こんにちは♪

フラワーアクセサリーSARAH GAUDI(サラ・ガウディ)の折田です。

ハンドメイドアクセサリーの基本をお伝えするこの連載もいよいよ第3回、最終回となりました!

前回までに、素材の種類や選び方・最初に必要な工具について・レジンや花びらを使ったパーツ作りの方法などをお伝えしてまいりました。

はじめてのハンドメイドアクセサリー 〜第1回 素材選び編〜【監修:SARAH GAUDI】
はじめてのハンドメイドアクセサリー 〜第2回 工具と材料の使い方編〜【監修:SARAH GAUDI】

今回は、第1回第2回の総まとめになります!

レジンを使ったパーツづくりパート2に加え、今までお伝えしてきた素材やパーツ、工具を用いてアクセサリーを仕立てていきます。

作業に入る前に、まずはアクセサリー作りをする環境を整えましょう。

細かいパーツや工具でデスクを傷つけないよう、作業はデスクの上で作業ボードやビーズマットを敷いて行いましょう。

ビーズマットは、落としたパーツが跳ねたり転がったりしないよう、敷いておくと便利です。

アクセサリー1 簡単でかわいい! お花のピアス

使用する材料・工具の一覧

●工具
平やっとこ
丸やっとこ
ニッパー

●材料
ピアス金具 1ペア
花びらパーツ(第二回で作製したもの) 2個
スワロフスキーグリーン 2個(お好きなビーズでOK)
チェーン約1㎝ 2本
丸カン 2個

作業時間とワンセットのだいたいの価格

作業時間は、15分~30分程度でとても簡単です♪

簡単ですが、各工具の基礎的な作業がすべて入っているので、初めての練習にはぴったりのアクセサリーです。

また、お手頃なパーツを選べば1000~1500円程度でできます♪(レジンランプ等は除く)

作業工程

1.Tピンにスワロフスキーを通し、丸やっとこを使ってTピンの先を丸める。

2.丸めたTピンの、余分な部分をニッパーで切る。(スワロフスキーパーツが完成!)

3.丸カンにチェーンの端とスワロフスキーパーツを通す。

4.平やっとこで丸カンを閉じる(第二回参照)。

5.ピアスパーツに、花びらパーツと、チェーンの端(スワロフスキーパーツを付けていない側)を通し、平やっとこで閉じたら完成!

パールやビーズを装飾する場合のポイント

パールやビーズを装飾する際には、メインにしたいパーツ(今回は花びらパーツ)を基準に大きさや色味を決めていきましょう。

また、チェーンや丸カンを使って長さをだしたり、揺れる配置にするとより素敵に仕上がります。

注意点・コツなど

Tピンの先を丸くする際は、ビーズを通したすぐ根元から曲げるようにしましょう。

間が空いてしまうと、ビーズが上下して見た目が良くありません。

また、洋服などに引っかかる原因にもなるので気を付けましょう。

アクセサリー2 型を使ったレジンのヘアゴム

レジンを型に流し込んで作るパーツの作り方もご紹介します♪

続けてそれをヘアゴムにしていきましょう。

使用する材料・工具の一覧

工具
平やっとこ
丸やっとこ
ニッパー
UVランプ
ピンセット
爪楊枝

材料
〈レジンパーツ〉
レジン液約5g
レジンモールド型
花びら2枚
淡水パール2個
ゴールド玉1個
丸カン小1個

〈ヘアゴム〉
作製したレジンパーツ1個
ヘアゴムパーツ1個
パール玉1個
丸カン大1個
Tピン1個

作業時間とワンセットのだいたいの価格

作業時間は、レジンパーツを作るところから含めて30分~1時間程度です。

こちらもお手頃な金具をそろえれば1000円~1500円程度で作ることができます。

作業工程

〈レジンパーツを作る〉
1.作りたい形のモールドを決め、閉じ込めるパーツや花びらを用意します。

閉じ込めるパーツは、モールドの厚みより小さいものになるよう意識して選びましょう。

2.型の中にレジンを流し込みます。気泡が入らないようゆっくりとボトルからレジンを出しましょう。

むりやりボトルを押すと、空気がたまった個所で噴きだしてしまいます。注意しましょう。


3.パーツを型に入れていきます。大きいものから順にいれるとバランスがとりやすくなります。泡立たないようゆっくり沈めましょう。

4.楊枝でパーツの位置の微調整を行います。

もし気泡があれば、このとき爪楊枝ですくうようにして取り出しましょう。

5.UVランプでレジンを硬化します。型の大きさにもよりますが、3㎝四方程度であれば約3~5分程度でべたつきなく固まります。

ランプから取り出して、まだべたつくようであればさらに1~2分ランプを照射しましょう。

6.できたパーツを型から取出し、端に丸カン小をのせて同じようにレジンで固めます。

パーツの端に丸カンを固定することで、接続可能なパーツになります。

〈ヘアゴムに仕立てる〉
7.ヘアゴムパーツと、上記で作ったレジンパーツ、パールにTピン処理したもの(本記事ピアスの作り方参照)、丸カン大を用意しましょう。

8.丸カン大に、すべてのパーツを通し、平やっとこで閉じたら完成!

注意点・コツなど

レジンを型に流し込んでパーツを作る際は、気泡が入らないようゆっくりと作業しましょう。

それでも入ってしまった場合や、パーツに含まれた空気が浮いてきてしまった場合は爪楊枝である程度取り除いてからUVランプに入れましょう。

レジンは温めると粘度が下がる性質があります。

使用する前にボトルごと湯煎すると気泡ができにくく、できた場合でも取り除きやすくなりますよ♪

よくある質問

アクセサリーをデザインするコツ(パーツを選ぶコツ)はなんですか?

世界中にあるいろいろなパーツを組み合わせて、自分で好きなようにデザインできるというのがハンドメイドの醍醐味ですよね♪

でもそうは言ってもどうやって選べばいいのかわからない!

そんな時は…

ポイント① 気になったパーツのサイズ違いを組み合わせてみよう!

たとえばコットンパール。

近年流行っている素材で、綿を丸めた上からパール加工のしてあるとても軽くてかわいい素材です。

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直径6㎜のものから22㎜くらいまで様々なサイズがあります。

全く違う大きさを3~5個つなげるだけでもとってもかわいいネックレスになりますよ♪

同じようにスワロフスキーやビーズなど、同種でサイズ違いのそろっているパーツはたくさんあります。

まずはこれらでバランスの良いサイズの組み合わせを学んでみましょう♪

そこにプラスワンポイントで、ご紹介してきたようなお花パーツなどを組み合わせると、さらにオリジナル感が高まります♪

ポイント② ときめいたパーツから派生させてみよう!

何のアイテムを作るか、どのようなものを作るかを決めて素材を買いに行くのももちろん良いです。

でも何も決めないまま、気の向くままに素材屋さんでパーツを眺めて、「このパーツ可愛い……!!!」とときめいた素材から全てを決めるのもデザインの一つの方法。

主役のパーツが決まったら、あとはそれに合う脇役パーツを選んでみましょう。

小さなビジュー・パールや、チェーン状で売られている連爪ラインストーンなどがおすすめです。

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いかがでしたでしょうか。

最初は膨大なパーツに迷ってしまうかもしれませんが、真剣に選んで作ったものは愛情もひとしおです☆

私の開催するワークショップでは必ず、色や素材など、ほんの少しでも自由に皆さんに選んでいただけるポイントを盛り込んでいます♪

ぜひハンドメイドにチャレンジして、デザインする楽しさを体験してみてくださいね!

過去の記事はこちらです。
はじめてのハンドメイドアクセサリー 〜第1回 素材選び編〜【監修:SARAH GAUDI】
はじめてのハンドメイドアクセサリー 〜第2回 工具と材料の使い方編〜【監修:SARAH GAUDI】

折田さやか/SAYAKA ORITA

会社員を経て2014年にフラワーアクセサリーブランドSARAH GAUDI(サラ・ガウディ)を始める。

花冠やブーケなどウエディング小物をはじめ、花を使ったデイリーアクセサリーなどを作製販売。お花のハンドメイドワークショップ等イベントの開催も行う。

SARAH GAUDI公式サイト
公式instagram
公式フェイスブックページ
ワークショップ開催情報


ハンドメイドレシピ本「フラワーアクセサリー」(文化出版局)


「レジンのフラワーアクセサリー」(文化出版局)

 

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