こんにちは。

ライターのはしもと(34歳・4歳児の母)です。

前回「フィトセラピー(植物療法)」を紹介した記事で、加齢とともに“何となく”感じる体の不調に対処し始めたことをお伝えしました。

今回は、フィトセラピー同様、エイジングによる不調の改善に取り組む中で見つけたデリケートゾーン(膣まわり)のセルフケアについてお届けします。

「デリケートゾーンをケアすることで、体の不調が改善するの?!」と思われた方、侮るなかれ。

デリケートゾーンのケアこそが、健康への近道なんです♪ 

驚くべきそのポテンシャルをご紹介します!

今注目されているデリケートゾーンケアとは?

皆さんは、デリケートゾーンケアをしていますか?

コスメキッチンでも、お店の一角にデリケートゾーンケアコーナーができ、布ナプキンにオーガニックナプキン、ソープ、ローション、クリーム、オイルなど専用のアイテムが並ぶようになりました。

デリケートゾーンケアの大切さを日本に広めた植物療法士・森田敦子さんの著書『潤うからだ』(ワニグックス)は発売から1年足らずで、5万部を突破(2018年5月に5刷発行)。

『ちつのトリセツ 劣化はとまる』(原田純著・径書房)は8刷(2017年12月25日発行)を記録し、Amazonのベストセラーに長くランキングされるなど、今デリケートゾーンケアが日本の女性たちに求められ、確実に一般化していっているのを肌で感じます。

それと同時に、膣まわりの悩みやケアについて話題にすることが「恥ずかしい」「はしたない」と思われていたのは、もう過去のことになりました。

女性の社会進出が進み、日々ストレスや緊張に晒されている今、 “待ったなし”でケアすべき(理由は後述)パーツにもなっているのです。

今回は、多数の女性誌で取り上げられ、モデルやタレントさんがこぞって「読んだ!」とSNSにアップしていた『潤うからだ』をもとに、デリケートゾーンケアをすることが必要な理由とその方法、そして私自身が試してよかった2つのデリケートゾーンケアアイテムをご紹介します!


(植物療法の第一人者でもある森田敦子さんの著書『潤うからだ』はすべての女性が読むべきバイブル)


(デリケートゾーンのケアは「究極のアンチエイジング」と謳う『ちつのトリセツ』はAmazonで高評価)

なぜデリケートゾーンケアが健康につながるの?

デリケートゾーンは、排泄、生理・閉経、セックス、妊娠、出産に密接に関係している場所。

それはわかるけど、「なぜそこをケアすることで、体の不調が改善するの?」と不思議に思われるかもしれません(私もそうでした)。

でも、「膣、尿道、肛門など、デリケートゾーンに存在する各部位が粘液を出す場所だから」と考えると納得。

涙や鼻水、唾液が、目や鼻、口から体内に侵入しようとするウイルスや細菌をブロックしたり、体外に排出してくれたりしていることは、きっと誰もが知っていることですよね。

膣まわりにある部位も、これらと同様、私たちの体を守る粘液を出してくれています。

そのため、フランスをはじめとするヨーロッパでは、「粘液=免疫力」と考えられているのだとか。

粘液力が弱まることで、病原体などの異物をブロックできず感染症にかかりやすくなったり、生理痛がひどくなったり、お肌や髪、爪にハリがなくなったり、むくみや冷え性に陥りやすくなります。

さらには、不妊症、更年期障害、うつなどにも、粘液力が関係していることが、医学的にも証明されはじめているそうです。

粘液の力がいかに健康に影響を及ぼすのか、知れば知るほどキチンとケアしなきゃ!と思いますよね。

デリケートゾーンケアは老化の予防にも!

また見逃せないのは、膣まわりの粘液力の低下が、「老化」を引き起こすということ。

粘液が出なくなることで、膣が乾燥してしまうと、膣とつながっている子宮にも影響があり、ホルモンバランスが崩れる。

その結果、40歳を過ぎたあたりから、老化のスピードが一気に加速するそうです! 

恐ろしすぎますよね……。

逆に膣まわりをケアし、高い粘液力を保っておくと、アンチエイジングになるだけでなく、更年期が比較的ラクに過ごせるそう。

『潤うからだ』には、30代や40代前半であっても、プレ更年期になることがあるということが書かれていました。

しかも、「何だかわからないけれど体が不調という場合、プレ更年期を疑うべき」と。

これは早急に対処しなければなりません……!


(ホルモンバランスを整えたいと、最近「月美容」も始めましたが、同時並行で膣まわりを潤わせることもマストのよう)

かゆみやムレも膣まわりの潤い不足が原因

『潤うからだ』によると、デリケートゾーンの表面的なトラブルであるかゆみやムレの原因は「潤い不足」であることがほとんどなので、ケアすることで自然に治るそうです。

そこで大事なのは、不快な症状を緩和・抑制する薬を使わないこと。

使ってしまうと、体に本来に備わっている自然治癒力が妨げられてしまうのだとか。

デリケートゾーン専用のソープを使って洗浄し、しっかりと保湿しましょう。

それに加えて、オーガニックコットンやシルクなどの肌に優しいランジェリーをつけることで、こうしたトラブルや不快感は自然と薄れていくそうですよ。

→布ナプキンについてはこの記事を参照


(そういえば、最近取材した助産師さんが、布ナプキンに代えてから、ひどかった生理痛が一切なくなったと仰っていました。私はオーガニックのナプキンを使用しています)

デリケートゾーンケア、その方法は?

ここまで、デリケートゾーンケアが必要な理由をご紹介してきました。

それでは、膣まわりは一体、どのようにしてケアをすれば良いのでしょう?

『潤うからだ』によると……

  • 1)デリケートゾーン用のソープを使って正しく洗い、清潔にする
  • 2)デリケートゾーン用のローションやクリームを使って保湿する
  • 3)オイルを使ってマッサージする
  • 4)骨盤底筋群を鍛える
  • 5)脱毛などの処理(アンダーヘアのケア)

の4つのステップを踏むのが正解!

ここでは、1と2について、私が試したアイテムとその使用感、私が感じた効果をご紹介します!

1)弱酸性の専用ソープで優しく洗う

皆さんは、どのようにしてデリケートゾーンを洗っていますか?

私は正しいケア方法を知るまでは、ときどきボディソープを使って洗い、普段はお湯で洗って流すだけでした。

ボディソープを使うと、ヒリヒリとした痛みを感じることがあったので、毎日洗うことは避けていたのです。

でもこれはNGな洗い方。

まず、「ボディソープで膣を洗うのは、石けんで目を洗うことと同じこと」なのだそう! 

どうりで痛いわけです……。

膣と顔や体とでは、pH値が違い、バリア機能を持っている角層もないため、ボディーソープや石けんだと刺激が強すぎるのだとか。

私が昔感じていた痛みも、刺激によるものだったのかもしれません。

また、お湯で洗うだけでは、清潔に保ちきれているとは言えず、かゆみやムレ、できものの原因になってしまうことは容易に想像できること。

「デリケートゾーン専用の刺激の少ないソープを使って、手で優しく洗う」のが正しい洗い方。

ほかの皮膚よりも薄く、摩擦や刺激に弱い膣まわりには、自浄作用が働くようにpH値が調整された弱酸性ソープを使う必要があるのです。

デリケートゾーン用ソープ「アルジタル デリケートハイジーンソープ」

そんな低刺激の弱酸性ソープの一つが「アルジタル デリケートハイジーンソープ(250mL・2808円)」

数100万年分のミネラルや保湿成分をたっぷり含んだグリーンクレイに、イタリアの天然水や浄化作用・潤い作用を持つ植物成分を配合した100%天然由来のデリケートゾーン専用のソープです。

CLAYDの記事で書いたように、クレイには汚れや臭いを吸着し、取り除いてくれる作用があります)。

使い方は簡単! 

適量を手に取り、濡れた肌に塗布して、なでるように優しく洗い流すだけ。

デリケートゾーンの気になる臭いをケアしてくれるセイヨウハッカの清涼感のある香りがボトルを開けるとふわっと漂います。

肌の上でくるくるとなでると、優しい泡が立ちます。

ハッカ由来の、洗い上がりのスーッとした爽快さがクセになる!


(ソープは半透明なジェル状で、トロッとしたテクスチャー。一回あたり、これくらいの分量でOK)

洗い上がりはハッカのスースー感もあり、きれいに洗浄された感覚はあるけれど、全くつっぱりません。

個人的には、

生理時のかゆみやムレ、臭いなどの不快感が緩和したのが嬉しい! 

おりものの量や臭いが特に気になった妊娠時に知っていたら、かなり重宝しただろうと思います。

汗かく夏のムレにも効果ありそう♪

2)保湿方法と保湿アイテムの選び方

デリケートゾーンケアの重要性を知る前の私は、専用のソープが必要なことだけでなく、保湿しなければならないこと、いや「デリケートゾーンを保湿する」というケアがあることすら知りませんでした。

これまでは、ボディ同様、タオルでささっと拭いて終了。

もちろんこれもNGなやり方です。

こんなことでは、膣まわりの粘膜が乾燥し、粘液力が低下してしまうのは明らか。

どうして顔や体は保湿しなきゃと思うのに、同じ皮膚の一部である膣まわりには無頓着で入られたのでしょう……。

お風呂から出たら、「バスタオルで体を拭く前に、体の中で最も皮膚が薄く、乾燥しやすい膣まわりにローションやクリームを塗る」これが正しいスキンケア。

バスタオルで拭いた瞬間から水分の蒸発がはじまってしまうため、水分が残った状態でローションやクリームを塗ると良いのだそう。

こうすることで、水分とクリームの成分が程よく混ざり合って乳化し、より乾燥を防いでくれるのだとか。

そして使うべきはもちろん、デリケートゾーン専用の保湿アイテム。

粘膜に直接触れるものなので、ここは迷いなくナチュラルでオーガニックなものを選ぶべきです!

ローション、クリーム、オイルと色々な種類がありますが、今回私が使ってみたのは美白もできる保湿クリーム「アンティーム ホワイトクリーム(100g・2808円)」


(「アンティームオーガニック」シリーズは、森田敦子さんが日本人女性のために開発したデリケートゾーンケアライン)

デリケートゾーン用保湿クリーム「アンティーム ホワイトクリーム」

買ってから知ったのですが、このアンティームホワイトクリーム、膣まわりだけではなくVラインやわき、乳首などの黒ずみケアにも使えるのだとか! 

気になってはいても、ケアの方法がわからず、見過ごしがちだったパーツのケアも一気にできるなんて。

しかも手に取って塗り込むだけというお手軽感も◎です。


(こちらもトロッとした柔らかいテクスチャーで、お肌にスーッと馴染みます。ラベンダー、イランイラン、オレンジなどの香りが爽やか!)

原料はなんと、オリーブオイルオーガニックハーブなど自然由来成分95%。

天然原料使用、パラベン・フェノキシエタノール不使用、合成着色料不使用・化学合成香料不使用・遺伝子組み換え原料不使用、ジメチコンなどのシリコン類や、カルボマーなどの合成ポリマー不使用と、デリケートな部分にも安心して使えるのが嬉しい! 

さすがは植物療法の第一人者である森田敦子さんが生み出したアイテムです。

使い始めてまだ3週間足らずですが、

下着の擦れで黒ずんでいたVラインが少し明るくなったような気がします。

膣まわりの保湿効果を実感できるのはもう少し先かな? 

気長に、楽しみに待ちたいと思います。

働き者のデリケートゾーンを労わろう!

『潤うからだ』では、ローションやクリームで保湿するだけではなく、植物オイルを用いたオイルマッサージや膣筋力を高めるためのトレーニングをすることが推奨され、その方法も紹介されています。

いきなりあれもこれも……が難しい人は、正しい洗浄と保湿に加え、本で紹介されている「粘液力を上げる食材」を日常に取り入れることから始めてみるのもいいかもしれません。

体の中でもデリケートゾーンは、排泄や生理、出産と“命に関わる役割”を担う働き者。

顔やボディ同様、専用のアイテムを使い、きちんと労って、自身のアンチエイジングや不調知らずの体にもつながる正しいケアをしてあげたいものです。

 

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(植物療法の第一人者でもある森田敦子さんの著書『潤うからだ』はすべての女性が読むべきバイブル) (デリケートゾーンのケアは「究極のアンチエイジング」と謳う『ちつのトリセツ』はAmazonで高評価) なぜデリケートゾーンケアが健康につながるの? デリケートゾーンは、排泄、生理・閉経、セックス、妊娠、出産に密接に関係している場所。 それはわかるけど、「なぜそこをケアすることで、体の不調が改善するの?」と不思議に思われるかもしれません(私もそうでした)。 でも、「膣、尿道、肛門など、デリケートゾーンに存在する各部位が粘液を出す場所だから」と考えると納得。 涙や鼻水、唾液が、目や鼻、口から体内に侵入しようとするウイルスや細菌をブロックしたり、体外に排出してくれたりしていることは、きっと誰もが知っていることですよね。 膣まわりにある部位も、これらと同様、私たちの体を守る粘液を出してくれています。 そのため、フランスをはじめとするヨーロッパでは、「粘液=免疫力」と考えられているのだとか。 粘液力が弱まることで、病原体などの異物をブロックできず感染症にかかりやすくなったり、生理痛がひどくなったり、お肌や髪、爪にハリがなくなったり、むくみや冷え性に陥りやすくなります。 さらには、不妊症、更年期障害、うつなどにも、粘液力が関係していることが、医学的にも証明されはじめているそうです。 粘液の力がいかに健康に影響を及ぼすのか、知れば知るほどキチンとケアしなきゃ!と思いますよね。 デリケートゾーンケアは老化の予防にも! また見逃せないのは、膣まわりの粘液力の低下が、「老化」を引き起こすということ。 粘液が出なくなることで、膣が乾燥してしまうと、膣とつながっている子宮にも影響があり、ホルモンバランスが崩れる。 その結果、40歳を過ぎたあたりから、老化のスピードが一気に加速するそうです!  恐ろしすぎますよね……。 逆に膣まわりをケアし、高い粘液力を保っておくと、アンチエイジングになるだけでなく、更年期が比較的ラクに過ごせるそう。 『潤うからだ』には、30代や40代前半であっても、プレ更年期になることがあるということが書かれていました。 しかも、「何だかわからないけれど体が不調という場合、プレ更年期を疑うべき」と。 これは早急に対処しなければなりません……! (ホルモンバランスを整えたいと、最近「月美容」も始めましたが、同時並行で膣まわりを潤わせることもマストのよう) かゆみやムレも膣まわりの潤い不足が原因 『潤うからだ』によると、デリケートゾーンの表面的なトラブルであるかゆみやムレの原因は「潤い不足」であることがほとんどなので、ケアすることで自然に治るそうです。 そこで大事なのは、不快な症状を緩和・抑制する薬を使わないこと。 使ってしまうと、体に本来に備わっている自然治癒力が妨げられてしまうのだとか。 デリケートゾーン専用のソープを使って洗浄し、しっかりと保湿しましょう。 それに加えて、オーガニックコットンやシルクなどの肌に優しいランジェリーをつけることで、こうしたトラブルや不快感は自然と薄れていくそうですよ。 →布ナプキンについてはこの記事を参照 (そういえば、最近取材した助産師さんが、布ナプキンに代えてから、ひどかった生理痛が一切なくなったと仰っていました。私はオーガニックのナプキンを使用しています) デリケートゾーンケア、その方法は? ここまで、デリケートゾーンケアが必要な理由をご紹介してきました。 それでは、膣まわりは一体、どのようにしてケアをすれば良いのでしょう? 『潤うからだ』によると…… 1)デリケートゾーン用のソープを使って正しく洗い、清潔にする 2)デリケートゾーン用のローションやクリームを使って保湿する 3)オイルを使ってマッサージする 4)骨盤底筋群を鍛える 5)脱毛などの処理(アンダーヘアのケア) の4つのステップを踏むのが正解! ここでは、1と2について、私が試したアイテムとその使用感、私が感じた効果をご紹介します! 1)弱酸性の専用ソープで優しく洗う 皆さんは、どのようにしてデリケートゾーンを洗っていますか? 私は正しいケア方法を知るまでは、ときどきボディソープを使って洗い、普段はお湯で洗って流すだけでした。 ボディソープを使うと、ヒリヒリとした痛みを感じることがあったので、毎日洗うことは避けていたのです。 でもこれはNGな洗い方。 まず、「ボディソープで膣を洗うのは、石けんで目を洗うことと同じこと」なのだそう!  どうりで痛いわけです……。 膣と顔や体とでは、pH値が違い、バリア機能を持っている角層もないため、ボディーソープや石けんだと刺激が強すぎるのだとか。 私が昔感じていた痛みも、刺激によるものだったのかもしれません。 また、お湯で洗うだけでは、清潔に保ちきれているとは言えず、かゆみやムレ、できものの原因になってしまうことは容易に想像できること。 「デリケートゾーン専用の刺激の少ないソープを使って、手で優しく洗う」のが正しい洗い方。 ほかの皮膚よりも薄く、摩擦や刺激に弱い膣まわりには、自浄作用が働くようにpH値が調整された弱酸性ソープを使う必要があるのです。 デリケートゾーン用ソープ「アルジタル デリケートハイジーンソープ」 そんな低刺激の弱酸性ソープの一つが「アルジタル デリケートハイジーンソープ(250mL・2808円)」。 数100万年分のミネラルや保湿成分をたっぷり含んだグリーンクレイに、イタリアの天然水や浄化作用・潤い作用を持つ植物成分を配合した100%天然由来のデリケートゾーン専用のソープです。 (CLAYDの記事で書いたように、クレイには汚れや臭いを吸着し、取り除いてくれる作用があります)。 使い方は簡単!  適量を手に取り、濡れた肌に塗布して、なでるように優しく洗い流すだけ。 デリケートゾーンの気になる臭いをケアしてくれるセイヨウハッカの清涼感のある香りがボトルを開けるとふわっと漂います。 肌の上でくるくるとなでると、優しい泡が立ちます。 ハッカ由来の、洗い上がりのスーッとした爽快さがクセになる! (ソープは半透明なジェル状で、トロッとしたテクスチャー。一回あたり、これくらいの分量でOK) 洗い上がりはハッカのスースー感もあり、きれいに洗浄された感覚はあるけれど、全くつっぱりません。 個人的には、生理時のかゆみやムレ、臭いなどの不快感が緩和したのが嬉しい!  おりものの量や臭いが特に気になった妊娠時に知っていたら、かなり重宝しただろうと思います。 汗かく夏のムレにも効果ありそう♪ 2)保湿方法と保湿アイテムの選び方 デリケートゾーンケアの重要性を知る前の私は、専用のソープが必要なことだけでなく、保湿しなければならないこと、いや「デリケートゾーンを保湿する」というケアがあることすら知りませんでした。 これまでは、ボディ同様、タオルでささっと拭いて終了。 もちろんこれもNGなやり方です。 こんなことでは、膣まわりの粘膜が乾燥し、粘液力が低下してしまうのは明らか。 どうして顔や体は保湿しなきゃと思うのに、同じ皮膚の一部である膣まわりには無頓着で入られたのでしょう……。 お風呂から出たら、「バスタオルで体を拭く前に、体の中で最も皮膚が薄く、乾燥しやすい膣まわりにローションやクリームを塗る」これが正しいスキンケア。 バスタオルで拭いた瞬間から水分の蒸発がはじまってしまうため、水分が残った状態でローションやクリームを塗ると良いのだそう。 こうすることで、水分とクリームの成分が程よく混ざり合って乳化し、より乾燥を防いでくれるのだとか。 そして使うべきはもちろん、デリケートゾーン専用の保湿アイテム。 粘膜に直接触れるものなので、ここは迷いなくナチュラルでオーガニックなものを選ぶべきです! ローション、クリーム、オイルと色々な種類がありますが、今回私が使ってみたのは美白もできる保湿クリーム「アンティーム ホワイトクリーム(100g・2808円)」。 (「アンティームオーガニック」シリーズは、森田敦子さんが日本人女性のために開発したデリケートゾーンケアライン) デリケートゾーン用保湿クリーム「アンティーム ホワイトクリーム」 買ってから知ったのですが、このアンティームホワイトクリーム、膣まわりだけではなくVラインやわき、乳首などの黒ずみケアにも使えるのだとか!  気になってはいても、ケアの方法がわからず、見過ごしがちだったパーツのケアも一気にできるなんて。 しかも手に取って塗り込むだけというお手軽感も◎です。 (こちらもトロッとした柔らかいテクスチャーで、お肌にスーッと馴染みます。ラベンダー、イランイラン、オレンジなどの香りが爽やか!) 原料はなんと、オリーブオイルやオーガニックハーブなど自然由来成分95%。 天然原料使用、パラベン・フェノキシエタノール不使用、合成着色料不使用・化学合成香料不使用・遺伝子組み換え原料不使用、ジメチコンなどのシリコン類や、カルボマーなどの合成ポリマー不使用と、デリケートな部分にも安心して使えるのが嬉しい!  さすがは植物療法の第一人者である森田敦子さんが生み出したアイテムです。 使い始めてまだ3週間足らずですが、下着の擦れで黒ずんでいたVラインが少し明るくなったような気がします。 膣まわりの保湿効果を実感できるのはもう少し先かな?  気長に、楽しみに待ちたいと思います。 働き者のデリケートゾーンを労わろう! 『潤うからだ』では、ローションやクリームで保湿するだけではなく、植物オイルを用いたオイルマッサージや膣筋力を高めるためのトレーニングをすることが推奨され、その方法も紹介されています。 いきなりあれもこれも……が難しい人は、正しい洗浄と保湿に加え、本で紹介されている「粘液力を上げる食材」を日常に取り入れることから始めてみるのもいいかもしれません。 体の中でもデリケートゾーンは、排泄や生理、出産と“命に関わる役割”を担う働き者。 顔やボディ同様、専用のアイテムを使い、きちんと労って、自身のアンチエイジングや不調知らずの体にもつながる正しいケアをしてあげたいものです。オーガニックな暮らしで健康でキレイに

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