レシピ豊富で美しい、スモーブローとは?
こんにちは!ライターのKEIです。
今回は、北欧スタイルが好き、キレイな見た目の料理を知りたいといった方におすすめの料理を紹介します。
それは「スモーブロー(Smørrebrød)」。
スモーブローは、デンマークの伝統料理。
スモー(Smørre)はバター、ブロー(brød)はパンという意味で、バターを塗ったパンに、ポレッグと呼ばれるトッピングを乗せて作るオープンサンドです。
デンマークでは家庭料理としてはもちろん、カウンタースタイルで気軽に食べられるお店からコースのあるような高級なお店まで、さまざまな場面で登場します。
普通のサンドウィッチと違うポイントは、トッピングのポレッグのバリエーション、そしてその見た目の美しさです。
ポレッグには、ニシンの酢漬けや、海老、スモークサーモンなどの魚介類、ハムやレバーペースト、お肉の塩漬け、ミートボール(フリカデラ)などの肉類、そのほか、チーズ、ゆで卵やスクランブルエッグ、野菜などさまざまな具材が使われます。
濃い味のポレッグには黒パン、淡い味のポレッグには色の薄いライ麦パンを合わせるのが一般的です。
どんな具材をどう組み合わせどう盛り付けるのか、これが各家庭やお店の腕の見せ所でもあります。
有名料理店がきっかけ、スモーブローの誕生と流行
現在の形のスモーブローは、1880年代に考案されたようです。
同時期に「イーダ・ダヴィッドセン」というスモーブロー専門店が、デンマークのコペンハーゲンにオープンしました。
現在では4代目のオーナーシェフ・イーダさんによる300種類以上のスモーブローのメニューがあり、オリジナルのメニューも多く作られています。
スモーブローをはじめとするデンマークの料理が日本で注目され始めたのは、デンマークのコペンハーゲンにある「Noma(ノーマ)」というレストランが、2010年・2011年・2012年・2014年の計4回、イギリス雑誌が主催する「世界のベスト・レストラン50」の第1位に選出されたことがひとつのきっかけです。
Nomaの料理はかなり独創的でもありますが、その基本には、デンマークを含む北欧料理やスカンディナビア料理があります。
ちなみにNomaのレシピについては、日本語訳の書籍『進化するレストランNOMA』やDVD『ノーマ、世界を変える料理』も出ています。
そんな注目のデンマーク料理スモーブロー、どんな味なのか気になりますが、日本でも食べることはできるのでしょうか?
日本でスモーブローを味わう!デンマーク料理店
デンマーク料理を出す店は、数は多くありませんが、日本にもあります。
例えば、東京や大阪には以下のようなお店があります。
デンマーク・ザ・ロイヤルカフェテラス
ランチにおすすめなのが、スモーブロー。
夜は生ビールや小皿料理も楽しめます。
またバリスタ世界大会で審査員経験のあるブランドオーナー、ルド・クリスチャンセン氏監修のエスプレッソ、カフェラテ、カプチーノを提供しています。
【店舗情報】
〒104-0031 東京都中央区京橋三丁目1番1号 東京スクエアガーデンB1F
営業時間:
平日 7:00~22:00(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
土 10:00~22:00(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
日・祝10:00~20:00(フードL.O.19:00、ドリンクL.O.19:30)
Smørrebrød KITCHEN
2016年4月に西日本初のスモーブロー専門店としてオープン。
この店の特徴は、スモーブローをテーマに、料理開拓人の堀田裕介が全国で出会った信頼のおける生産者の食材と、本場ヨーロッパでの料理経験を積んだフレンチシェフ葭谷真輝が考案したローカルフードです。
スモーブローは、MORNING(9:00~11:00)、LUNCH(11:00~15:00)、REGULAR MENUEのそれぞれで、セットメニューを選ぶことができます。
図書館の2Fにあり、一部が重要文化財にも指定されている歴史ある建物の中で、静かでおだやかな雰囲気も楽しめるお店です。
【店舗情報】
〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島1-2-10 中之島図書館2F
営業時間:9:00~21:00(L.O 20:30)
デンマークの伝統と日本の伝統が融合「スムッシー」
とっても魅力的なスモーブローですが、さらに、スモーブローの進化形として、「スムッシー」という食べ物があります。
これはなんと、スモーブローと日本の伝統料理である寿司が融合したものです。
スムッシーが誕生したのは、デンマーク・コペンハーゲンの「ロイヤル・コペンハーゲン本店」。
この店の創業者、ルド・クリスチャンセンさんが、かつて日本を訪れた際に寿司にインスピレーションを受け、オリジナルメニューとしてスムッシーが誕生しました。
現在では100を越えるレシピが存在し、今も増え続けているそうです。
スムッシーは、スモーブローに比べて小ぶり。トッピングも、スモーブローはしっかりと盛る感じですが、スムッシーはデコレーション的に盛る感じ。
イメージとして、まさにお寿司です。
パーティーにもおすすめ、家でもスモーブロー
お店で雰囲気を味わいながら食べるのも良いですが、スモーブローは、自分でも楽しんで作ることができます。
野菜、魚介類、肉類がメインのものをそれぞれバランス良く作ると、食べ飽きず、楽しめます。
デンマークの伝統的なレシピを基にしつつ、簡単に作れる具材の組み合わせとしては以下のようなものがあります。
スモーブローキッチンのInstagramでレシピ動画も掲載されていますので、合わせて紹介しますね!
●エビ×卵
材料:黒パン、マヨネーズ(動画ではカレーマヨネーズ)、エビ、たまご、お好みのハーブ(動画ではディル・フレンチタラゴン)
作り方:エビはマリネに、たまごはゆで卵にする。スライスした黒パンの上にマヨネーズを塗り、マリネしたエビ、ゆでたまごを乗せ、最後にお好みのハーブを飾るだけ。さっぱりとした味わいです。
●ロースハム
材料:黒パン、ローストハム、塩、胡椒、オレンジ、マヨネーズ(動画ではマスタードマヨ)、チーズ、カラーニンジン
作り方:スライスした黒パンの上にローストハムを乗せ、塩、胡椒をふりかけ、オレンジ、マヨネーズを乗せる。その上にチーズ、スライスしたカラーニンジンを乗せ、ニンジンの葉を飾る。お腹の満たされるレシピです。
●ベーコン×温玉×生ハム
材料;ライ麦パン、バター、ジャガイモ、ベーコン、温玉、塩、胡椒、生ハム、アマランサスなどのスーパーフードやスプラウト
作り方:ジャガイモはゆでてつぶしペースト状に、ベーコンはカリッと焼く。ライ麦パンにバターを塗り、ジャガイモ、ベーコン、温玉の順に乗せ塩胡椒をする。盛るように生ハムと、アマランサスなどのスーパーフードやスプラウトを散らす。彩り鮮やかなレシピです。
最近はキレイな見た目の料理をインスタグラムに投稿する、あるいはインスタグラムに投稿するための料理の盛り付けを工夫するといった人も多いですが、スモーブローはインスタグラム映えもばっちりです。
また、何をどのように盛るかという点でセンスの発揮しがいのある料理でもあるので、お家パーティーや外で持ち寄りパーティーなどの際にもぴったりではないでしょうか。
簡単に食べられるところも良いですよね。
以下のようなレシピ本も出ています。
ぜひ参考にしてみてください!
北欧のオープンサンドイッチ:コペンハーゲンとストックホルムの人気店に教わる本場のスモーブローレシピ
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こんにちは!ライターのKEIです。
今回は、北欧スタイルが好き、キレイな見た目の料理を知りたいといった方におすすめの料理を紹介します。
それは「スモーブロー(Smørrebrød)」。
スモーブローは、デンマークの伝統料理。
スモー(Smørre)はバター、ブロー(brød)はパンという意味で、バターを塗ったパンに、ポレッグと呼ばれるトッピングを乗せて作るオープンサンドです。
デンマークでは家庭料理としてはもちろん、カウンタースタイルで気軽に食べられるお店からコースのあるような高級なお店まで、さまざまな場面で登場します。
普通のサンドウィッチと違うポイントは、トッピングのポレッグのバリエーション、そしてその見た目の美しさです。
ポレッグには、ニシンの酢漬けや、海老、スモークサーモンなどの魚介類、ハムやレバーペースト、お肉の塩漬け、ミートボール(フリカデラ)などの肉類、そのほか、チーズ、ゆで卵やスクランブルエッグ、野菜などさまざまな具材が使われます。
濃い味のポレッグには黒パン、淡い味のポレッグには色の薄いライ麦パンを合わせるのが一般的です。
どんな具材をどう組み合わせどう盛り付けるのか、これが各家庭やお店の腕の見せ所でもあります。
有名料理店がきっかけ、スモーブローの誕生と流行
現在の形のスモーブローは、1880年代に考案されたようです。
同時期に「イーダ・ダヴィッドセン」というスモーブロー専門店が、デンマークのコペンハーゲンにオープンしました。
現在では4代目のオーナーシェフ・イーダさんによる300種類以上のスモーブローのメニューがあり、オリジナルのメニューも多く作られています。
Sofieさん(@verbeecksofie)がシェアした投稿 - 2016 12月 9 11:17午前 PST
スモーブローをはじめとするデンマークの料理が日本で注目され始めたのは、デンマークのコペンハーゲンにある「Noma(ノーマ)」というレストランが、2010年・2011年・2012年・2014年の計4回、イギリス雑誌が主催する「世界のベスト・レストラン50」の第1位に選出されたことがひとつのきっかけです。
Nomaの料理はかなり独創的でもありますが、その基本には、デンマークを含む北欧料理やスカンディナビア料理があります。
ちなみにNomaのレシピについては、日本語訳の書籍『進化するレストランNOMA』やDVD『ノーマ、世界を変える料理』も出ています。
そんな注目のデンマーク料理スモーブロー、どんな味なのか気になりますが、日本でも食べることはできるのでしょうか?
日本でスモーブローを味わう!デンマーク料理店
デンマーク料理を出す店は、数は多くありませんが、日本にもあります。
例えば、東京や大阪には以下のようなお店があります。
デンマーク・ザ・ロイヤルカフェテラス
ランチにおすすめなのが、スモーブロー。
夜は生ビールや小皿料理も楽しめます。
またバリスタ世界大会で審査員経験のあるブランドオーナー、ルド・クリスチャンセン氏監修のエスプレッソ、カフェラテ、カプチーノを提供しています。
【店舗情報】
〒104-0031 東京都中央区京橋三丁目1番1号 東京スクエアガーデンB1F
営業時間:
平日 7:00~22:00(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
土 10:00~22:00(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
日・祝10:00~20:00(フードL.O.19:00、ドリンクL.O.19:30)
Smørrebrød KITCHEN
2016年4月に西日本初のスモーブロー専門店としてオープン。
この店の特徴は、スモーブローをテーマに、料理開拓人の堀田裕介が全国で出会った信頼のおける生産者の食材と、本場ヨーロッパでの料理経験を積んだフレンチシェフ葭谷真輝が考案したローカルフードです。
スモーブローは、MORNING(9:00~11:00)、LUNCH(11:00~15:00)、REGULAR MENUEのそれぞれで、セットメニューを選ぶことができます。
図書館の2Fにあり、一部が重要文化財にも指定されている歴史ある建物の中で、静かでおだやかな雰囲気も楽しめるお店です。
スモーブローキッチン中之島さん(@smorrebrodkitchen)がシェアした投稿 - 2017 1月 23 1:59午前 PST
【店舗情報】
〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島1-2-10 中之島図書館2F
営業時間:9:00~21:00(L.O 20:30)
デンマークの伝統と日本の伝統が融合「スムッシー」
とっても魅力的なスモーブローですが、さらに、スモーブローの進化形として、「スムッシー」という食べ物があります。
これはなんと、スモーブローと日本の伝統料理である寿司が融合したものです。
スムッシーが誕生したのは、デンマーク・コペンハーゲンの「ロイヤル・コペンハーゲン本店」。
この店の創業者、ルド・クリスチャンセンさんが、かつて日本を訪れた際に寿司にインスピレーションを受け、オリジナルメニューとしてスムッシーが誕生しました。
現在では100を越えるレシピが存在し、今も増え続けているそうです。
スムッシーは、スモーブローに比べて小ぶり。トッピングも、スモーブローはしっかりと盛る感じですが、スムッシーはデコレーション的に盛る感じ。
イメージとして、まさにお寿司です。
BeautyLifeDesigner-HALUさん(@haluchn)がシェアした投稿 - 2014 5月 23 3:41午前 PDT
パーティーにもおすすめ、家でもスモーブロー
お店で雰囲気を味わいながら食べるのも良いですが、スモーブローは、自分でも楽しんで作ることができます。
野菜、魚介類、肉類がメインのものをそれぞれバランス良く作ると、食べ飽きず、楽しめます。
デンマークの伝統的なレシピを基にしつつ、簡単に作れる具材の組み合わせとしては以下のようなものがあります。
スモーブローキッチンのInstagramでレシピ動画も掲載されていますので、合わせて紹介しますね!
●エビ×卵
材料:黒パン、マヨネーズ(動画ではカレーマヨネーズ)、エビ、たまご、お好みのハーブ(動画ではディル・フレンチタラゴン)
作り方:エビはマリネに、たまごはゆで卵にする。スライスした黒パンの上にマヨネーズを塗り、マリネしたエビ、ゆでたまごを乗せ、最後にお好みのハーブを飾るだけ。さっぱりとした味わいです。
●ロースハム
材料:黒パン、ローストハム、塩、胡椒、オレンジ、マヨネーズ(動画ではマスタードマヨ)、チーズ、カラーニンジン
作り方:スライスした黒パンの上にローストハムを乗せ、塩、胡椒をふりかけ、オレンジ、マヨネーズを乗せる。その上にチーズ、スライスしたカラーニンジンを乗せ、ニンジンの葉を飾る。お腹の満たされるレシピです。
スモーブローキッチン中之島さん(@smorrebrodkitchen)がシェアした投稿 - 2016 12月 16 3:08午前 PST
●ベーコン×温玉×生ハム
材料;ライ麦パン、バター、ジャガイモ、ベーコン、温玉、塩、胡椒、生ハム、アマランサスなどのスーパーフードやスプラウト
作り方:ジャガイモはゆでてつぶしペースト状に、ベーコンはカリッと焼く。ライ麦パンにバターを塗り、ジャガイモ、ベーコン、温玉の順に乗せ塩胡椒をする。盛るように生ハムと、アマランサスなどのスーパーフードやスプラウトを散らす。彩り鮮やかなレシピです。
スモーブローキッチン中之島さん(@smorrebrodkitchen)がシェアした投稿 - 2016 ...KEI自然食品、オーガニック食品、化粧品、エコ雑貨などを扱うネットショップのプロモーションを約6年、ネットショップ向けのメディア編集を約1年、その後フリーライターとして働いています。30代、既婚。活字と国文学、お酒、うさぎが好き。motto
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