こんにちは、ライターのayakoです!

秋も深まり、肌寒く乾燥する日も増えてきましたね。

アロマの香りも、清涼感のある柑橘系の香りが心地よく感じる季節から、甘く温かみのある香りが気分に合う季節になってきました。

季節や気分に合わせて香りを選ぶことで四季を感じられるのでアロマはやっぱり楽しいなぁと実感しています^^

今回は、これからの時期に最適なスキンケア用のキャリアオイルについてご紹介します。

キャリアオイルとは、植物の種や実を圧搾して抽出した植物油のことで、主にマッサージオイルやトリートメントの際に使われるオイルです。

オイルでのスキンケアといえば、「オイル美容」という言葉も数年前から良く聞くようになりました。

オイルってベタベタしそうなイメージもあるかと思いますが、実は種類によってさらっとした軽い肌触りのものもあり、成分の特徴もそれぞれ違うんですよ。

またアロマテラピーにおいて精油を原液のまま皮膚につけることは濃度が高すぎるため禁止されており、精油とキャリアオイルを混ぜて、希釈してからトリートメント等に使用します。

お気に入りのオイルにお気に入りの精油を加えても良いですし、キャリアオイルをそのまま使用することももちろんOKです。

乾燥に悩む季節ですが、今年はキャリアオイルを選ぶところから、お肌のお手入れ始めてみませんか^^

キャリアオイルって?


まず、キャリアオイルというのは、どんなものでしょうか。

キャリアオイルは植物の種子や果実から圧搾法で抽出した天然植物油のことを指します。

キャリアというのは「運ぶ」という意味があり、これはブレンドする精油の成分やキャリアオイルそのものの成分を血液にのせて運ぶ働きがあることを指しています。

主に、マッサージオイルとして精油を希釈するために使用します。

ベースオイルとも呼ばれることがありますが、用途・種類は同じものとなります。

キャリアオイルを選ぶ時は、精油と同じように100%天然のものを選ぶことが大切なので、購入の際はきちんと成分表を確認してくださいね。

また天然成分のため開封後は徐々に酸化していきます。

酸化のペースも、それぞれのオイルの成分によって変わってくるので、使用目安や分量も確認して購入できたらいいですね。

新しい種類のキャリアオイルを購入する時は少量サイズのものから試してみることをおすすめします^^

ここでキャリアオイル「植物油」とアロマテラピーで使用する「精油」の違いを少し説明しますね。

精油とは、植物の体内で作られる芳香成分のことを指します。

それぞれの植物によって、花・葉・茎・果皮・樹皮など精油を抽出できる部位が違い、様々な方法で芳香成分を抽出しています。

それぞれの成分によって異なる薬理作用をもちます。

ひとつの植物の精油の中に、数十種類、数百種類の成分が含まれているといわれており、人工的に作られた香りとは比べ物にならないくらい奥深い香りがします。

このように、植物の芳香成分がぎゅっと濃縮された精油は、濃度が高く肌には直接つけられないため、マッサージなどの際はキャリアオイルで希釈する必要があるのです。

キャリアオイルの種類と特徴まとめ

キャリアオイルは種類が豊富にあります。

それぞれ特徴も違うため、選ぶ際は効果・効能、つけ心地などで自分のコンディションに合ったものを購入しましょう。

一般的に手に入りやすくて使いやすい、おすすめのキャリアオイルをいくつかご紹介します。

グレープシードオイル

(価格は100mlで1,500〜1,800円)

ブドウの種から採れるオイル。

主成分のリノール酸は皮脂量や水分量を保つ働きがあります。

またビタミンEを多く含みます。

クレンジングや、肌を柔らかくする効果が期待できます。

軽くてサラッとした肌触りなので、夏のオイルケア向けで、普通肌〜脂性肌の人におすすめ。

キャリアオイルの中でも比較的安価で肌触りも軽いため、商業用などで大量に使用する場合はグレープシードオイルが使われていることが多いです。

リノール酸はやや酸化しやすい特性があるため開封後2〜3ヶ月が使用目安となります。

GAIA (ガイア) キャリアオイル グレープシード 50ml

スイートアーモンドオイル

(価格は100mlで2,000円程度)

アーモンドの種から採れるオイル。

単独で使えるオイルで、刺激が少なく、乾燥による肌荒れから皮膚を守ってくれます。

主成分はオレイン酸で、内臓機能を正常化する働きがあります。

ビタミンを多く含んでおり、炎症を抑える効果もあるため、かゆみのある肌にも安心してる使えます。

あたたかく柔らかな使い心地で様々な皮膚タイプの方におすすめで、赤ちゃんを含め幅広い年齢の方に使えるオイルです。

使用目安は3〜4ヶ月となります。

スイートアーモンドオイル・精製/50ml

ホホバオイル

(価格は100mlで2,600円〜5,000円程度)

繊維が豊富なホホバの実から採れる植物性の液体ワックス。

ホホバは砂漠地帯に生息する植物で、紫外線の刺激や乾燥から皮膚を守り、皮脂バランスを調整する働きがあります。

高温でも品質が変化しにくい安定性があり保存期間も比較的長持ちします。

冬は低温で白く固まることがありますが、室温で元に戻るので心配ありません。

滑りがよくさらっと肌になじみ、乾燥した肌の隙間に入っていきます。

すべての肌質の方におすすめ。

半年を目安に使い切りましょう。

ニールズヤード レメディーズ ホホバオイル(ベースオイル/キャリアオイル) 100ml

オリーブオイル

(価格は100mlで1,000円〜4,000円程度)

食用でもおなじみのオリーブオイル。

スキンケア用には圧縮されたエキストラバージンオリーブオイルを選びましょう。

主成分のオレイン酸は皮膚の脂肪酸に成分が近く、肌を柔らかく保護します。

筋肉をほぐして痛みや疲労を緩和するといわれているため、心身ともに疲れたときに使ってみてはどうでしょうか。

やや粘りの強い触り心地。使用目安は4ヶ月〜半年程です。

オリーブオイル 100ml | 無印良品ネットストア

アプリコットカーネルオイル

(価格は100mlで2,500円〜4,000円程度)

アンズの仁(種子から種皮を取り除いた中身)から抽出されるアプリコットカーネルオイルは滑りが良く軽いつけ心地で、保湿力の高いオイルです。

精製度が低いとほのかに甘い香りのするものもあるので、香りが気になる方は無臭のオイルと混ぜるのがおすすめ。

日常使いにするにはやや高価なので、同じ効果を期待するのであれば成分の似ているスイートアーモンドオイルのほうが比較的安価です。

より高い美容効果を期待する時や、気合いを入れてスキンケアをしたい時に使用してみましょう。

使用目処は3,4ヶ月ほどになります。


オーガニック キャリアオイル アプリコットカーネルオイル 100ml

セサミオイル

(価格は100mlで800円程度)

ゴマは、その50%以上が脂質でできているため多くの油を抽出することができます。

キャリアオイルとして使用するときは、焙煎していない、生ゴマを圧搾した無臭のセサミオイルを選びましょう。

ゴマ特有のセサモリンやセサモールという成分は抗酸化作用に優れているほか、保湿力のあるオレイン酸も含みます。

肌触りはやや粘性があるので、気になる方は軽いつけ心地のキャリアオイルと混ぜても良いですね。

開封から半年〜8ヶ月程度を目安に使用してください。

セサミオイル(生ゴマ油)100ml~/Sesame(Unroasted seed) | 生活の木 【公式】オンラインストア

キャリアオイルの使い方

キャリアオイル、手に入れてみたけどどうやって使ったら良いのかな? という方に。

毎日のスキンケアや肌のお手入れにちょっとプラスするだけで、しっとり柔らかな肌になります。

以下参考にしてみてください^^

スキンケアに


オイルは肌の角質を柔らかくする効果があります。

お肌は水分と油分のどちらも必要なので、化粧水の前後にオイルでの保湿をしてみましよう。

化粧水の前と、化粧水のあと、どちらでオイルを使用するかについては双方の意見があるので、筆者はどちらの順番も試してみました!

体感となってしまいますが、洗顔直後、化粧水の前にオイルを使う方がそのあとの化粧水のなじみも良くなり、奥まで浸透している実感でした。

化粧水のあとにオイルを使うと、どうしても皮膚の表面に化粧水が残ってしまい、そこにオイルをプラスしても肌の上で水分と油分が混ざっていて浸透するのに時間がかかる印象でした。

ご使用の化粧水や肌質によって使用感が違うこともあるため、ぜひオイルでのスキンケアを試してご自身のお肌で実感してみてくださいね。

ボディに


セルフマッサージや入浴後の乾燥を防ぐためにボディオイルとして使用することももちろんおすすめです!

マッサージは、サロンでプロに施術してもらうととても気持ちのよいものですが、日々、自分で自分の身体を軽くマッサージするだけでも、疲れの取れ方が全然違いますよ。

その際にオイルを使用すると滑りをよくする効果もありますし、オイルの成分が全身から経皮吸収されます。

筆者の体感ですが、就寝前に行うと寝付きもよくなります^^1日、5分〜10分程度で構いませんのでセルフケアの時間を作ることをおすすめしますよ。

家でもつくれる精油ブレンドオイル

キャリアオイルと精油があれば、簡単にブレンドオイルもつくれちゃうんですよ。

いくつかおすすめの精油を紹介しますね。

一般的にどの肌タイプにも合うとされているのはラベンダー、ローズウッド、ゼラニウム、パルマローザなどで、顔でも全身でも使用可能です。

肌タイプのお悩みに合わせたおすすめは以下になります。

・ニキビや皮脂バランスの乱れには…ティートリー、レモン

・日焼け・美白、シミや乾燥には…イランイラン、ラベンダー

・乾燥肌には……ゼラニウム、フランキンセンス

作り方は、キャリアオイルと精油、ビーカーと遮光瓶などの基材で簡単につくれます。


(左から、精油・キャリアオイル・ビーカー・遮光瓶)

ビーカーでキャリアオイルの分量を計り、そこに精油を加え混ぜ、遮光瓶に移すというとてもシンプルな作り方です。

混ぜるときは爪楊枝などで混ぜても良いですが、ビーカーから瓶に移す際に混ざるので特に混ぜる作業をしなくても大丈夫ですよ。

希釈濃度は、体に使用する際は2,5%、顔に使用する際は1%が基本です。

精油1滴は0,05mlと計算するので、例えば10mlのキャリアオイルに対する滴数は以下のようになります。

*キャリアオイル10mlに対する精油の滴数
・1%→2滴(顔に使用する場合)
・2%→4滴
・2,5%→5滴(体に使用する場合)

上記を参考に、肌が弱い方や香りに敏感な方は少し滴数を少なくするなど、濃度1%以下から使い始めてもいいかもしれません。

また、キャリアオイルや精油は古くて酸化したものだと肌トラブルに繋がる可能性がありますので、開封後、鮮度の高いものを使用しましょう。

手作りのブレンドオイルは、2週間前後を目安に使い切りましょう。

キャリアオイルってどこで買えるの?

天然成分100%のキャリアオイルですが、アロマテラピーお店や天然のエッセンシャルオイルを扱うお店での取り扱いが多く、添加物などが入っていない商品をきちんと揃えているためおすすめですし、店員さんも正しい知識を教えてくださいます。

初心者の方ですと「生活の木」「無印良品」などのブランドですと、店舗数が多く実際に自分の肌で試すこともできるので、初めて購入する方にはおすすめですよ。

自分の肌に合う種類のキャリアオイルやブランドを探してみるのもいいですね。

また、筆者も以前よく利用していた「マンデイムーン」という通販サイトをご紹介します。

マンデイムーンは、フェアトレード・オーガニック商品を扱う通販サイトで、キャリアオイル、エッセンシャルオイル、スキンケアやコスメの基材など幅広い商品を取り揃えています。

オイルをはじめ、ボトルやビーカーなどのツールも手に入るので、基材一式を揃えやすいですよ。

よかったら参考にしてみてくださいね^^

肌について

肌は、全身を覆う臓器のひとつで女性の生理周期と同じように約28日の周期で生まれ変わっています。

この周期をターンオーバーといいますが、加齢とともに周期も長くなります。

この肌の周期が安定しないと肌荒れなどのトラブルが起きます。

肌を健康に保つためにも、普段の食事、睡眠、運動など健康的な生活習慣と、毎日のお肌のケアの積み重ねが重要となります。

「オイル=乾燥を防ぐ」と思いがちですが、オイルでも皮膚の水分蒸発を100%防ぐことはできません。

特徴を理解し日々のお手入れにプラスして使うことをおすすめします。

オイルケアの特徴として、保湿効果が期待できることと、オイルそのものの栄養を経皮吸収できることがあげられます。

精油を混ぜれば精油の天然成分も吸収できるので、好きな香りや効能の精油を選ぶ楽しさもありますよ^^

いかがでしたでしょうか。

今回は天然のキャリアオイルについてまとめてみました。

お肌をはじめ、身体の自然治癒力や本来の美しさを引き出すために、自然のパワーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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という方に。 毎日のスキンケアや肌のお手入れにちょっとプラスするだけで、しっとり柔らかな肌になります。 以下参考にしてみてください^^ スキンケアに オイルは肌の角質を柔らかくする効果があります。 お肌は水分と油分のどちらも必要なので、化粧水の前後にオイルでの保湿をしてみましよう。 化粧水の前と、化粧水のあと、どちらでオイルを使用するかについては双方の意見があるので、筆者はどちらの順番も試してみました! 体感となってしまいますが、洗顔直後、化粧水の前にオイルを使う方がそのあとの化粧水のなじみも良くなり、奥まで浸透している実感でした。 化粧水のあとにオイルを使うと、どうしても皮膚の表面に化粧水が残ってしまい、そこにオイルをプラスしても肌の上で水分と油分が混ざっていて浸透するのに時間がかかる印象でした。 ご使用の化粧水や肌質によって使用感が違うこともあるため、ぜひオイルでのスキンケアを試してご自身のお肌で実感してみてくださいね。 ボディに セルフマッサージや入浴後の乾燥を防ぐためにボディオイルとして使用することももちろんおすすめです! マッサージは、サロンでプロに施術してもらうととても気持ちのよいものですが、日々、自分で自分の身体を軽くマッサージするだけでも、疲れの取れ方が全然違いますよ。 その際にオイルを使用すると滑りをよくする効果もありますし、オイルの成分が全身から経皮吸収されます。 筆者の体感ですが、就寝前に行うと寝付きもよくなります^^1日、5分〜10分程度で構いませんのでセルフケアの時間を作ることをおすすめしますよ。 家でもつくれる精油ブレンドオイル キャリアオイルと精油があれば、簡単にブレンドオイルもつくれちゃうんですよ。 いくつかおすすめの精油を紹介しますね。 一般的にどの肌タイプにも合うとされているのはラベンダー、ローズウッド、ゼラニウム、パルマローザなどで、顔でも全身でも使用可能です。 肌タイプのお悩みに合わせたおすすめは以下になります。 ・ニキビや皮脂バランスの乱れには…ティートリー、レモン ・日焼け・美白、シミや乾燥には…イランイラン、ラベンダー ・乾燥肌には……ゼラニウム、フランキンセンス 作り方は、キャリアオイルと精油、ビーカーと遮光瓶などの基材で簡単につくれます。 (左から、精油・キャリアオイル・ビーカー・遮光瓶) ビーカーでキャリアオイルの分量を計り、そこに精油を加え混ぜ、遮光瓶に移すというとてもシンプルな作り方です。 混ぜるときは爪楊枝などで混ぜても良いですが、ビーカーから瓶に移す際に混ざるので特に混ぜる作業をしなくても大丈夫ですよ。 希釈濃度は、体に使用する際は2,5%、顔に使用する際は1%が基本です。 精油1滴は0,05mlと計算するので、例えば10mlのキャリアオイルに対する滴数は以下のようになります。 *キャリアオイル10mlに対する精油の滴数 ・1%→2滴(顔に使用する場合) ・2%→4滴 ・2,5%→5滴(体に使用する場合) 上記を参考に、肌が弱い方や香りに敏感な方は少し滴数を少なくするなど、濃度1%以下から使い始めてもいいかもしれません。 また、キャリアオイルや精油は古くて酸化したものだと肌トラブルに繋がる可能性がありますので、開封後、鮮度の高いものを使用しましょう。 手作りのブレンドオイルは、2週間前後を目安に使い切りましょう。 キャリアオイルってどこで買えるの? 天然成分100%のキャリアオイルですが、アロマテラピーお店や天然のエッセンシャルオイルを扱うお店での取り扱いが多く、添加物などが入っていない商品をきちんと揃えているためおすすめですし、店員さんも正しい知識を教えてくださいます。 初心者の方ですと「生活の木」や「無印良品」などのブランドですと、店舗数が多く実際に自分の肌で試すこともできるので、初めて購入する方にはおすすめですよ。 自分の肌に合う種類のキャリアオイルやブランドを探してみるのもいいですね。 また、筆者も以前よく利用していた「マンデイムーン」という通販サイトをご紹介します。 マンデイムーンは、フェアトレード・オーガニック商品を扱う通販サイトで、キャリアオイル、エッセンシャルオイル、スキンケアやコスメの基材など幅広い商品を取り揃えています。 オイルをはじめ、ボトルやビーカーなどのツールも手に入るので、基材一式を揃えやすいですよ。 よかったら参考にしてみてくださいね^^ 肌について 肌は、全身を覆う臓器のひとつで女性の生理周期と同じように約28日の周期で生まれ変わっています。 この周期をターンオーバーといいますが、加齢とともに周期も長くなります。 この肌の周期が安定しないと肌荒れなどのトラブルが起きます。 肌を健康に保つためにも、普段の食事、睡眠、運動など健康的な生活習慣と、毎日のお肌のケアの積み重ねが重要となります。 「オイル=乾燥を防ぐ」と思いがちですが、オイルでも皮膚の水分蒸発を100%防ぐことはできません。 特徴を理解し日々のお手入れにプラスして使うことをおすすめします。 オイルケアの特徴として、保湿効果が期待できることと、オイルそのものの栄養を経皮吸収できることがあげられます。 精油を混ぜれば精油の天然成分も吸収できるので、好きな香りや効能の精油を選ぶ楽しさもありますよ^^ いかがでしたでしょうか。 今回は天然のキャリアオイルについてまとめてみました。 お肌をはじめ、身体の自然治癒力や本来の美しさを引き出すために、自然のパワーを取り入れてみてはいかがでしょうか。オーガニックな暮らしで健康でキレイに

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