルな形で生活に取り入れているところにとても好感が持てます。

最後の写真はベルギーのオーガニックレストランEXKiのもの。

私がベルギー南部の都市・リエージュ(Liege)の店舗でレモンメレンゲパイとオーツミルク(オート麦から作られた植物性ミルク)の抹茶ラテをいただいた時の写真です。

注文したものと一緒に、可愛いサイズのEXKiビターチョコレートも付いてきました。

ヨーロッパにはスーパーだけでなく、EXKiのようなオーガニックレストランも多数あり人気を集めています。

次回はそんなヨーロッパのオーガニックレストランに関する特集をお送りしたいと思います。

お楽しみに!

 

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