こんにちは!オーガニック製品も好きだけどお酒も大好きなライターのKEIです。

そんな私の好きなものが合わさったのがオーガニックのお酒。

オーガニックのお酒の利点は、基本的にはオーガニックの食品と同じだと考えています。

たまたま私はオーガニック食品にもお酒にも興味があったので、食品からお酒にシフトしていった感じですが……

人工甘味料や香料で味を作ったお酒より、発酵や醸造によって時間をかけて生み出されたお酒の方が味に深みを感じます。

さらに、その原料がオーガニックだとどうなのかというと……個人的には、味に個性があったとしても飲みやすいものが多いように感じています。

とはいえ、まだまだ探求中です。

そんなわけで、日々いろいろな製品をチェックしているわけですが、最近気になっているのが、オーガニックコスメで人気のアムリターラが発売した、オーガニック原料を使ったビール(※)。

※麦芽使用比率98%以上ですが、トリュフ抽出エキスを配合しているため、税制上は発泡酒区分となります。

アムリターラではもともとオーガニックの食品や健康食品も販売していましたが、お酒の販売ははじめて。

これはぜひ飲んでみたい!と思い、せっかくなら味の違いが分かりやすいよう、他に2社、気になるオーガニック原料のビールと飲み比べてみました。

ひとつは、日頃から愛飲しているエールビールの醸造所「ヤッホーブルーイング」が出している製品です。

そしてもうひとつは、オーガニック原料のビールをいろいろと調べる中で、もともと日本酒を造っていて、オーガニックのビールも出しているということで気になった会社。

ビールはもちろん好きなのですが、私のお酒好きは日本酒好きから始まったようなところもあるので、気になりました。

「オーガニック」のビールと普通のビールの違い

日本で「オーガニック」「有機」の表示がある食品は、日本農林規格(JAS規格)により、「有機JAS認定」を受けた食品です。

ただし、酒類は日本農林規格(JAS規格)の対象外となっています。

しかし、「オーガニック」「有機」の表示があるお酒は存在します。

有機米を使用した清酒およびオーガニック・ビールなどの酒類は、国税庁による「酒類における有機等の表示基準」(平成12年12月26日付国税庁告示第7号)に従って、表示がされています。

この基準では、原材料から製法、添加物、そして表示の文言や方法まで細かく定められていますが、簡単に言えば、ビールを含め、日本で「オーガニック」「有機」などの表示があるお酒は、この基準を満たしているお酒になります。

オーガニックビールの特徴

個人的には、「オーガニック」「有機」のお酒は、日本酒やワインなどにもいろいろな種類がありますが、ビールに関しては、個人的には、クセの少ない飲みやすいものが多いように感じています。

ただし、一般的な大手メーカーのビールに比べると、いろいろな個性が感じられます。

一方で、ここ数年盛り上がりを見せているクラフトビールと比べると、あっさりとしたものが多い印象です。

もちろん、クラフトビールと言っても、ラガービール、エールビールと、さまざまなものがあるので一概には言えないのですが、大まかに言うと上記のような特徴が感じられます。

そのため、濃い調味料で味付けするよりも素材の味を活かすことの多い、オーガニック食材を使った料理にも、「オーガニック」のビールはよく合うのではないかと思います。

今回比べてみた「オーガニック」の国産ビール

では、いよいよ3社の「オーガニック」ビールの飲み比べです。

ちなみに、個人的にビールに関しては、香ばしさや風味が程よくある、エールタイプのビールが好みです。

甘すぎたり強すぎたりするのも嫌なのですが、のど越しよりは味わって飲めると嬉しいなという感じです。

(とはいえ、夏の暑い時にはラガータイプでのど越しすっきりというビールもすごくおいしくて好きですが……!)

アムリターラ

オーガニックビューティーホップ ディーバ
330ml 850円(税別)
アルコール分 4.5%

飲みやすさ ★★★★☆
酔い加減  ★★☆☆☆
値段    ★☆☆☆☆
満足度   ★★★★☆

今回、「オーガニック」ビールの比較をするきっかけとなったもの。

ドイツ産の「有機大麦麦芽」と<「有機ホップ」を使い、「大麦天然酵母」で発酵熟成させたエールタイプのクラフトビール(※)。 ※麦芽使用比率98%以上ですが、トリュフ抽出エキスを配合しているため、税制上は発泡酒区分となります。 仕込み水には縄文時代から手付かずの温泉水「Ojasオージャス」を使用。

無濾過により天然酵母や大麦などの成分が「にごり」として溶け込んでいます。

さらに、白トリュフから抽出した「トリュフ濃縮エキス」を加えています。

濃縮エキスのため香りはほとんどなく、成分自体や味への影響が目的のようです。

名前的に美容に良さそうな感じで、原料も良いものが使われていますが、そうはいってもお酒なので、楽しく適量に飲みたいところ。

飲んだ印象一言「キレイ目さわやか!」

飲んだ瞬間、麦の味がしっかりと感じられ、柑橘系の風味と、程よい苦味が感じられます。

泡がビールの中では繊細な感じです。

注いだときも細やかな感じの泡が出ます。

この泡は、シャンパンなどと同じ「瓶内2次熟成製法」という醸造法によって作られるものです。

エールタイプらしく、香り豊かで、味わいながら飲めるビールで、満足感がありつつも、後味はさわやかでしつこさはありません。

アルコール分は低めで、味も後を引かないので、あまり酔う感じはありません。

値段は高めなので、日常的に飲むビールというより、特別に楽しむ一杯として飲みたいところ。

たとえば、エクササイズなどの後、ちょっとお酒が飲みたいけれど美容にも気を使いたい……という時に飲むと良いんじゃないかなあという感じです。

女性メインのホームパーティーなどでも話題性がありますし、苦手な人が少ないお酒ではないかと思います。

食事を一緒に合わせるとしたら、野菜メインのレシピ、ナッツなどやはり美容を意識したものが合うと思います。

あまり脂っこいものは合わせない方が良さそうです。
 

ヤッホーブルーイング

サンサンオーガニックビール
350ml 248円(税別)
アルコール分 5%

飲みやすさ ★★★☆☆
酔い加減  ★★★☆☆
値段    ★★★★☆
満足度   ★★☆☆☆

コンビニにも置いてある、「よなよなエール」を始めとするエールビールで人気のメーカー。

そんなメーカーにより、有機栽培麦芽・ホップを100%使用し、有機認証を得た醸造所で醸造されたビール。

国が認めた認証団体である、アファス認証センターにより、2002年5月に有機農産物加工酒類製造業者として認定を受けています。

飲んだ印象一言「意外と普通」

飲みやすさはあるものの、味の印象が薄いかなという感じはします。

基本的にはすっきり系の味ですが、やや甘さがあります。

エールビールではありますが、ヤッホーブルーイングの他のビールと比べても、あまり特徴的な感じがない感じです。

ちなみに、他のエールビールはオーガニック原料ではありませんが、それぞれはっきり違う個性的な味がします。

オーガニックビールにしてはリーズナブルな値段で、強い特徴がないため、逆に、日常的に料理と一緒に飲む分には飲みやすいのではないかと思います。

あまりこだわらずに、ごくごくと飲みたいなという時にも飲みやすそうです。

今回飲んだ中では一番印象が薄い感じはしますが、オーガニックのビールで本数を揃えたいという時などには便利だと思います。
 

細川酒造

【有機農産物加工酒類】三重路・上馬ビール

創業嘉永参年(1850年)、三重県の北部、養老山系の多度山のふもとに位置する造り酒屋

日本酒は三重県産の酒米と養老山系の自家井戸水だけを使用した無添加の全量純米酒です。

ビール醸造は1997年にスタート。ドイツ直輸入の有機無農薬麦芽・有機ホップを100%使用、養老名水で仕込んだオーガニック原料のビールを製造しています。

伝統あるドイツの本格ラガースタイルで、1KLの仕込釜で少量ずつ丁寧に小仕込、0℃の低温冷蔵庫で60日以上熟成させて出来上がる手造りの長期熟成ビールです。

ヘレス・ドゥンケル・ボックの3種類があり、それぞれに違った味わいが楽しめます。

上馬ビール ヘレス


アルコール分 5%

飲みやすさ ★★★☆☆
酔い加減  ★★★☆☆
値段    ★★★☆☆
満足度   ★★☆☆☆

飲んだ印象一言「するっとすっきり」

上馬ビールの中で、一番淡い色をしたビール。

注いだ時に感じたのが、泡が消えやすい……そのせいか、炭酸の刺激が控えめでした。

ここまで紹介してきたビールと違い、ラガータイプのビールです。

麦系の味で、ラガータイプらしくひっかかりなく飲める感じです。

炭酸があまり強くなく、のど越し!という感じではありませんが、その分、飲みやすいです。

個人的には強い炭酸があまり好きではないので、嬉しいポイントでした。

逆に炭酸の刺激感を楽しみたい人には物足りないかもしれませんが……。

香りや風味をしっかり楽しむというよりは、すっと飲める感じで、このあたりはラガータイプっぽいですね。

和食に合わせやすいビールではないかなと感じました。
 

上馬ビール ドゥンケル


330ml/500ml 460円(税込)/670円(税込)
アルコール分 5%

飲みやすさ ★★★★☆
酔い加減  ★★★☆☆
値段    ★★★☆☆
満足度   ★★★☆☆

飲んだ印象一言「程よい香ばしさを楽しむ」

ヘレスよりも濃い色のラガータイプのビールです。

やはり注いだ時に、泡が消えやすい……そしてやはり、炭酸感は控えめです。

飲むと、コーヒー系の香ばしさがあります。

これは、高温で焦がしたオーガニックのカラメル麦芽によるものです。

ただ、見た目の濃さほど味は濃くなく、勢いよく飲める感じです。

濃いめのビールは苦手……という人でも、このビールであれば程よい香ばしさを楽しみながら飲めるのではないかと思います。

濃い感じのビールは酔いやすい感じがしますが、アルコール分はそれ程高くないので、そのあたりもあまり心配ありません。

意外とお肉料理や燻製と合うんじゃないかなと思います。
 

上馬ビール ボック


330ml/500ml 588円(税込)/853円(税込)
アルコール分 6%

飲みやすさ ★★★★☆
酔い加減  ★★★★☆
値段    ★★☆☆☆
満足度   ★★★★☆

飲んだ印象一言「香ばしさをじっくり味わう」

上馬ビールの中で最も濃い色のラガータイプのビール。

他の2種類に比べるとあまり泡が消えない感じがしました。

とはいえ、それほど炭酸がきつい感じはしません。

色の通り、香ばしさをしっかりと感じられます。

ドゥンケルと同じく、高温で焦がしたオーガニックのカラメル麦芽を使用しています。

麦の味を楽しみながら、ゆっくりと飲んでいきたい感じ。

ただし、後味はべたつかないのでそれも良かったです。

料理を食べながらよりも、ビール単体、食事の後などに楽しみたい感じです。

ナッツなど軽いおつまみと合わせるのも良さそうですね。

アルコール分がやや高めなので、そこは注意。

その代わり、程よく酔う感じもあります。

また、他の2種類に比べると値段もやや高くなっています。

オーガニックの国産ビール3社飲み比べの結果

ここまで3つのメーカーのオーガニックのビールを飲み比べてみて、好みも大きく影響していますが、アムリターラの「オーガニックビューティーホップ ディーバ」と、細川酒造の「上馬ビール ボック」が良かったです。

アムリターラは、もともとお酒の会社ではないので、どうかな……と思っていたのですが、風味や香りの良さと飲みやすさのバランスが良く、いろいろな人におすすめできると感じました。

ただ値段は高いですが……その分、プレゼントに喜ばれるかもしれませんね。

上馬ビール ボックは、個人的に香ばしいビールが好きなこともあり、好みに合いました。

香ばしさがしつこすぎず、程よい感じに仕上がっているのが良かったです。

食事と一緒に飲むというよりは、単体でゆっくり味わいたいなという感じでした。

オーガニックのビールは、やはり、全体的に味がとがりすぎず飲みやすいという感じがあると思います。

また、オーガニックへの意識の高まりと共に、今回アムリターラがビールを発売したように、その味や種類は日々進化しているので、ぜひお気に入りのものを見つけて楽しんでいただきたいです。

 

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