10分で作れちゃう! 夏の定番アロマクラフトレシピ
目次
こんにちは、アロマライターのayakoです^^
暑い日が続いておりますね……しばらくは熱中症や夏バテに注意したい季節です!
近頃、スキンケア用品などを手作りで揃える人が増えています。
確かに筆者も、最初は難しそうだなと思っていましたが一度挑戦してみると意外にもシンプルな基材であっという間に完成してしまうので、アロマクラフトはかなり身近なものになりました。
筆者の友人も、今までシンプルな化粧水を手作りしていましたが、おすすめの精油を伝えてみたところ香りも気に入ったようで、今では手作り化粧水に精油を加えているそうです。
一度作ってみると、その魅力にハマっていく人が多いアロマクラフト。
今回は、初心者の方にも簡単にできちゃう、夏におすすめのアロマクラフトをご紹介します♪
基材の紹介
基本的な基材に加えて、夏のアロマクラフトならではの基材をご紹介します。
精製水
不純物を取り除いた水。
化粧水やジェルローション、スプレーなどに使用します。薬局やアロマ・ハーブ専門店などで購入できます。
無水エタノール
基材の消毒に使ったり、脂溶性の精油を水に溶けやすくする作用があります。
薬局やアロマ・ハーブ専門店などで購入できます。
芳香蒸留水
ローズ水やラベンダー水はスキンケア全般に嬉しい効果が期待できるので、化粧水としてそのまま、もしくは精製水の代わりの基材として使用するのが良いでしょう。
ミツロウ(ビーズワックス)
保湿性・抗菌性に優れています。
ミツロウを入れる量でクリームの硬さが変わってくるので、量が多いと固めのバーム状になります。
キャリアオイル(植物油)
個人的に夏のアロマクラフトにおすすめのキャリアオイルは、ホホバオイル。
紫外線のダメージを受けた肌を保湿したり、紫外線を予防すると言われているホホバオイルは、皮脂のバランス調整が期待できるため夏の肌ケアにおすすめです。
キサンタンガム
聞き慣れない名前ですが、ジェルやクリームのもととなる粉末状の基材です。
精製水などに加えて、保湿力を高める目的で使用されます。
多糖類の一種として食品添加物としても使用されていますが、アロマクラフトでは化粧品用の基材を使用しましょう。
酸化亜鉛・二酸化チタン
紫外線を防ぐ「紫外線散乱剤」として代表的な酸化亜鉛と二酸化チタン。
市販の日焼け止めやファンデーションの原料にも使われています。
植物油だけではカバーしきれない紫外線対策のために加えます。
鉱物の細かい粒子なので、金属アレルギーの方はアレルギー反応が出てしまうことも。
コーディングされているものを選ぶようにしましょう。
精油
スキンケアにおすすめなのはローズ、ネロリ、ゼラニウム、ラベンダー、イランイランなど。
さっぱりとしたい時はペパーミントなど夏らしい精油を加えても良いですが、比較的刺激が強い精油なので、少量のブレンドにしましょう。
また、レモンやベルガモットなど柑橘系の精油には光毒性があるので、これらの精油を使用したクラフトを外出前に使用する事はやめましょう。
夏のアロマクラフト、レシピをご紹介
火照った肌に「アロマジェルローション」
夏ならではといえば、ジェルのクラフトではないでしょうか。
ジェルは、クリームよりさっぱりとした使い心地ですが肌を保湿する働きがあります。
今回は、とてもシンプルなジェルローションのレシピに挑戦してみます!
ジェルは、もともとジェルになっている基材もありますが、キサンタンガムを少しずつ加える事でお好みのジェルの固さに仕上げる事が出来ます。
《基材》(使用目処2週間・25ml)
・精製水 20ml
・ホホバオイル 5ml
・キサンタンガム 0,1g(ミクロスパーテルで3,4杯。)
・お好きな精油 4滴
・容器(ポンプ式でもOK)
・ミクロスパーテル(ひとさじ約0,02g。上記写真の左端にある、粉末状の基材を計る道具です。)
《作り方》
1、ホホバオイルとキサンタンガムをよく混ぜます。
2、精油を少しずつ加えてさらによく混ぜます。
3、粘度が均一になってきたら最後に精油を加え、完成!
基材をかき混ぜるだけなので、5〜10分で簡単に作れます^^
かなりサラサラとした使い心地なので、夏場の汗ばむ肌にもすーっと馴染んでいきます。
普段オイルケアのみの筆者としては、保湿力が少し物足りない気もしますので、次はホホバオイルの分量を少し多くしようかなと考えてます。
もっと固いジェルの使い心地がお好みの方は、ひとさじずつ増やしていくのもおすすめですよ!
最後の仕上げもお好みの精油を使用できます。
筆者は虫さされケアでも使用できるように、ラベンダー精油を加えてみました^^
ちょっと分かりづらいですが、水っぽいテクスチャーのため、肌にしっとり馴染んでいく印象です。
少量でもよく伸びるので、筆者はこの分量で1週間は使用する事ができます。(朝の洗顔後、晩の入浴後全身に使用)
頭皮のトラブルに「スカルプローション」
スキンケアに力を入れている方でも、頭皮ケアまでしっかり行っている方はあまりいないのではないでしょうか。
夏場は紫外線や汗・皮脂、クーラーなどによる乾燥など、頭皮にもかなりのダメージがあります。
《基材》(使用目処2週間 30ml)
・精製水もしくは芳香蒸留水 24ml
・無水エタノール 3ml
・ホホバオイル 3ml
・精油 約6滴
《作り方》
1、無水エタノールに精油を加えてよく混ぜます。
2、ホホバオイル、精製水、の順番に加えてよく混ぜたら完成!
芳香蒸留水を使用する場合、ローズマリーやラベンダーがスカルプケアに向いているのでおすすめ。
またアルコールによって皮膚刺激を感じる場合は、精製水とホホバオイルと精油のみでのクラフトを試してみてください。
さっぱりした使用感が好きな方は、逆にホホバオイルを加えずに精製水とアルコールと精油でスカルプスプレーを作成してもいいですね!
シャワー後の清潔な頭皮にスプレーをして、軽くマッサージしながら馴染ませていく使用法がおすすめですよ^^
頭皮がスッキリするのと、軽くマッサージするだけでかなりリラックスできるので心地よい眠気に誘われます。
たくさんつけすぎると髪がベトついてしまうので、全体に5プッシュ前後がおすすめ。
いつものヘアケア後より、髪もしっとり柔らかくなりました。
紫外線対策に「日焼け止めクリーム」
筆者は市販のものを使用すると皮膚が乾燥するなど肌トラブルが多く、あまり使っていませんでした。
でも日焼けはしたくない…肌を優しく守りたい…という毎年の悩みがありました。同じようなお悩みの方、多いのではないでしょうか?
手作りだと、SPF・PAはそこまで高くなく市販のように強力な日焼け止めにはなりませんが、日常生活での日焼けを穏やかに防ぎます。
日焼け止めは、ほかのアロマクラフトと比べると酸化亜鉛・二酸化チタンなど紫外線を防ぐための基材が必要となりますので、ちょっと準備が大変かもしれません。
ただ作成時間は実質10分ほどで、簡単に作れちゃいます!
今回は、微粒子サンスクリーン液という酸化亜鉛・酸化チタン等を含む基材を使用したので、とても簡単に作成できました。
手作りコスメ基材の品揃えが良いマンデイムーンというサイトで取り扱いがありますので、よかったら参考までに!
《基材》(使用目処1ヶ月・45g)
・ホホバオイル 30ml
・ビーズワックス 50粒
・微粒子サンスクリーン液 7,5ml
・お好きな精油 約8滴
・容器
《作り方》
1、ホホバオイルとビーズワックスを紙コップに入れて、500〜600Wの電子レンジで温めます。10秒ごとに一度取り出してください。5回前後温めるとビーズワックスが溶けて混ざります。(紙コップがとても熱くなるので、一度に温めすぎないよう注意です)
2、紙コップに微粒子サンスクリーン液を加えて、均一になじむまで竹串やガラス棒で混ぜます。
3、最後にお好みの精油を加えて容器に移します。冷めるまで20〜30分放置したら、完成!
実際に使用したところ、ホホバオイルの保湿成分でしっかり肌が保湿された状態が続きました。
日焼け止め特有の白浮きや乾燥がなく、精油の香りも楽しみながら使用できます。
ミツロウを使用するのでクリーム〜バーム状になります。
子どもにも使える「虫除けスプレー」
夏場は虫も活発になるので、屋外に出かけるときに虫除けスプレーは必須ですね。
虫除けアロマについて、詳しくはこちらの記事でもご紹介しているので良かったら参考にしてみてください。
虫除けアロマ|子どもにも使える虫除けに効果的な精油やアロマクラフト
《基材》(使用目処2週間 50ml)
・精製水 45ml
・無水エタノール 5ml
・お好みの精油 10滴ほど(敏感肌の方や子どもに使用する時は半分以下の分量にしましょう)
《作り方》
1、無水エタノールに精油を加えて希釈します。
2、精製水を加えてよく混ぜたら完成!
使用目安は約2週間程なので、外出のご予定にあわせた分量で作るのをおすすめします!
精油は、虫の嫌う成分を含むといわれている、レモングラスやゼラニウム、シトロネラ、ラベンダーなどがおすすめ。
涼しげな「保冷剤ディフューザー」
保冷剤ディフューザーは、とても涼しげな見た目で、最近は夏になるとアロマ・ハーブ界では人気のあるクラフトです。
この時期ついつい増えてしまう保冷剤を香りのインテリアとして楽しみませんか?♪
《基材》
・保冷剤 1,2袋
・お好みの精油
・口の大きい容器(ガラスは涼しげでおすすめ)
《作り方》
1、冷凍庫から取り出し常温に戻した保冷剤の中身を容器にあけます。
2、精油を加えて竹串などで混ぜたら完成! ドライハーブやドライフラワーをのせると華やかになります。
(ドライフラワーを添える場合、数日経過すると保冷剤の水分を吸収し水位が減ります。)
とっても簡単にできちゃう保冷剤ディフューザー。
香りがなくなってきたら追加で足してみてください。
今回はミニサイズの容器で作ったのですが、大きめの容器に入れるとこぼれる心配がなく安心ですね!
ホコリが気になる場合は薄いガーゼや通気性の良い布などをかぶせて、フチを紐などでくくるのがおすすめ^^
お好みの精油を垂らして香りを楽しめますが、上記で紹介したような虫除け効果のある精油だと、虫除け効果も期待できそうですね!
注意点として、お子様の口に入らないよう、手の届かないところに置くようにしてくださいね。
アロマクラフトのメリットって?
手作りのアロマクラフト、一見難しそうですがいったいどんな魅力があるのでしょうか。
筆者が考えるアロマクラフトのメリットを下記にまとめてみます!
安心安全
市販のスキンケア用品などは、どんな成分が入っているのか分からない程たくさんの成分が含まれていますよね。
防腐剤・添加物など、気になる成分が入っているのもしょうがないのかな…と諦める前に、手作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
手作りの安心・安全なポイントは、原材料を把握できること!肌に優しいシンプルな基材で使う分だけつくることができます。
基材そのものの鮮度が良いものを使用するのはもちろんですが、肌へ使用しても問題ないかどうか、基材を揃える際もチェックをお忘れなく。
自分好みの香りや分量でつくれる
自分の肌のお悩みにあわせて基材の分量を調整できるのが手作りの良いところ。
「保湿成分を多めに入れたい」「好きな香りを加えたい」などなど。
冒頭で紹介した筆者の友人も、シンプルなレシピで化粧水を作って使用していたところ、慣れてきたから精油を入れてみたい! と自分なりにアレンジを加えて手作りスキンケアを楽しんでいます。
体質に合う・合わないはありますので、自分で試しながら取り入れることをオススメします。
人や環境に優しい
天然成分を使う手作りアロマクラフトは、肌への負担が少なく緩やかに作用します。
また、洗い流した際にも地球環境に影響を与えにくく、天然成分は自然に還っていくため環境にも優しいです。
商品を選ぶ際に、人や地球に優しいものを選ぶという視点もおすすめですよ。
などなど、メリットもたくさんありますがこれまでと違う成分のものを使用すると、何か違和感を感じたり肌に反応が出てしまう人もいるかもしれません。
合う合わないは個人差になりますので、肌に異常を感じたらすぐに使用を止めてくださいね。
自分のお肌と相談しながら、最初は少量で試してみるのをおすすめします^^
さて、いかがでしたでしょうか?
一見難しそうなアロマクラフトですが、少し基材を揃えてしまえば、意外と色々なスキンケアグッズの作成に応用する事が出来ます!
少量からでも作れるのが手作りのメリットなので、ぜひ夏休みなどを利用してお好みのスキンケアグッズを作ってみてくださいね^^
#アロマクラフトの記事をさらにチェック!!
Twitter でmottohbをフォローしよう!
Follow @mottohb公式LINEでオーガニック情報を毎週配信中!