最近、「口に入れても大丈夫」と表記されているクレヨンを見かける機会が増えたと思いませんか?

こんにちは。札幌在住ライターのやまこです。

小さな子どもとなれば、手あたり次第、口にものを入れてしまうお年頃。

それゆえ、「みつろうクレヨン」など自然素材を使ったクレヨンが人気なのですが…

実は、「口に入れても安心」と書いているクレヨンであったとしても、多少なりと自然素材以外の原料が含まれているのだそうです。(意外!)

そこで今回は、世界でも珍しい『天然素材100%』の手作りクレヨン。

化学物質アレルギーの子どもでも使えるように作られた、手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンをご紹介します。

手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ)とは?

『手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ)』は、北海道標茶町、虹別原野にある小さなクレヨン工房です。

工房は、もともと廃校になった小学校の敷地内にある、元青年会館の建物を使用しています。

小さな町にある青年会館は、過去には結婚式なども行われていた建物でしたが、廃校に伴い取り壊される運命に。

そこを、たまたま工房の主である伊藤明子さんが借りられることとなり、地域の方々の協力で改築をして、春から秋まで開く、小さな工房兼店舗が誕生しました。

工房の裏にはカフェもでき、遠方から足を運ぶファンの方も多いそうです。

天然素材100%にこだわったクレヨン

先述の通り、『手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ)』のクレヨンは世界でも珍しい『天然素材100%』のクレヨンです。

化学物質過敏症の少年との出会いがきっかけ

市販の画材は、石油系の有機化学物質を使用しているものが多く、それが化学物質過敏症(アレルギー)の方達の悩みの種となっていました。

「絵が好き」「絵を描きたい」と思っても、クレヨンに含まれる石油系のワックス(パラフィン)などが壁となり、自由に絵を描くことを断念せざるを得なかったのです。

 

『手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ)』を主宰している伊藤朋子さんは、ある時、化学物質過敏症の男の子に出会います。

そして、その子が言った「ぼく、絵を描いたことがないんだ」という言葉に突き動かされ、10年もの試行錯誤の結果、『天然成分100%』のクレヨンを作り上げたそうです。

Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンの原料

Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンは、蜜蝋ソイワックス、羊脂、重曹、天然の顔料などを混ぜて作られます。

色(顔料)は、自然の草木などを煮込んで抽出。

保存料や人口着色料を使用していないので、作りたては明るい色をしていますが、乾燥が進むと、落ち着いた深い色に変化します。(天然ならではですね^^)

自然由来の色なので、Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンには「赤」や「オレンジ」といった名前のクレヨンはありません。

代わりに、「アカネ色」「フキノトウ色」、「貝殻色」など天然の原料の名前が付けられていて、なんとも素敵です。

不格好な形。オンリーワンのクレヨン

『Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨン』は、1個ずつ微妙に形が違い、色によって大きさもまばら。

決して使いやすいというわけではありませんが、それも1個ずつ、丹精込めて作られた手作り品だからです。

市販の画材は、工場などで大量生産されているものがほとんどですが、『Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨン』は、すべて手作業で作られ、完成するまでに1か月以上かかっています。

Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンができるまで

  1.  クレヨンの材料をすべて液状に溶かし、シリコンの型に入れてて固める。
  2. 型から取り出した後、1本ずつの形にナイフでカットして、約1カ月乾燥させる。
  3. 1カ月の乾燥で少し小さくなったクレヨンに、色のナンバーを入れたり、ラベルを巻いたりして、完成!

少し不格好なところに、あたたかみを感じますよね。

野の草花のような優しい色合いと新しい描き心地。

「化学物質過敏症の子どもでも絵を描けるように…」

そんな思いから作られた『Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨン』ですが、最近では、優しい色合いや、市販のクレヨンと違った滑らかすぎない描き心地などにも注目が集まっています。

自然素材から抽出された色というだけあり、『Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨン』は野の草花を思わせる優しい色合いのものが多く、優しい雰囲気の絵を描くのにぴったりです。

また、石油系の化学物質などを入れていないので、描き心地も独特。

すいすい描けない分、じっくりと丁寧に絵を描こうという気持ちになります。

↑どれも、主張しすぎない優しい色合いです。

 

「一つ一つの色には、それぞれのストーリーがあって、使う側にもそれぞれのストーリーがあります。」

というように、Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンは、もはや単なる画材ではなく、思い出やドラマ、感動を生む起点となっているのかもしれません。

Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンの購入方法

1.ネット購入

Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンは、オンラインで全国から購入することができます。

▼プチギフトや試し描きにおすすめの4本セット。¥1,040(税別)

どの色が届くかはお楽しみです♪
 
 

▼クレヨン10本木箱セット ¥3,300(税別)

「toytoy」小さなお子様にも楽に使える柔らかな土のクレヨン4本が入った基本色セット、「minamina」 大人から子供まで白黒の入った基本色セット、「kim」 大人向きセット、森の草木中心、色の偏り、薄い色ありの3セットから選べます。

 
 

▼ドングリの絵の具 ¥350(税別)

クルミの帽子に入った、かわいい固形絵の具もあります。
 
 

2.直営店

5月~11月にかけては、北海道標茶町にある工房で、直接購入することもできます。

<店舗情報>

手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ)

住所:北海道川上郡標茶町虹別原野704-3 MAP

営業時間:GW~8月   月火曜定休 am10:00~pm5:00

9~11月上旬  月火曜定休  am10:00~pm4:00

 

釧路市から車で約1時間半。

標茶町、中標津町から車で約30分。

弟子屈町から車で約20分。

3.お取り扱い店

札幌市中央区にある『コントローラーカフェ (Controller kaffe)』では、人気のクレヨン10本木箱セット ¥3,300(税別)のほか、とてもかわいい生キャラメルの箱に入ったクレヨン8本丸箱セット \2,230(税別)などを常時販売しています。

実際に試し描きすることもできるので、気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

<店舗情報>

コントローラーカフェ (Controller kaffe)

住所:札幌市中央区南五条西十三丁目2番22号modaビル MAP

営業時間:水曜定休 pm12:00~pm8:00

↑コントローラーカフェ(Controller kaffe)。著名な建築家の中山眞琴さんが事務所として使っていたビルをカフェ&セレクトショップとして使用しており、インスタなどを中心に話題となっているお店です。

北海道の大自然で作られた、あたたかな思い満載のクレヨン

世界でも珍しい『天然素材100%』の自然派クレヨンTuna-Kai(トナカイ)。

みんなが自由に絵を描けるようにという、あたたかな思いがたっぷり詰まった素敵な一品です。

私自身、そのかわいいビジュアルや素敵なストーリーにがっつり心を掴まれ、ファンになってしまいました笑。

ぜひ、一度、手に取ってみてはいかがでしょうか。

きっと素敵な思い出が作れるはずです…。

 

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https://motto-woman.com/wp/wp-content/uploads/IMG_0982-1024x768.jpghttps://motto-woman.com/wp/wp-content/uploads/IMG_0982-150x150.jpgやまこ暮らす天然素材クレヨン最近、「口に入れても大丈夫」と表記されているクレヨンを見かける機会が増えたと思いませんか? こんにちは。札幌在住ライターのやまこです。 小さな子どもとなれば、手あたり次第、口にものを入れてしまうお年頃。 それゆえ、「みつろうクレヨン」など自然素材を使ったクレヨンが人気なのですが… 実は、「口に入れても安心」と書いているクレヨンであったとしても、多少なりと自然素材以外の原料が含まれているのだそうです。(意外!) そこで今回は、世界でも珍しい『天然素材100%』の手作りクレヨン。 化学物質アレルギーの子どもでも使えるように作られた、手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンをご紹介します。 手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ)とは? 手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ) 『手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ)』は、北海道標茶町、虹別原野にある小さなクレヨン工房です。 工房は、もともと廃校になった小学校の敷地内にある、元青年会館の建物を使用しています。 小さな町にある青年会館は、過去には結婚式なども行われていた建物でしたが、廃校に伴い取り壊される運命に。 そこを、たまたま工房の主である伊藤明子さんが借りられることとなり、地域の方々の協力で改築をして、春から秋まで開く、小さな工房兼店舗が誕生しました。 工房の裏にはカフェもでき、遠方から足を運ぶファンの方も多いそうです。 天然素材100%にこだわったクレヨン 先述の通り、『手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ)』のクレヨンは世界でも珍しい『天然素材100%』のクレヨンです。 化学物質過敏症の少年との出会いがきっかけ 市販の画材は、石油系の有機化学物質を使用しているものが多く、それが化学物質過敏症(アレルギー)の方達の悩みの種となっていました。 「絵が好き」「絵を描きたい」と思っても、クレヨンに含まれる石油系のワックス(パラフィン)などが壁となり、自由に絵を描くことを断念せざるを得なかったのです。   『手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ)』を主宰している伊藤朋子さんは、ある時、化学物質過敏症の男の子に出会います。 そして、その子が言った「ぼく、絵を描いたことがないんだ」という言葉に突き動かされ、10年もの試行錯誤の結果、『天然成分100%』のクレヨンを作り上げたそうです。 Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンの原料 Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンは、蜜蝋やソイワックス、羊脂、重曹、天然の顔料などを混ぜて作られます。 色(顔料)は、自然の草木などを煮込んで抽出。 保存料や人口着色料を使用していないので、作りたては明るい色をしていますが、乾燥が進むと、落ち着いた深い色に変化します。(天然ならではですね^^) 自然由来の色なので、Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンには「赤」や「オレンジ」といった名前のクレヨンはありません。 代わりに、「アカネ色」や「フキノトウ色」、「貝殻色」など天然の原料の名前が付けられていて、なんとも素敵です。 手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ)公式サイト 不格好な形。オンリーワンのクレヨン 『Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨン』は、1個ずつ微妙に形が違い、色によって大きさもまばら。 決して使いやすいというわけではありませんが、それも1個ずつ、丹精込めて作られた手作り品だからです。 市販の画材は、工場などで大量生産されているものがほとんどですが、『Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨン』は、すべて手作業で作られ、完成するまでに1か月以上かかっています。 Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンができるまで  クレヨンの材料をすべて液状に溶かし、シリコンの型に入れてて固める。 型から取り出した後、1本ずつの形にナイフでカットして、約1カ月乾燥させる。 1カ月の乾燥で少し小さくなったクレヨンに、色のナンバーを入れたり、ラベルを巻いたりして、完成! 少し不格好なところに、あたたかみを感じますよね。 野の草花のような優しい色合いと新しい描き心地。 「化学物質過敏症の子どもでも絵を描けるように…」 そんな思いから作られた『Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨン』ですが、最近では、優しい色合いや、市販のクレヨンと違った滑らかすぎない描き心地などにも注目が集まっています。 自然素材から抽出された色というだけあり、『Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨン』は野の草花を思わせる優しい色合いのものが多く、優しい雰囲気の絵を描くのにぴったりです。 また、石油系の化学物質などを入れていないので、描き心地も独特。 すいすい描けない分、じっくりと丁寧に絵を描こうという気持ちになります。 ↑どれも、主張しすぎない優しい色合いです。   「一つ一つの色には、それぞれのストーリーがあって、使う側にもそれぞれのストーリーがあります。」 というように、Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンは、もはや単なる画材ではなく、思い出やドラマ、感動を生む起点となっているのかもしれません。 Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンの購入方法 1.ネット購入 Tuna-Kai(トナカイ)のクレヨンは、オンラインで全国から購入することができます。 ▼プチギフトや試し描きにおすすめの4本セット。¥1,040(税別) 手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ) どの色が届くかはお楽しみです♪     ▼クレヨン10本木箱セット ¥3,300(税別) 手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ) 「toytoy」小さなお子様にも楽に使える柔らかな土のクレヨン4本が入った基本色セット、「minamina」 大人から子供まで白黒の入った基本色セット、「kim」 大人向きセット、森の草木中心、色の偏り、薄い色ありの3セットから選べます。     ▼ドングリの絵の具 ¥350(税別) 手作りクレヨン工房Tuna-Kai(トナカイ) クルミの帽子に入った、かわいい固形絵の具もあります。     2.直営店 5月~11月にかけては、北海道標茶町にある工房で、直接購入することもできます。オーガニックな暮らしで健康でキレイに

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