「ヨーロッパのオーガニック事情」の第3弾としてお送りする今回は、私の友人で日本茶アドバイザーの増谷由梨さんに日本茶の魅力とヨーロッパでの日本茶の需要を伺いました。
由梨さんは現在、オランダ・アムステルダム在住。
現地の日系企業に勤務する忙しい日々の中でも、暮らしに日本茶を取り入れながら過ごしています。
インタビューでは由梨さんが日本茶アドバイザーになった経緯から日本茶の基礎知識に加え、由梨さんオススメの日本茶購入サイト・店舗も教えていただきました。
この記事を読み終わる頃にはきっと日本茶への興味が増し、暮らしにもっと日本茶を取り入れてみよう!と思うはず。
由梨さんのインタビューから垣間見える、世界が注目する日本茶&オーガニックの奥深い世界を覗いてみましょう。
日本茶の基礎知識&魅力
海外で出回るグリーンティーは日本茶ではない? 本当の日本茶とは……
日本茶というと茶道(=抹茶)をイメージされる方が多いですが、日本茶とは日本で作られるお茶全てを指す総称です。
日本茶の多くを占める緑茶は海外で主に「グリーンティー」として知られていますが、その多くは中国産で、日本茶とは製造方法や使用目的、楽しみ方が異なるものです。
海外でいう「グリーンティー」は必ずしも日本茶ではないのが現状です。
日本の緑茶は、味・色・成分共に優れており、健康面でも高い効果が期待できます。
緑茶の主成分としてはビタミンやカテキンがよく知られていますが、そのほかテアニン・カフェイン・サポニンなど、体の免疫力を高めリラックス効果をもたらす成分も豊富に含まれています。
加えて、それらの成分には殺菌・抗菌作用があり、お肌の調子を整えてくれる効果もあります。
そのため飲用目的だけでなく、出し殻の茶葉・ハチミツ・手持ちの粉類を混ぜた自家製スキンケアパックを作ってスキンケアに活用することもできます。
日本の緑茶は全て同じチャノキ(茶の木)から作られますが、異なる茶の品種・産地・農家・製造方法・ブレンド内容により、数え切れないほどの様々な商品が出回っています。
また日本茶は複数の農家で作られたお茶をブレンドした商品が大半ですが、近頃はシングルオリジン(単一農園&単一品種)にこだわったものも増えています。
ウィスキーやワインのように、日本茶も個人の嗜好に合った個性のものを楽しめるようになり、日本茶にストーリー性や付加価値を付けて販売・提供する新しいスタイルの農家さんやお店も出てきました。
日本の緑茶は、その美味しさだけでなく健康にも大きな効能が期待できることから、現代のトレンドに合っていると感じます。
これからもっと世界中で日本茶の価値が認知され、成長していくのが楽しみでなりません。
お茶×チーズ? お茶×チョコ? 驚きと新発見がある欧州(オランダ、アムステルダム)での日本茶に対するニーズ
オランダは貿易国なのにも関わらず、他のヨーロッパ諸国に比べると日本茶を扱うお店が少ないように見受けられますが、安心して日本茶を購入できるお茶屋さんもしっかりと存在しています。
私が住むアムステルダムではここ数年多国籍でユニークなお店が出回り、さまざまなイベントが開催されています。
そこで面白いと感じるのは、日本茶の取り扱いがある=日本に関する商品の専門店とは限らないという点です。
アムステルダムのカフェやレストランでは、健康志向か否かに関わらず、緑茶や抹茶の取り扱いがある店舗が増えてきています。
その使用法も非常にユニークで、お茶&チーズ、お茶&チョコレートなどあっと驚くペアリングを紹介している店もあります。
このように規制の枠にとらわれず新しいものに寛容なところが、オランダという国の伸びしろだと感じています。
またアムステルダムでお茶を通じて知り合ったオランダ人女性は、チャノキを本格的に育てています。
そのつながりから、今後「オランダ産の日本茶」も日本へ逆輸入できるようになるかもしれません。
オランダは日本茶に関してまだまだ未知の可能性を秘めている国だといえるでしょう。
世界的に見ても、今後日本茶に対する需要は更なる上昇が予想されるので、オランダでも日本茶の魅力をしっかりアピールしていけると良いと思います。
私もこれまでの経験を活かし、是非そんな活動の一端を担いたいと考えています。
オーガニックの日本茶もある?
オーガニックの日本茶も、ヨーロッパをはじめとする欧米諸国ではオーガニックへの関心度が高いため、日本茶を紹介するとかなりの確率で「このお茶はオーガニック?」と聞かれます。
先にお話しした通り、現在出回っている日本の緑茶は、複数の異なる茶葉をブレンドした商品がほどんどで、残念ながらオーガニックのお茶は少ないのが現状です。
オーガニックの認証を受けるにはさまざまな条件をクリアしなければならず、時間・労力・資金ともに大きな投資を必要とするため、オーガニックの日本茶生産に漕ぎ着けることは容易ではありません。
しかし、後にご紹介する「善光園」のように、インターネットでオーガニック日本茶を展開しているお茶農家さんもあります。
由梨さん流・手軽に美味しく楽しめる日本茶の飲み方
アムステルダムの日系企業に勤める平日は、出勤前にささっと抹茶を立て朝のエネルギー補給をしています。
また会社にも抹茶と茶筅を常備しており、ランチの後に抹茶ラテなどを作ってティータイムを楽しんでいます。
時折同僚に「その緑の飲み物は何?!」と驚かれたりしますが、興味を持ってくれた場合には手持ちのお茶を淹れ、本物のお茶の味を体験してもらうようにしています。
休日には自宅で抹茶を使ったお菓子などを試作し、趣味の範囲ですがレシピ開発に励んでいます。
また日本茶を扱うお店やカフェに足を運ぶことも多く、市場調査も行なっています。
最近はオーガニックやベジタリアンのお店が更に増えたので、斬新なコンビネーションの味に出会っては良い刺激を受けている日々です。
以前住んでいたアムステルダム郊外のHaarlemという地区にあるカフェでは、玄米茶を使用したエナジーボール(体に良いスーパーフードを用い、非加熱製法で作られた健康志向のスイーツ)が購入できます。
他のカフェでは抹茶と塩キャラメルを合わせたラテが紹介されていたり、今年アムステルダムにオープンした「Matcha bar」という名前のカフェでは、抹茶を使ったメニューが揃っています。
このように比較的時間に余裕がある時はゆっくり丁寧に淹れた日本茶を楽しみ、タイトなスケジュールの際は手軽に使える抹茶を活用するという、自分の中での良いサイクルが出来上がっています。
由梨さんおすすめ! 厳選された美味しい日本茶が購入できるお店
善光園
善光園はオーガニック認証を受けるのが困難な中、10年かけてオーガニックのお茶を作り上げた、数少ないお茶農家&専門店。
由梨さんは以前、WWOOF(World Wide Opportunities on Organic Farms / ウーフ:イギリス発祥、金銭が発生しないオーガニック農業体験と人々の交流)の活動で収穫を手伝ったことがあるそう。
由梨さんイチオシ商品:「大地の命茶」 善光園ブレンド100g 1,296円(税込)
「やさしい口当たりと、コクのある旨みを感じることのできる、からだに優しい緑茶です。」
(由梨さん談)
京都おぶぶ茶苑
京都おぶぶ茶苑はお茶の有名どころ・京都の和束町にある、農業ソーシャルベンチャー(社会貢献・社会的問題の解決を目的として設立されたベンチャー企業・ベンチャープロジェクトのこと)。
約20年前に大学生だった創業者が和束町で出会った日本茶の美味しさに感動し、大学を中退してお茶づくりの勉強に打ち込んだことが1997年の起業へとつながる。
おぶぶ茶苑のウェブサイトには英語のページもあり、「日本茶を世界へ」をモットーに、日本茶セミナーや日本茶ツアーを開催。
また「おぶぶ国際インターン制度」として世界・日本各地からインターン生を受け入れており、海外へ向けて積極的にお茶の魅力を発信。
由梨さんイチオシ商品:「6種の抹茶・煎茶・ほうじ茶・玄米茶パウダーサンプルセット」 1200円(税込)
「抹茶の種類を複数揃えることは手が届きにくいかと思いますが、こちらは3種類少量で楽しめ、味の違いを実感できます!
また、煎茶・ほうじ茶・玄米茶のパウダーもセットになっているので、豆乳やオーツ、ライスミルクなどと合わせて普段と違ったお気に入りの飲み方を楽しんでいただけます。
お菓子作りにも使いやすく便利です。」(由梨さん談)
由梨さんのインタビュー、お楽しみいただけたでしょうか。
日本茶アドバイザーとしての貴重な知識と見解をたくさん分けていただきました。
提供してくださった写真からも、由梨さんと日本茶の素敵な関係が伺えます。
本インタビューは由梨さんの自宅で行ったのですが、終了後美味しい日本茶を淹れてくださり、その優しい味に心と体が解けていくような感覚を覚えました。
日頃日本茶を飲む習慣がない人も、これを機会に一度丁寧にお茶を淹れ、その魅力を再確認してみてはいかがでしょうか。
日本茶アドバイザー・増谷由梨さんについて
食材の産地や質にこだわる家庭で育ち、日本茶が食卓の定番だったことから、オーガニックな暮らしや日本茶への興味を高める。
大学時代「フェアトレード」について学び、当時好きなカフェがフェアトレードやエコロジー活動に深く取り組んでいたことで、フェアトレードの魅力にも開眼。
フェアトレード商品の中でも特に世界中のフェアトレードティーに興味を持ったため、日本茶について改めてしっかり学ぼうと決心し、日本茶アドバイザーの資格を取得する。
大学時代ヨーロッパへ留学したのを機に、日本の良さを海外へ、また海外の良さを日本に紹介する橋渡しの仕事をしたいと思いオランダ、アムステルダムへ移住。
最後に由梨さんの将来の目標は?
オランダは貿易が盛んでインターナショナルな国なので、国内だけでなくヨーロッパ全土に日本茶の良さや淹れ方、日本茶を使用した料理等を紹介していきたいと考えています。
オランダでは現在、首都のアムステルダムをはじめ全地域で新しいコンセプトのお店が続々とオープンしています。
私もいつかこの国で、日本茶を扱う小さなショップ&カフェを経営できたらと思っています。
※由梨さんの活動についてもっと知りたい方はこちらへ!
Instagram: matchagcams (Matcha Green Amsterdam)
https://www.instagram.com/matchagcams/?hl=en
Email: matchagc@gmail.com
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由梨さんは現在、オランダ・アムステルダム在住。
現地の日系企業に勤務する忙しい日々の中でも、暮らしに日本茶を取り入れながら過ごしています。
インタビューでは由梨さんが日本茶アドバイザーになった経緯から日本茶の基礎知識に加え、由梨さんオススメの日本茶購入サイト・店舗も教えていただきました。
この記事を読み終わる頃にはきっと日本茶への興味が増し、暮らしにもっと日本茶を取り入れてみよう!と思うはず。
由梨さんのインタビューから垣間見える、世界が注目する日本茶&オーガニックの奥深い世界を覗いてみましょう。
日本茶の基礎知識&魅力
海外で出回るグリーンティーは日本茶ではない? 本当の日本茶とは……
日本茶というと茶道(=抹茶)をイメージされる方が多いですが、日本茶とは日本で作られるお茶全てを指す総称です。
日本茶の多くを占める緑茶は海外で主に「グリーンティー」として知られていますが、その多くは中国産で、日本茶とは製造方法や使用目的、楽しみ方が異なるものです。
海外でいう「グリーンティー」は必ずしも日本茶ではないのが現状です。
日本の緑茶は、味・色・成分共に優れており、健康面でも高い効果が期待できます。
緑茶の主成分としてはビタミンやカテキンがよく知られていますが、そのほかテアニン・カフェイン・サポニンなど、体の免疫力を高めリラックス効果をもたらす成分も豊富に含まれています。
加えて、それらの成分には殺菌・抗菌作用があり、お肌の調子を整えてくれる効果もあります。
そのため飲用目的だけでなく、出し殻の茶葉・ハチミツ・手持ちの粉類を混ぜた自家製スキンケアパックを作ってスキンケアに活用することもできます。
日本の緑茶は全て同じチャノキ(茶の木)から作られますが、異なる茶の品種・産地・農家・製造方法・ブレンド内容により、数え切れないほどの様々な商品が出回っています。
また日本茶は複数の農家で作られたお茶をブレンドした商品が大半ですが、近頃はシングルオリジン(単一農園&単一品種)にこだわったものも増えています。
ウィスキーやワインのように、日本茶も個人の嗜好に合った個性のものを楽しめるようになり、日本茶にストーリー性や付加価値を付けて販売・提供する新しいスタイルの農家さんやお店も出てきました。
日本の緑茶は、その美味しさだけでなく健康にも大きな効能が期待できることから、現代のトレンドに合っていると感じます。
これからもっと世界中で日本茶の価値が認知され、成長していくのが楽しみでなりません。
お茶×チーズ? お茶×チョコ? 驚きと新発見がある欧州(オランダ、アムステルダム)での日本茶に対するニーズ
オランダは貿易国なのにも関わらず、他のヨーロッパ諸国に比べると日本茶を扱うお店が少ないように見受けられますが、安心して日本茶を購入できるお茶屋さんもしっかりと存在しています。
私が住むアムステルダムではここ数年多国籍でユニークなお店が出回り、さまざまなイベントが開催されています。
そこで面白いと感じるのは、日本茶の取り扱いがある=日本に関する商品の専門店とは限らないという点です。
アムステルダムのカフェやレストランでは、健康志向か否かに関わらず、緑茶や抹茶の取り扱いがある店舗が増えてきています。
その使用法も非常にユニークで、お茶&チーズ、お茶&チョコレートなどあっと驚くペアリングを紹介している店もあります。
このように規制の枠にとらわれず新しいものに寛容なところが、オランダという国の伸びしろだと感じています。
またアムステルダムでお茶を通じて知り合ったオランダ人女性は、チャノキを本格的に育てています。
そのつながりから、今後「オランダ産の日本茶」も日本へ逆輸入できるようになるかもしれません。
オランダは日本茶に関してまだまだ未知の可能性を秘めている国だといえるでしょう。
世界的に見ても、今後日本茶に対する需要は更なる上昇が予想されるので、オランダでも日本茶の魅力をしっかりアピールしていけると良いと思います。
私もこれまでの経験を活かし、是非そんな活動の一端を担いたいと考えています。
オーガニックの日本茶もある?
オーガニックの日本茶も、ヨーロッパをはじめとする欧米諸国ではオーガニックへの関心度が高いため、日本茶を紹介するとかなりの確率で「このお茶はオーガニック?」と聞かれます。
先にお話しした通り、現在出回っている日本の緑茶は、複数の異なる茶葉をブレンドした商品がほどんどで、残念ながらオーガニックのお茶は少ないのが現状です。
オーガニックの認証を受けるにはさまざまな条件をクリアしなければならず、時間・労力・資金ともに大きな投資を必要とするため、オーガニックの日本茶生産に漕ぎ着けることは容易ではありません。
しかし、後にご紹介する「善光園」のように、インターネットでオーガニック日本茶を展開しているお茶農家さんもあります。
由梨さん流・手軽に美味しく楽しめる日本茶の飲み方
アムステルダムの日系企業に勤める平日は、出勤前にささっと抹茶を立て朝のエネルギー補給をしています。
また会社にも抹茶と茶筅を常備しており、ランチの後に抹茶ラテなどを作ってティータイムを楽しんでいます。
時折同僚に「その緑の飲み物は何?!」と驚かれたりしますが、興味を持ってくれた場合には手持ちのお茶を淹れ、本物のお茶の味を体験してもらうようにしています。
休日には自宅で抹茶を使ったお菓子などを試作し、趣味の範囲ですがレシピ開発に励んでいます。
また日本茶を扱うお店やカフェに足を運ぶことも多く、市場調査も行なっています。
最近はオーガニックやベジタリアンのお店が更に増えたので、斬新なコンビネーションの味に出会っては良い刺激を受けている日々です。
以前住んでいたアムステルダム郊外のHaarlemという地区にあるカフェでは、玄米茶を使用したエナジーボール(体に良いスーパーフードを用い、非加熱製法で作られた健康志向のスイーツ)が購入できます。
他のカフェでは抹茶と塩キャラメルを合わせたラテが紹介されていたり、今年アムステルダムにオープンした「Matcha bar」という名前のカフェでは、抹茶を使ったメニューが揃っています。
このように比較的時間に余裕がある時はゆっくり丁寧に淹れた日本茶を楽しみ、タイトなスケジュールの際は手軽に使える抹茶を活用するという、自分の中での良いサイクルが出来上がっています。
由梨さんおすすめ! 厳選された美味しい日本茶が購入できるお店
善光園
善光園
善光園はオーガニック認証を受けるのが困難な中、10年かけてオーガニックのお茶を作り上げた、数少ないお茶農家&専門店。
由梨さんは以前、WWOOF(World Wide Opportunities on Organic Farms / ウーフ:イギリス発祥、金銭が発生しないオーガニック農業体験と人々の交流)の活動で収穫を手伝ったことがあるそう。
由梨さんイチオシ商品:「大地の命茶」 善光園ブレンド100g 1,296円(税込)
「やさしい口当たりと、コクのある旨みを感じることのできる、からだに優しい緑茶です。」
(由梨さん談)
京都おぶぶ茶苑
京都おぶぶ茶苑
京都おぶぶ茶苑はお茶の有名どころ・京都の和束町にある、農業ソーシャルベンチャー(社会貢献・社会的問題の解決を目的として設立されたベンチャー企業・ベンチャープロジェクトのこと)。
約20年前に大学生だった創業者が和束町で出会った日本茶の美味しさに感動し、大学を中退してお茶づくりの勉強に打ち込んだことが1997年の起業へとつながる。
おぶぶ茶苑のウェブサイトには英語のページもあり、「日本茶を世界へ」をモットーに、日本茶セミナーや日本茶ツアーを開催。
また「おぶぶ国際インターン制度」として世界・日本各地からインターン生を受け入れており、海外へ向けて積極的にお茶の魅力を発信。
由梨さんイチオシ商品:「6種の抹茶・煎茶・ほうじ茶・玄米茶パウダーサンプルセット」 1200円(税込)
「抹茶の種類を複数揃えることは手が届きにくいかと思いますが、こちらは3種類少量で楽しめ、味の違いを実感できます!
また、煎茶・ほうじ茶・玄米茶のパウダーもセットになっているので、豆乳やオーツ、ライスミルクなどと合わせて普段と違ったお気に入りの飲み方を楽しんでいただけます。
お菓子作りにも使いやすく便利です。」(由梨さん談)
由梨さんのインタビュー、お楽しみいただけたでしょうか。
日本茶アドバイザーとしての貴重な知識と見解をたくさん分けていただきました。
提供してくださった写真からも、由梨さんと日本茶の素敵な関係が伺えます。
本インタビューは由梨さんの自宅で行ったのですが、終了後美味しい日本茶を淹れてくださり、その優しい味に心と体が解けていくような感覚を覚えました。
日頃日本茶を飲む習慣がない人も、これを機会に一度丁寧にお茶を淹れ、その魅力を再確認してみてはいかがでしょうか。
日本茶アドバイザー・増谷由梨さんについて
食材の産地や質にこだわる家庭で育ち、日本茶が食卓の定番だったことから、オーガニックな暮らしや日本茶への興味を高める。
大学時代「フェアトレード」について学び、当時好きなカフェがフェアトレードやエコロジー活動に深く取り組んでいたことで、フェアトレードの魅力にも開眼。
フェアトレード商品の中でも特に世界中のフェアトレードティーに興味を持ったため、日本茶について改めてしっかり学ぼうと決心し、日本茶アドバイザーの資格を取得する。
大学時代ヨーロッパへ留学したのを機に、日本の良さを海外へ、また海外の良さを日本に紹介する橋渡しの仕事をしたいと思いオランダ、アムステルダムへ移住。
最後に由梨さんの将来の目標は?
オランダは貿易が盛んでインターナショナルな国なので、国内だけでなくヨーロッパ全土に日本茶の良さや淹れ方、日本茶を使用した料理等を紹介していきたいと考えています。
オランダでは現在、首都のアムステルダムをはじめ全地域で新しいコンセプトのお店が続々とオープンしています。
私もいつかこの国で、日本茶を扱う小さなショップ&カフェを経営できたらと思っています。
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Instagram: matchagcams (Matcha Green Amsterdam)
https://www.instagram.com/matchagcams/?hl=en
Email: matchagc@gmail.com
#ヨーロッパオーガニックの記事をさらにチェック!!YamashitaNatsumi現在オランダ在住、ライター・翻訳家として活動しています。趣味は読書・映画鑑賞・写真・料理・ヨガ。常にオーガニック・ナチュラル・フェアトレード・エシカルに関する情報を探しています。それら3つのトピックをキーワードに、ヨーロッパから様々な情報をお届けしていきます。motto
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